男女500人に聞いた!「ボーナスで無駄遣いしたこと」ランキング1位は…

男女で意外な差が! ボーナスで無駄遣いしたことランキング


12月に入り、今年も残りわずかとなりました。12月と言えば冬のボーナスの時期でもありますよね。コロナ禍ということもあり、ボーナス期を思う存分楽しめないという人も多いかと思いますが、普段よりちょっと贅沢したい人は多いはず。しかし、ボーナスとしてまとまったお金が入ったものの、無駄遣いをしてしまった経験がある人、意外と多いのでは?

そこで今回は、株式会社ビズヒッツが10代~60代の男女500人を対象に行ったアンケートを元に「ボーナスで無駄遣いしたことランキング」を紹介します。貴重なボーナスを無駄にしないためにも知っておくべき情報がたくさん出てきました。さっそく見ていきましょう。

 

ボーナスの無駄遣い、平均額は約15万円


「せっかくのボーナスをなんであんなことに使っちゃったんだろう? 」って後悔したことがある人はけっこう多いはず。ということで、まずはじめに「ボーナスを最も無駄遣いしたときの金額は? 」と聞いてみました。結果はこちら。

ボーナスを最も無駄遣いしたときの金額

10万円以内の人が67%と7割近かったものの、残り3割強の人が平均を引き上げ、平均額は15万6,000円となりました。けっこうな額を無駄にした経験があるようですね。まとまったお金が入ると、ついつい使ってしまいがちですが、何に使うかはよく考えるべきです…。

 

ボーナスのうち、10万円前後を無駄にしたことがある人が多いと分かりました。次は、無駄にした中身について男女別に見てみましょう。

 

女性は「必要ないものを買って後悔しがち」


平均15万円ほど、ボーナスを無駄遣いした経験がある人が多いと分かったところで、ここからは実際何に無駄遣いをしたのか具体的に探っていきます。まずは女性編、TOP7から順に発表していきます。結果はこちら。

 

■第7位(同率):ダイエットグッズ/ジム入会

・家で運動しようと思い立って購入したフィットネスバイクですが、結局数回しか使ってない…。(40代/女性)
・流行りのダイエット器具を購入してしまった。(30代/女性)
・ジムの入会費と月額料金の半年間分。ほとんど行かなかった。(20代/女性)

7位は「ダイエットグッズやジム関連」という結果に。「最近、運動してないな」「ちょっとたるんできたかな」そんな悩みを解消できそうなダイエットグッズは魅力的ですよね。巻くだけでお腹周りが鍛えられると謳われているもの、乗馬型のもの、ランニングマシンなど、様々なダイエットグッズの名前が出てきました。しかし、やる気100%なのは購入時だけで、ほとんど使わなかった人も…。また、パーソナルジムに入会したものの、数回行って静かに退会したという人も複数いました。

それなりに高額なものなので、ボーナス期にやる気が入って購入・入会する人は多いと思いますが、意外と長続きさせるのは大変ですよね。購入前に目的と目標をよく考えないと後悔することになりそう…。

 

■第7位(同率): 旅行

・どうしても泊まってみたいというだけの理由で、帝国ホテルのスイートルームに一泊した。(30代/女性)
・一人旅の旅館に星野リゾートを選択した。(20代/女性)
・ボーナスが出たから旅行しようとなったが、計画する気になれず宿泊先の素泊まりホテルだけ予約して決行。特にやることもなくウロウロし、適当な店でご飯。お金と時間を無駄にした旅行だった。(30代/女性)

「旅行」も同率7位。旅行自体は有意義なお金の使い方に思われますが、「一人旅なのに超豪華な旅館に泊まってしまった」「旅先で豪遊してしまった」「ビジネスクラスで行って、スイートルームに泊まってしまった」など、贅沢をしすぎたと後悔する人が多いようです。また、無計画で行ったため、せっかくの旅行なのにちゃんと楽しめなかったと後悔している人も。

有意義に感じられる旅行であっても、ただただお金を使うだけの旅行になってしまうともったいないですよね。焦らず、中身をしっかり固めてから出掛けた方が良さそう。

 

■第6位:ゲーム関連

・オンラインゲームのアイテム。かわいいアバターが欲しかった&強い武器を作りたくて課金をしたが、欲しいものは出ず、半年後にはサービス終了。そのお金でおいしいものでも食べればよかった…。(40代/女性)
・何を思ってかゲームセンターでUFOキャッチャーをやれるだけした。(20代/女性)
・スマホゲームのガチャに全て突っ込んだ。(20代/女性)

6位は「ゲーム関連」。スマホゲームのガチャ課金に使ったことを後悔している人が6割を超えました。「欲しいアイテムがなかなか出ない」「いくらお金をかけてもキリがない」といったことのほか、課金していたサービスが終了してしまったという人も。また、ゲームセンターのクレーンゲームに数万円使った人も複数いました。

