【絶叫】星野リゾート　BEB5軽井沢の「ハプニングステイ」が面白すぎた【おすすめ旅行】

かの星野リゾートが、「居酒屋以上 旅未満　みんなでルーズに過ごすホテル」というコンセプトで、若い世代向けに打ち出しているホテルがあるという話を耳にして以来、酒と旅が好きな私ライター後藤、非常に気になっていました。
しかも何やら、滞在中にあらゆるびっくり＆笑えるハプニングが起こりまくる「ハプニングステイ」プランなるものがあるそう。「ハプニングが起こった旅は記憶に残る」というスタッフの経験をヒントに考えられたものです。

このたび運良くご縁があってご招待いただきまして、ずっと行ってみたかった星野リゾート　BEB5軽井沢（ベブ）にて、この「ハプニングステイ」を体験してみたらめちゃくちゃ面白かったので、レポートします。

◆15時頃　チェックイン＜後半ネタバレ＞

緑あふれる中軽井沢にある、「星野リゾート　BEB5軽井沢」に到着。まず、空気がいい…。

ハプニングステイプランを予約してチェックインすると、「最初にこちらの記入をお願いします」と念書を書くことになります。

「いかなるハプニングにも、腹を立てません。」「挫折せずに、最後まで楽しみます。」

……いや、何が起きるん？

＜ここから結構致命的なネタバレ！＞

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少々怯えつつ記入してフロントの方にお渡しすると、

「お客さま、申し訳ございません、ルームキーをご用意していたのですが、どうやらなくなってしまったみたいで…一緒にルームキーを探してもらえませんか？」

え、ハプニング始まるのめっちゃ早くない？　と思いつつワクワク。

「ルームキーの場所に心当たりはありますか？」とさらっと聞いてみると「1〜2階のどこかに…」とのことでしたが、こちらのBEB5軽井沢は2階建て。全館のどこかって捜索範囲広すぎるがな。と思いながら、なんとなく2階に向かいます。

階段のところにはムササビが飾られていて「軽井沢っぽいなぁ」と、ほっこり。
しかし、探しても見つかりません。途中でそれっぽいものを見つけましたが違いました。スタッフの方にムササビと双眼鏡を渡されながら引き続き捜索します。

最初は「全館が範囲って、広いな…」と思っておりましたが、ルームキーを捜索がてら、全館を冒険気分で見られて楽しくなってきました。クッションの後ろや用意されているボードゲームの隙間などもくまなく探します。

が、見つかりません。
そのとき、ふと思い当たることがありました。

＜ここから致命的なネタバレ！＞

……もしかして。

お前さんか？？

ひっくり返したら案の定、おなかにはルームキー！　これで無事捜索終了、チェックイン完了です！

ところで、おなかからルームキーを取り外せるのかと思いきや、しっかりがっつりくっついてます。え、もしかして滞在中、ずっとこの子持ち歩くんですか？

なんとか小脇に抱えて移動していましたが、まあまあでかいですね。でもかわいいのでよしとします！

◆15時半頃　部屋へ＜全部ネタバレ＞

＜この項目はかなり致命的なネタバレ！＞

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さて、ばかでかいルームキーでドアを開けます。

しかし、その瞬間。

「ギャーーー！？！？！？」

ドアを開けた途端、この旅最大のハプニング発生し私絶叫。GIFでご覧ください。

ムササビがこちらに飛んできてサプライズなお出迎えです！！！

はぁ〜びっくりした。
後でフロントの方に「今までの中でいちばん大きい叫び声でした（笑）」と言われるくらいと叫びました。フロントまで結構離れた部屋なんですけどね…どんだけ叫んだんでしょう。

そしてチェックインした部屋の中は、それはもうハプニングだらけです。

まず部屋がめっちゃデコられてる。HAPPY BIRTHDAY。誕生日半年後くらいなんですけど！？　と思いつつ、なかなかハッピーハプニングです。

風呂に入ると先客のクマちゃん。頭にタオルまで乗せてます。

バスタブの中にはクマちゃんの他に、魚（動く）も。結構ビビります。

トイレに行ったら、……あれ、トイレットペーパーない？　


と思ったらムササビが隠していました。かわいいかよ。それにしてもこの部屋、いったい何匹ムササビいるんだ。

ルームキーのムササビにも愛着が芽生えてきて、ついうっかり、ぬい撮に使い始めました。

こちらロビーのベッドみたいなソファー。

ビールサーバー発見！

なんと、よなよなエールで有名なヤッホーブルーイングの生ビールが飲めます…！　大人気「よなよなエール」をはじめ、軽井沢限定ビール「クラフトザウルス」も。夜に絶対飲みます。

一通り見たところで、近隣へお出かけに出発することにします。飲食店や雑貨店が集まったハルニレテラスを見て、事前に予約していた空飛ぶムササビウォッチング、トンボの湯で温泉に入って軽くディナーという完璧なプランです。（これらは別記事でご紹介）
というわけで、行ってきまーす！

