…こっそり教えて!今年の冬のボーナス、ぶっちゃけいくら?何に使う?

12月は冬のボーナスの時期!

12月を迎えて、身にしみるような寒さになってきました…。もうすっかり冬ですね。そんなわけで、今年も冬のボーナスの時期がやってきました! 皆さん、もう使い道は決めましたか? 

ここでは、Job総研が実施した「2022年 冬ボーナス実態調査」をもとに、今年の冬ボーナスをみんなはどうしているのか、チェックしていきます!

ボーナスの支給はある?

今年の冬のボーナスの支給の有無について聞いたところ、「支給あり」と答えた人が61.3%と多数派になりました。「支給あり」と回答した人に、支給額を聞いてみたところ平均69.8万円、中央値は54.5万円でした。

ボーナスの金額には満足?

ボーナスの支給額への満足度を調査したところ、「とても不満」「不満」「やや不満」と回答した“不満派”が52.5%と、過半数を占める結果となりました。

今年の冬のボーナス「支給あり」と回答した人に、理想の支給額を聞いてみたところ、平均で173.0万円、中央値で100.0万円でした。先ほどチェックした実際の支給額と比べてみると、平均の方で103.2万円、中央値の方で45.5万円の差があります。かなり大きな差ですよね。「ボーナスの額が低すぎる!」と感じている人が多いということでしょうか? この理想と現実とのギャップの大きさが不満に直結しているのかもしれませんね。

冬ボーナス支給有無の推移は?

ここ数年で、冬ボーナスの支給の有無は変化しているんでしょうか? コロナ禍に入った時期も含む、2018年から2022年までの推移を見てみましょう。昨年と比べると、今年の支給率は7.3%増加しているようです。コロナ禍に入ってから初の冬ボーナス支給となった2020年と比較してみても、11.3ポイント増加しています。冬ボーナスの支給率はコロナ禍に関わらず、毎年増加傾向にあるようですね。

今年の冬ボーナスの支給額は多い方なの?

冬ボーナスの支給額の推移も見ていきます。2018年から2022年までのうち、平均が最も高かったのは2020年の71.3万円でしたが、中央値が最も高かったのは2019年と2021年の55万円でした。ちなみに、今年の冬ボーナスはこの中で、平均額・中央値ともに2番目に高い額でした。

冬ボーナスの使い道は?

今年の冬ボーナスの主な使い道を聞いてみたところ、「貯金」と回答した人が63.4%と、ダントツで一番多い回答になりました。その他、「買い物」が36.6%、「旅行」が33.6%と続いています。「貯金」と回答した人の割合が高いということは、お金の使い道に対する堅実傾向を表しているのかもしれません。

今年のボーナスからどれだけの割合を貯金に回すか聞いてみたところ、このような結果となりました。「ほぼ全額貯金」「半分以上を貯金」「半分以下を貯金」と回答した290人に聞いた、貯金に回す額を平均すると42.4万円となり、中央値は30万円でした。今年の冬ボーナスの平均額が69.8万円なので、その60.7%を貯金に回していることになります。かなり高い割合ですよね。回答者からは具体的にこのようなコメントがありました。

・物価高騰がこの先も続くことを考えるとボーナスもらっても使えない
・物価高騰で生活がギリギリの状態だったのでボーナスはありがたいです
・日本経済が先行き不透明で不安なのでボーナスはほぼ貯金に回します
・老後のための自己資金を貯めるためにボーナスの半分以上は貯金する予定です
・ボーナスは貰えたけど少ない額なので資産運用に回して地道に増やします

物価高騰を考えると安易に使えない…というような声が多くみられますね。ボーナスを貯金に回す背景にはこうした情勢の影響が大きいようです。

冬ボーナス、あなたは貯める派?それとも使う派?

せっかくのボーナスなので、できるだけ有意義に使いたいですよね。コロナ禍や物価高騰のことを考えると、気軽にお金を使いづらいかもしれませんが、貯金したり、プチ贅沢をしてみたり… 自分にとって後悔のない冬ボーナスの使い道をこれを機にじっくり考えてみてくださいね。(石川智香子)

情報提供元/株式会社ライボ