働く女性の約6割がボーナスなし!2021年夏のボーナスの理想と現実が違いすぎた

2021年夏のボーナス平均は31.7万円!約6割が支給なし!?


働く世代の年に2回ある楽しみと言えば、「ボーナス」ですよね。コロナ禍になって2度目の夏のボーナスということで、去年と比べた支給額も気になるところ。

「女の転職type」は、2021年の夏のボーナスについて、女性648人にアンケート調査を実施。実際のボーナス支給額や、その使い道について、リアルな声をご紹介します!

 

2021年夏のボーナスはいくらだった?

※離職者除く
※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他

就業中の人すべてに聞いたところ、「0(なし)」と回答した人が62.7%と最多に。正社員・契約社員のみで見ても、「0(なし)」が48.2%で最多になりました。働いている約半数の女性が、ボーナス支給がなかったということになりますね。コロナの影響でボーナスが支給されなかったという方も多いためか、ボーナス支給に関してなかなか厳しいと言えそうです。ちなみに、就業中のすべての人の平均支給額は31.7万円、正社員・契約社員に限定すると平均31.9万円という結果になりました。

 

2021年夏のボーナスの満足度は?

※離職者除く
※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他

就業中の人すべてでも、正社員・契約社員のみでも、「かなり不満足」が最多という結果に。特に正社員・契約社員では44.4%と、約半数の女性がボーナスに対してかなり不満足であるそうです。本来支給されるはずだったのになかったり、ボーナス額が減額していたりと、正社員・契約社員の人の方がショックが大きかったかもしれません。

 

ちなみに…2020年夏のボーナスはいくらだった?

※離職者除く
※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他

2020年の夏のボーナスでも、就業中の人すべてでは57.6%、正社員・契約社員のみでは45.5%と、「0(なし)」が最多でした。しかし、今年よりは「0(なし)」の割合が少し低くなっています。昨年の4月頃から広まった在宅ワークや時差出勤の影響が、今年の夏のボーナスに出ているのかもしれませんね。

また、平均で見ると就業中の人すべてでは30.4万円、正社員・契約社員のみでは30.6万円と、今年の平均のボーナス額の方が少し高い結果に。業績が伸びた企業と、逆に業績不振の企業とで、支給されるボーナス額がかなり異なっているのではないかと思われます。

 

2021年と2020年のボーナス額の差は何が要因?

最も挙げられた要因として、「会社の業績」(24.0%)が挙げられました。それに付随するコメントとして、やはりコロナウイルスの影響はかなり大きかったようです。「会社の業績」に次いで、「退職」(14.6%)、「転職」(12.2%)と続きました。転職が当たり前の時代ですし、コロナウイルスの影響で職を変えた人も多いですから、上位に来るのは納得ですよね。

 

理想の夏のボーナスは?

※「理想」:アンケート回答者全員
※「現実(2021年)」:就業中のアンケート回答者(離職中の人を除く)

理想のボーナス額では「50~99万円」が最も多く47.3%、しかし現実でこの額を支給されている人は、全体の6.0%でした。理想と現実のボーナス額で平均をとると、理想額が52.5万円、現実額が31.7万円と、約20万円も差がありました。先行きが不透明な世の中ですが、理想額に少しでも近づくように、日々の業務をしっかりこなしていきたいですね。

 

夏のボーナスの使い道は?

2021年・2020年ともに「貯金」と回答した人が最も多い結果に。昨年から交際費や外食代があまりかからなくなったからか、自然と貯金できたという人も多いはず。「貯金」に続いて、「生活費に充当」(2021年・10.0%、2020年・10.8%)、「ファッション・美容」(2021年・6.9%、2020年・9.4%)と続きました。日々の生活のもので少しいいものを買ってみたり、自分に投資したりと、QOLを高められることに使った人が多い印象でした。

 

ボーナスに対する満足度が低かったからか、堅実な使い道をする人が多い印象でした。もちろん貯金にまわすことも大切ですが、日々頑張っている自分へのご褒美として少し贅沢するのも◎。仕事のモチベーションにも繋がりますよね。(岩川菜奈)

情報提供元/『女の転職type』