「足」と「脚」の違いって知ってる?実は明確に違うんです!
普段からよく使う「足」や「脚」という漢字。どうやって使い分けるか知っていますか? 「あの人は足が長い?脚が長い?」どちらが正解でしょう。実はきちんと使い分け方が決まっているんです。今回は「足」と「脚」の違いや「肢」の意味をご紹介します。
「足」と「脚」の違いとは?
さっそく足と脚の違いについて解説します。
足とは?
「足」は足首から下の部分を指します。英語で言うと“foot”です。
脚とは?
「脚」は太ももの付け根から下の部分全体を指します。英語で言うと“leg”です。胴体より下の部分ですから、当然「足」の部分も含んでいることになります。
「足」と「脚」の使い分け
「足」と「脚」が指している部分の違いだということがわかりましたが、どうやって使い分ければいいのでしょうか。
まず人に対して使う場合は「足」、物や事象など人以外に対して使う場合には「脚」を使うことが多いと覚えておきましょう。
たとえば、「足手まといだ」という言葉は人に対して使うので「足」。「雨脚が強い」という場合は雨に対してなので「脚」を使います。
また虫に関しては「脚」を使うことも覚えておくと完璧ですよ!
肢(し・てあし)とは?
「あし」を意味する漢字には、足・脚以外にも「肢」があります。この漢字は、常用漢字としては「し」、常用漢字外では「てあし」と読み、動物や昆虫などの「あし」を表したり医学用語などで使われたりします。「肢」の意味を辞書で見てみましょう。
し【肢】
1 手足。「肢体/下肢・義肢・四肢・前肢」
2 本体から分かれ出たもの。「選択肢」
肢という漢字には、本体から分かれたものという意味があるため「手」のことも「肢」といいます。
【まとめ】
足と脚の違いについて解説しました。同じ「あし」という音に対して、3つも漢字があるなんて日本語って難しい……。ですが、これで今日から足と脚の使い方に迷わずにすみますよ!