Oggiモデル石井美絵子が「このままでは芝居が嫌いになる」という状況に陥った原因とは?

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WI 前作までに経験のなかった苦労を初めて体験しているんですね。

石井 今回演じる役が、けっこう感情をむき出しにするシーンが多くて。本当に役者さんってすごいなぁ……と心から思いました。いまは練習の段階なのに、エネルギーをすごく使うので、稽古が終わった後の脱力感がすごいです。

 

WI 昨年のインタビューで、石井さんは、いつも必ず好きな漫画を持ち歩いて読んでいると言ってましたが、それが癒しになってくれるのでは?

石井 実は……ミュージカルをやるようになってから、アニメや漫画とか、ほかの作品を見るのをやめていたんですよ。もし漫画を持ち歩くことがあっても、ストーリーが複雑じゃない、毎回オチが同じような漫画にして、感情が刺激されないものを選んでましたね。でも……いまは辞めました。

 

WI それはなぜ?

石井 『逆転裁判2』の稽古をはじめてから、「このやり方だと、私、芝居が嫌いになるかも」と思ったからです。これは、演出家の方にも言われました。自分の中で、どうしてもうまくいかない演技があって、演出家の方に相談したら、「このままだと演技が嫌いになるよ。そうなってほしくないから、いまこうしてディスカッションしてるんだよ」って。