飲食店やスーパーで、名前をよく知っている商品が意外な漢字表記になっていてびっくりした経験はありますか? 大根や人参くらいならまだしも、「牛蒡」「赤茄子」「大蒜」などは何を指しているのか分からなくて戸惑ってしまいそう。こんなふうに、当て字や別名も含めて「知っているのに読めない言葉」ってたくさんありますよね。
本日の漢字クイズも、そんな「知っているのに読めない」モノの名前からの出題です。お題はこちら!
「茘枝」。
こちらの言葉、読み方は「れいし」ですが、じつは私たちがよく知っているモノの当て字や別名としても使われています。いったい何を指す言葉なのか、ヒントを元に推理してみてください。
■ここでヒント!
・ヒント1 フルーツ
「茘枝」は、フルーツの仲間です。直径3センチくらいの丸い形をしていて、赤いウロコ状の皮を剥くと、香りが良くて半透明、ぷるんとしたゼリー状の果実が現れます。
・ヒント2 カクテル
「茘枝」はそのまま食べても美味しいフルーツですが、カクテルにもよく使われています。バーや居酒屋で見かける「ディタ」や「パライソ」は、「茘枝」を使ったリキュールです。
・ヒント3 カタカナで何文字?
今回の正答は、カタカナで書くと「◯◯チ」の3文字です。
答えは推理できましたか? では、この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は、こちら!
「茘枝」の正体、正解は「ライチ」でした。
ライチは中国原産の植物で、中国語では「茘枝」と書き、日本でも「茘枝」がそのままライチの別名・当て字として使われることがあります。ちなみに、「ディタ」と「パライソ」はどちらもフランス生まれのリキュールでライチを使用していますが、製造している会社が異なります。ライチもお酒も好き、という方は飲み比べてみると楽しいかもしれません♪
CanCam.jpでは、毎朝6時に漢字クイズを更新しています。明日の出題もお楽しみに!
(豊島オリカ)