「なんじなんじ」じゃありません。「何時何時」の2つの読み方、知ってる?

小学生でも読めるような簡単な漢字なのに、送り仮名や組み合わせによって「えっ、読めない」とびっくりしてしまうことがあります。たとえば、「急度」「能く」「私か」など。ちなみに、すべて読み方を聞けばおなじみの日本語なんですよ。
そんな「読めそうで意外と読めない日本語」クイズから、本日挑戦していただくお題はこちら!

何時何時」。
こちらの日本語、読み方は「なんじなんじ」……ではありません! じつはちょっと意外な読み方を、しかも2つも持っている日本語なのです。いったい何と読むのでしょうか?

■ここでヒント♪

今回推理していただきたいのは、「何時何時」の2つの読み方。両方ともクリアするために、まずはヒントを見てみましょう。

・ヒント1 真ん中で分けてみる

「何時何時」の読み方は「なんじ・なんじ」ではないですが、区切り方としてはある意味合っています。「何時+何時」という形に真ん中で分けてみると、読み方が見えてくるかもしれません。

・ヒント2 「何時」だけなら何と読む?

真ん中で分けたら、「何時」のみでの読み方を思い浮かべてみましょう。読み方がいくつか浮かんできたら、それを組み合わせれば答えに辿り着けそうです。

・ヒント3 ひらがなで何文字?

今回の正答は2つ。それぞれをひらがなで書くと、1つめの正答は「◯つ◯つ」の4文字に、2つめの正答は「◯◯◯◯◯き」の6文字になります。

さあ、謎は解けましたか? それでは、この辺りで正解を見てみましょう。

■正解は……こちら!


「何時何時」の読み方、正解は「いついつ」と「いつなんどき」の2つでした。

小学館デジタル大辞泉によると、「いついつ」の意味は「しかるべきある時。何月何日。」というもの。たとえば、「いついつまで、と期限を切る」というふうに使われます。
そして「いつなんどき」は、「“いつ”を強めた語」です。会話でも「いつなんどき事故にあうか分からない」というように使われます。(どちらも小学館デジタル大辞泉より抜粋)

「何時」の2文字には複数の読み方がありますが、それが重なることでさらに読み方の選択肢が広がるのですね。日本語って奥深いものです!

CanCam.jpでは、毎朝6時に日本語クイズを更新しています。明日の出題もお楽しみに♪
(豊島オリカ)