◆夜21時　帰還＜ちょっとネタバレ＞

軽井沢を遊び倒して、帰還。

夜もなかなか雰囲気あります。

＜ここからネタバレ！＞

さて、部屋に戻ったら荷物を置いてさっきのビールでも飲もうかしら…と思いながら宿に入ると、「おかえりなさいませ！　お誕生日おめでとうございます！」と囲まれていきなりスタッフの方にチェキを撮影されるというハプニング発生！　そうだった、これ、ハプニングステイだった！

え、めちゃくちゃ油断してた。完全に油断してた。完全にスッピンです。ハプニングステイ、油断禁物です。

◆夜22時　TAMARIBAでお酒を飲みながらまったり

BEB5軽井沢で特徴的なのが、パブリックスペースの「TAMARIBA（タマリバ）」。中庭・フロント・カフェ・ラウンジを総称したスペースで、24時間滞在OK。いつまでもたまってまったりしていられます。

日頃テラス席のカフェを探しまくっている私としては、かなり天国。外の席はもちろん、窓も大きく開け放たれていて夜の涼しい空気が味わえて、どこにいても文句なしの居心地のよさ。焚き火もいい感じのムード。

ワインの量り売りもあります。最高。「ちょっと飲みたいんだよな〜」というときに、「本当にちょっとだけ！」が許される。これこれ。

というわけでメインは、昼から目をつけていたよなよなビール系列の生ビール、いただきます！

うまい。軽井沢の澄んだ夜の空気をおともに、ふっかふかのソファ席で生ビール。かなりチルです。家から徒歩5分のところにほしい。毎日通いたい。

ワインの量り売りや生ビール軍団など、お酒はかなり取り揃えられているBEB5軽井沢。ですが、ここの太っ腹なところは、持ち込みは自由というところ。この日他に泊まっていたお客さんたちも、持ち込んだお酒やおつまみでワイワイ飲んでいる方がかなり多かった印象。ちなみに徒歩すぐのセブンイレブンは「酒屋？」というくらいお酒が充実しておりました。ビール、日本酒、ワイン、焼酎その他ありとあらゆるお酒がありすぎて目を疑ったほど。私が歴代で見たコンビニの中でトップを争うレベルのお酒の品揃えの良さでした。

しばらくまったりして考えごとなどしつつ、「そろそろ寝ようかな」と部屋へ帰還。

が、しかし、忘れてはいけません。これは、ハプニングステイプランです。

＜ここからネタバレ！＞

早くおふとんにダイブしたい…と思いつつふとんをめくったら…

大量の栗！！！　一瞬本物かと思った（違いました）。あーびっくりした。「栗だけにビックリ…」などと思いながらどかしていきます。めちゃくちゃ仕込まれてる。数が多い。でもさわっても痛くない仕様のやつなので優しい。

栗をどかしたらムササビ（ルームキー）と寝ます。人生でルームキーと寝たことありますか？　私は初めてです。そのくらい愛着が芽生えてきたムササビちゃんと、明日の午前中でお別れなんて寂しい…。

◆朝8時　完全に油断しながらモーニングへ＜ネタバレあり＞

ぐっすり眠りまして、朝食は美味しいと聞いていました「羽根つきフレンチトースト」を注文。サラダとベーコンが大盛りにできるそうで「サラダ大盛りで」と注文。旅行中は野菜が不足しがちですからね。

夜も素敵でしたが、朝の澄み切った空気もまたいいもの。深呼吸をたっぷりして、朝ごはんが運ばれてくるのを待ちます。

＜ここからまあまあなネタバレ！＞

「お待たせしました〜」

出た！！！！！！

ハプニングステイ仕様・バースデーじゃないのにバースデープレート！！

いや、注文のときに、他の人は番号で呼ばれていて受け取りにいく仕組みだったのに、私はなぜか「お席までお持ちします」とかそういうイレギュラーな感じだったんですよ。「よくわかんないけど、もしかしたらメニューによって違うのかな」と思っていたら、ハプニングステイの部屋の人が来たらこれになる仕組みとのこと。11時間前も油断してたのにまた油断してた。サラダ大盛りとかできないやつだった。

ちなみに羽根つきフレンチトーストはサクふわで、噛むたびにじゅわ〜っと出てくる甘さもちょうどよく、とっても美味しかったです。
食後のコーヒーは焚き火を見ながらまったりと。幸せ…。

ちなみに館内はWi-Fiがガンガンに通っており、TAMARIBAはコンセントも大量にあるので、コワーキングスペースとしても使えます（使いました）。テーブルが広くて作業しやすく、気持ちいい空間なのでいつもより仕事が捗ったような気がします。環境って大事。

◆朝11時　チェックアウト

寂しいですがそろそろチェックアウトのお時間。ずっと軽井沢ライフをともにしてきたムササビちゃん（ルームキー）を返却です。

そして昨日21時の帰還時に、油断していて完全スッピンでいきなり撮られたチェキをメッセージつきでいただきました。こういうの嬉しい！

念書にあった「いかなるハプニングにも、腹を立てません。」どころか、おおむねハッピーハッピーになり続けたハプニングでした。
一風変わった旅を楽しみたいあなた、ぜひ旅行先に検討してみてはいかが？