お金があると思うと、ついつい衝動的になってしまいますが、限度は決めておいた方が良さそうですね…。

 

■第5位:飲食代

・ただひたすらに食べ飲み歩いて使い切った。(20代/女性)
・ボーナスが入り、嬉しすぎてその日の仕事終わりに飲みに行った。飲み歩き、記憶が飛び、覚えているのは数十万のお会計。ボーナスの半分が消えた。(20代/女性)
・外食することが増えて、食費がかなり増えた(30代/女性)

5位は「飲食代」。飲み歩いたり高級な食事会をしたりして、ボーナスを消費してしまった人が多数いました。羽目を外して飲んだ結果、10万円以上散財してしまったという人も。また、一時的に家計が潤ったことで外食三昧になったり、エンゲル係数が高くなったりして、出費が増えたことを後悔している人もいるようです。

普段よりちょっと贅沢するのはもちろん良いですが、そのときの気分だけで散財しすぎないよう注意しないといけませんね。

 

■第4位:ギャンブル/宝くじ

・パチンコをして派手に負けてしまった。(30代/女性)
・スロットにつぎ込んだのですが負けてしまった。(30代/女性)
・よく当たるという有楽町のお店で宝くじを大人買いしたが、必ず当選する300円しか当たらなかった。(40代/女性)

4位には「ギャンブル/宝くじ」がランクイン。数千円から3万円ほどと比較的少額な人が多いようですが、思うような結果が出ず後悔した模様。特に、宝くじは量を買わないと当たらないと思って、お金に余裕があるときにたくさんつぎ込んでしまいがち…。そう簡単には当たらないと分かっていても、一時の欲を抑制するのは意外と難しいものですよね。

 

■第3位:美容/エステ/脱毛

・高級エステサロンのダイエットプラン一括払い。(40代/女性)
・使いもしないのに4万円の電動洗顔ブラシを買った(20代/女性)
・目の下のたるみが気になり美容整形に手を出してしまった。思った以上にすぐ元に戻ってしまって、納得のいく効果を得られなかったので無駄遣いしたと後悔した。(30代/女性)

3位は「美容系」という結果に。美容系の施術や、痩身エステ・脱毛は数十万単位のお金がかかるため、ボーナスで支払いをしたりローンを組んだりする人も多いです。しかし、多くの美容系施術やエステは効果が永久に続くわけではないため、「無駄なお金を使った」と後悔してしまうのかもしれません。脱毛に関しては、セルフ脱毛器を購入したが、面倒で使わなくなったとの声も寄せられました。

女性にとって大切なことなので、全てを無駄だったと言い切る必要はないかもと思いますが、情報収集といった事前のリサーチが大事になってきそうですね。

 

■第2位:ブランド品

・グアムで購入したブランドバッグ。一生使える高級ブランドのバッグと思って買ったが、高級すぎて日常使いできないし、大事に保管してたら時代遅れになってしまった。(40代/女性)
・当時、都内まで通勤していたのもあり見栄を張ってブランドのバッグを一括で買ったが、見た目だけで機能性やサイズなど全く考慮していなかったために活用できずお蔵入りした。(40代/女性)
・ハイブランドのシャツ。数年前に8万円で買っていまだに未着用。着ていく場所がない。(40代/女性)

2位は「ブランド品」がランクイン。「ブランド品が無性に欲しい」という時期を経験した30代~40代から多くの票が集まりました。確かに、ハイブランドのバッグや靴、時計を身につけると、自分自身も一段階レベルが上がったような気持ちになりますよね。お店の素敵な雰囲気に気分が上がって、数十万円のバックや時計を衝動買いしたという声も多く寄せられました。しかし、「小さすぎて何も入らない」「持っていく場所がない」「もったいなくて普段使いできない」などの理由でほとんど使わなかった人も多数。文字通り、宝の持ちぐされになってしまったようです。

ブランド品も時には必要ですが、使えなければ意味なしです…。機能性などをよく確認した上で、購入を検討しないといけませんね。

 

第1位:服/ファッションアイテム

・店員さんにおだてられて購入したデニム。「無理やり履くくらいのサイズが後々丁度良くなる」と言われて買ったが、キツすぎて座れないわ、気分悪くなるわで履くことはなかった。(30代/女性)
・冬のボーナスでアウターを一気に6着買った。結局2着ばかり着て、4着はたんすの肥やしになった。(30代/女性)
・好きなブランドの服をネットで購入したものの、色味が思っていたものと違って結局あまり着ず、フリマサイトで売った。(20代/女性)

 

ボーナスで無駄遣いしたこと、女性の第1位は「ファッションアイテム」でした。「勢いで高額な商品を買ってしまった」「色違いで何枚も買ってしまった」「持っているのと同じような服を買ってしまった」などの声が多数。普段であれば、1着買うのに吟味に吟味を重ねたり、通販サイトのカートに入れたものをやっぱり取り消したりしている人も、ボーナス時期は財布のひもが緩むようです。

