「有名人からのDMナンパ」は本当にあった…。やりすぎ加工、ネガティブ投稿…人気インフルエンサーが語る”SNSのモヤモヤ”

閲覧時間の長さに『モヤッ!』

──みんなはデジタルデトックスしてる?

【神谷】今はSNSの投稿も仕事の一環だから、なかなかできていないな…。というよりも、20代のコのほとんどが「SNSを手放せない!」という生活をしていると思うし、こういう仕事をする前から、友達のインスタ見たりとか、1時間に1回はチェックする習慣があったかも(笑)。

【伏屋】そうなんだ! 私はSNSが苦手で。仕事柄「写真撮らなきゃ」って焦りがちだからこそ、生活の中心がSNSにならないようにしてる。

【斉藤】そうだよね。投稿のためだけに「ここに行って、これ食べる!」ってなるのは私も嫌。一緒にごはんを食べに行っても、一生写真撮っている人もいない? 前菜や主菜が全部テーブルにのっている写真を撮りたいって言うから、オーダーした料理が全部届くのを何分も待つハメになったことあるよ(笑)。

【神谷】えぇ、私なら冷めないうちに食べたい!

【斉藤】だよね。そのときは、「待って!」ってお願いされて、何も言えなかった(泣)。

【伏屋】そうやってインスタがすべてみたいになってしまうのは嫌だよね。だから私はデジタルデトックスを意識的に行ってる。旅行に行くときなんかは完全にスマホ触らなかったり。

【神谷】それはすごい! 私は触っちゃうなぁ。

【伏屋】でもそれはそれでSNSの投稿やチェックも仕事だから少し罪悪感もあるんだよね。

【神谷】なるほどね。あ、私のデジタルデトックスって勉強時間なのかも。試験前は嫌でもスマホ触る余裕なくて、図書館に籠っているよ(笑)。

【伏屋】さすが東大生、かっこいいデトックス方法だね! 斉藤さんは?

【斉藤】私は最近SNSとの丁度いい距離感を見つけたの。「投稿する写真を撮らなきゃ!」って思うのは理想が高いから重荷に感じちゃう節があるんじゃないかと思って。昔は私もインスタを面倒に感じていたけど、ハードルが高くなっていただけみたい。ある日適当に撮った写真を投稿してみたら、ファンの方がいつもと同じように喜んでくれて。それで、別に世界観を作り込みすぎなくても大丈夫なんだって思えて、一気に自分のハードルが下がって、自然と無理なく続けられるようになった♪

【神谷】なるほどね、ハードルを上げすぎないっていうのもポイントだ。理想的なSNSとのつきあい方かもね!

【伏屋】いやぁ、SNSって奥深い! モヤを減らして楽しく使っていきたいね♪

結論:理想を下げてSNSとの適度な距離を保とう


編集後記

エディターY(社会人5年目):女性が8割の編集部で奮闘中のアラサー男子!
座談会では、「PR投稿が多すぎてSNS上で本当のオススメ商品を探すのが難しい!」という意見も3人一致。僕もたびたびSNSでバズったダイエットサプリに手を出しては効果を得られていないので、誇大広告に惑わされず、この秋はジム通いをコツコツがんばります…。

エディターK(社会人1年目):学生時代は寿司屋と探偵事務所でバイト♪
普段からSNSに載せるためにごはんの写真を撮ったり、投稿文を頭の中で考えたり。気づいていないだけで、小さなストレスになっているのかも…?と自分を省みる機会になりました。あくまで生活を豊かにするツールだから、SNSとの理想的な距離を保ちたい!

CanCam2023年11月号「CanCam it girl総研」より
イラスト/佐藤麻美 構成/川口里那、山下 樹 WEB構成/久保 葵