Woman Insight編集部(以下、WI) お誕生日、おめでとうございます! さっそくですが、32歳の1年間はどのような年でしたか?
森 絵里香さん(以下、絵里香) 2011年に『AneCan』のモデルになってからこれまで、モデルとしてどのように自分を表現していこうか、ずっと悩んできたんです。でも、単独表紙を撮影していただいたことが自信につながり、今年はさまざまな現場で自信をもって撮影に臨むことができるようになったと思います。
WI 単独で表紙を飾られた、というのはかなり大きな出来事ですよね。ほかにもなにか、自信につながった出来事はあったのでしょうか。
絵里香 マラソンですね。昨年、ホノルルマラソン出場に向けてずっと練習を続けていたのですが、トレーナーの方についていただいているとき以外は、基本的にひとりで練習をしていました。すると、自分と向き合う時間が増えるんですよね。そのおかげで、以前よりも集中力が高まった気がします。以前は、考えてもなかなか答えの出ないことは一旦置いておき、ひとまず目の前にあることをするようにしていたんです。
WI そこから、考え方が変わったと。
絵里香 いまでもその考え方自体は悪くないと思っているんですけど、もう一歩踏み込んで「もっと突き詰めていったら答えが見つかるかもしれない」と思えるようになったんです。これは、マラソンのおかげだと思いますね。
WI モデルとしての活動にも変化はあったのでしょうか。
絵里香 そうですね。たとえば撮影現場でひとつのカットを撮影するときでも「もうちょっと違った表現ができるんじゃないか」と、踏み込む勇気が出るようになりました。単独表紙を飾ったことも、マラソンを続けてきたことも、いろんなことが重なって、自分自身に向き合えた年だったと思います。ようやく、自分自身が見えてきたというか。
WI それだけマラソンを続けてきたとなると、体型にもかなり変化が出そうですが。
絵里香 周りからスタイルについて「良くなってきたね」「締まったね」と言われることは多くなりました。それも、自信につながりましたね。30歳をすぎると、若いころとは身体のラインが変わってくる。それを否定しているつもりはなかったのですが、やっぱり「良くなった」と言われるとうれしいもので。
WI それによってポージングも変わってくるのでしょうか。
絵里香 いままでは、あまり自信のない部分をポーズでカバーすることもあって。たとえば、ウエストを細く見せたいからひねってくびれを出したりとか。いまはそういったことをしなくてもよくなったので、ポーズの幅が広がりましたね。