年末に向き合いたい、クローゼット整理。「不要な服の処分法」&「服を増やさない」プロの技を公開!

SDGsにも貢献!増える服と上手に賢く付き合う方法

お正月は、ゆっくりと休みながら家の大掃除やクローゼットの整理をしよう!と計画している人のために…ファッションPR伊藤有佳さんが実践している、服の減らし方&服を増やさない方法を大公開。減らしても減らしてもまた増えてしまうのが”服”。減らした分、気づくとまた増えている”服”問題を解決すべく、買い物のコツやプロの整理術をレクチャーします! 

①寄付に繋がる「古着deワクチン」で服を大量整理!

「服を整理するたび、自分では着ないけれど、まだまだ着られる服もたくさんあるし…ごみ袋に入れて捨てるのは心苦しい! 着なくなった服を何かの役に立てることはできないかな…と思い、衣替えの季節に利用するようになったのが”古着deワクチン”への寄付なんです」by伊藤さん

「古着deワクチン」とはどんなサービス?

“古着deワクチン”とは、専用の回収キットを購入し、そこに不要になった衣類や靴、バッグなどを入れて送るのですが、回収キットの購入代金が開発途上国の子供5人分のポリオワクチンとして寄付できる仕組み。洋服などの売上げの一部もワクチン寄付になるので、サステナブルなサービスとして注目度もUP!

■手順は簡単!購入した専用キットに詰めて送るだけ

作業はとても簡単で、HPより専用の回収キットを購入するだけ。ポスト投函されるので受け取りの必要もなし!

着払い伝票と専用の袋が届いたら、いよいよ不用品を整理。袋の中に不要な衣類などを入れて、あとは配送業者に集荷を頼んで送るだけ♪

専用の袋には、衣類30枚ぐらいは余裕! この袋、まだ入るの?と驚くほどの大容量で(25㎏分入るのだそう)、とても頑丈(これ以上は入れないで!というマークがあります!)。靴やバッグなども回収してくれるので、履かなくなったスニーカーとバッグなどもOK。

自分にとって役目を終えたものでも、誰かの役に立つのであれば活用してもらいたい、そんな思いで”古着deワクチン”を利用。送った後は、気持ちも部屋もスッキリ♡ 

出来ることを出来るときに出来るだけ…、その気持ちを持ち続ければ、環境への配慮などサステナブルな取り組みに少しは協力できるはず。身近に始められる“古着deワクチン”なら、不用品の再活用というかたちで参加できるので興味のある方はチェックしてみてくださいね!

②絶対に失敗しないアウターの買い物術

クローゼットを整理していると、スペースをとる割に…なかなか処分できないのがアウターだということに気づきます。これ高かったし…来年は着るかも…と手放せずにいると、どんどん増えていく一方。アウターはお値段も張るので、せっかく買うなら賢く買いたいし、長く着られて上手に使えるものを選びたい、と思いますよね。ファッションに散財をしてきた私が辿り着いた、賢いアウターの選び方&保管方法をお伝えします!」by伊藤さん

今一度!アウターのサイズ選びは正しいか!?

当たり前でしょ!と思うかもしれませんが、これすごく大事です。オーバーサイズやジャストサイズ…etc.最近はいろいろなサイズ感の服がありますが、自分のサイズに合っていない or シルエットが似合っていない場合は無理に買わない。他にも、セールで安くなっていたり、欲しいアイテムに自分のサイズがないときなど、せっかく安く買えるし! とか、少し大きいけどいいかな~と誘惑される時がありますが、これも絶対にダメ。

私の体験からも、サイズが合わない服は、確実に着る回数が減るというデータが…。その理由は、着たときの全身バランスがイメージしていたものと違うから。パンツもスカートもインナーも、バランスが微妙に変わるとなかなかしっくりこないのです。買ったアウターのために合わせる服を買い直すのは不本意だし、頑張って着てみたとしても、似合っているのかどうかが気になっちゃう…。結果的に、”この服あんまり着なかったなぁ~”になる可能性大なので、サイズが合わないものはどんなに欲しくても買わない方が賢明です。

トレンドアウターは2年は着られる!

これは私独自の発見。どんなトレンドも約2年間は大きく変わらないと思っています。ムーブメントが浸透するまでに2年くらいかかるのか、ここ数年のトレンドを思い返しても、確実に2年間は同じものが今っぽく着られます。なので、トレンドのアウターで気になる素材や形があるときは、早めにゲットするのがおすすめ。

この流行りは続くのか?と言われていた、キルティングやボアはもはや定番になっているし、オーバーサイズのアウターも今では子供服にまで浸透中。ハイブランドのコレクションを皮切りに発信されるトレンドは、ファッショニスタやSNS、雑誌が取り上げて、さらに広がるまでにおよそ2年はかかる!というのが私の見解です。

今季は、ジレやスタジャン、ハーフ丈のアウターが人気! 今買っても3月あたりまで使えるので、まだまだアウターコーデが楽しめます。アウターの出番が長い冬、今気になっているアイテムは来年も着られる可能性が大なので、サイズやシルエットが合うものを選んでみてくださいね。

長く愛用するアイテムのお手入れや保管は?

実は、アウターを大切に着るために必要なのがお手入れ。私はお手入れを強化することで、アウターを長く大切に扱うようになりました(大切なニットも同じ!)。

私のお手入れは、シーズン終わりにクリーニングをして保管サービスに預ける、という簡単なことなのですが、これが本当に便利! 宅配クリーニング「lenet(リネット)」のプレミアムクロークサービスを利用しています。

こちらは、クリーリング後にそのままアウターを預けるサービス。私はクリーニングに運ぶのも、クローゼット保管も避けたいので、このサービスが助かっています。 全品無料で、シミ抜き・毛玉取り・ドライ全品リファイン加工・柔らか加工など、細かいクリーニングサービスをしてくれるうえに、旅行などでアウターが必要になった時は、保管中の服を取り出すことも可能です。しかも、この手続きがスマホでできちゃう手軽さも魅力! そして、いちばん嬉しいのは…クリーニングによって、冬に活躍したアウターが蘇ること。きれいな状態で保管しておくと、次の年も新品同様の気分で着られるので、勢いでアウターを買ってしまう…という衝動買い抑制にも効果的。

保管サービスを利用すると、自分が持っているアウターか把握できるので、買い物の際によ~く吟味する習慣が。本当に必要なものを買おう!という気持ちになります。気になる費用ですが、私の場合は新しくアウターを買うより、クリーニング&保管を依頼するほうがずっとずっとお得! 

ちなみに生地が傷んだり、着なくなったアウターは、古着の回収サービス”古着deワクチン”を利用してリサイクル。物を長く大切に扱い、無駄に買わないこともSDGsのひとつ。2023年も賢く気持ちのいい買い物をしていきましょう。

【おしゃれ番長のトレンド塾】
アパレルのプレスを15年経験したファッションアドバイザー・伊藤有佳さんが、おしゃれすぎる私服を中心に、トレンド服をナビゲート。本人のInstagram(@yuka_____ito)も必見です! linktr.ee/yukaito

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