【意外と読めない】秋+心で「愁い」、何と読む?

馴染みのある漢字でも、送り仮名によって読み方が難しくなるような言葉はたくさんあります。たとえば「時化る」「真っ新」「私か」など…これらの日本語、大人はスッと読めたらかっこいい! 小説などで出てきたとしても、読み方を調べる手間を省けます。
ということで今回は「読めそうで読めない日本語」シリーズからこちらのクイズを出題!


愁い」。
「秋」+「心」が組み合わさった漢字に送り仮名「い」を付けて「愁い」。一度は耳にしたことがあると思います。いったい何と読むか、ヒントをもとに推理してみてくださいね。 

■ここでヒント!

まずは言葉の意味を確認しましょう。小学館デジタル大辞泉によると「愁い」の意味は次のとおり。

嘆き悲しむこと。憂鬱 (ゆううつ) で心が晴れないこと。

ネガティブな感情を表す言葉で、類語として「憂鬱」や「哀愁」という言葉が挙げられます。
「愁い」と使って例文をつくるとするならば…「いつも明るい親友が、愁いに沈んだ表情をしている。」という感じ。「愁いに沈んだ」「愁いに満ちた」「愁いを帯びた」「愁い顔」と繋げて使うことが一般的です。

ひらがなで書くとすれば「○○い」、送り仮名も含めて3文字。ちなみに同じ読み方で「憂い」という漢字表記があります。

さて、推理できましたか? それでは正解をみてみましょう。

■正解はこちら!

「愁い」の読み方、正解は「うれい」でした。
「うれい」は「憂い」という漢字表記もあり、意味は次のとおり。

予測される悪い事態に対する心配・気づかい。

「愁い」は“悲しむ・心が沈む”、「憂い」は“心配する・気づかう”というニュアンスで区別して使います。
ちなみに、この2つの漢字が合わさった「憂愁(ゆうしゅう)」という言葉も存在し、意味は“うれえ悲しむこと、気分が晴れず沈むこと”。この言葉もセットで覚えてみてくださいね!

CanCam.jpの日本語クイズは毎朝6時に更新中。頭の体操がてらに、ぜひ他の問題も解いてみてください♪(Mai)