また、ボーナスの時期はセールの時期でもあります。まとまったお金が入って気持ちが大きくなったところに、「全品◯割引」「半期に一度の大決算」などのキャッチコピーが目に入れば、買い物熱に火がついてしまう人も多いのでは? 冷静に考えたら「たいして欲しくなかった」という服まで買ってしまった人も多くいました。やはり何事にも冷静さは必要ですね…。

 

ここまで、女性がボーナスで無駄遣いしたことランキングTOP7を発表してきました。表にまとめると以下のような結果に。

ボーナスの無駄遣いランキング(女性)女性は「服・ブランド品・美容系施術」など、ボーナスを自分へのご褒美に使っている人が多い傾向にあることが分かりました。しかし、普段買えないものを買えることに気持ちが高ぶり、冷静な判断ができなくなってしまう人も多いよう。ボーナス時期であっても衝動的にならず、購入目的をしっかり考えて行動することが大切ですね。次は男性編を見てみましょう。

 

男性は「刹那的な楽しみに使って後悔しがち」


女性は、ファッションアイテムなど自分磨きのグッズをボーナスで購入して後悔したパターンが多いようです。では、男性は何に無駄遣いしてしまったのでしょうか? こちらも同じくTOP7から順に発表していきます。結果はこちら。

 

■第7位:スポーツ・アウトドア用品

・年に数回しかしないスノーボードの購入。(20代/男性)
・ブームの勢いでアウトドアグッズ一式を揃えたが、なかなか行けなくて気がついたら1年以上行けずそのまま…。(40代/男性)

7位は「スポーツ・アウトドアグッズ」という結果に。具体的には、スノーボード、キャンプグッズ、ゴルフセット、ダイビンググッズなどが出てきました。このようなグッズは、ワンセット揃えると高額になるものも多いですよね。そのため、「年に数回しか行かないのに、こんなにお金をかけるのはもったいなかった」とコスパを考えて後悔する人も。また、「一瞬ハマって買ったものの、熱が冷めて行かなくなった」というケースもあるようです。

スポーツやアウトドア用品は大抵サイズが大きいため、収納場所にも困りそう…。近年もキャンプグッズが流行していますが、買って終わりになってしまわないようによく考えてから購入した方が良さそうですね。

 

■第6位:車の購入・カスタム

・車の改造。個人売買でパーツを購入し車屋で付けてもらった。そして、すぐに追突事故を起こして廃車になった。(40代/男性)
・車を黒からイタリアンレッドにオールペイントしたこと。最初だけしか感動しなかった(50代/男性)

 

6位には「車・車関連アイテム」がランクイン。ローンで新車や中古車を買った、ホイールやマフラーのカスタムをしたなどが寄せられました。購入やカスタム自体には満足したものの、すぐに飽きたり、数年で乗り換えたりしたことからもったいなかったと後悔している人が多いようです。

 

■第4位(同率):ゲーム関連

・課金。ゲームで使用する武器の強化に使ったが、結局大した結果も得られなかった。(20代/男性)
・最も無駄遣いしたと感じたのはソーシャルゲームへの課金。どうしてもゲットしたいキャラクターがあったが、結局お目当てのものを引くことはできなかった。(30代/男性)
・新しいゲーム機を購入したが、結局ほとんど遊ばず売却してしまった。(30代/男性)

ここから2つは同率という結果になりました。まずは、女性編でも挙がった「ゲーム関連」。「ゲーム機を購入したがほとんど使わなかった」「ゲーセンのメダルゲームに使い込んでしまった」などの回答が寄せられました。他に多かったのは、ソーシャルゲームへの課金。「欲しい装備が出るまで…」「ここまで育てたのに今やめるのはもったいない」と沼にハマってどんどん注ぎ込んでしまうケースもあるようです。ボーナスのうち10万~20万円を課金に使った人も複数いました。

特に課金の場合、ゲーム機のように手元に何か残るわけではないため、虚無感に苛まれてしまうのかもしれません。最初に限度を決めておくと、潔く諦めがつきそうです。

 

■第4位(同率):投資

・仮想通貨に投資、その後大損しました。(40代/男性)
・夏のボーナスを株に突っ込んだところ、最終損益マイナス5万円になって返ってきた。こんなに後悔したボーナスの使い道は初めて。5ヶ月前の自分を止めたい。(30代/男性)
・将来に向けて投資をしようと考え、勉強も証券会社にも相談せず、直ぐに結果が出そうなFX投資を始めた。30万円が半年で0円になった(50代/男性)

ゲーム関連と同率で「投資」も4位にランクイン。投資は先立つものが必要なため、まとまった額が入るボーナスをきっかけに始める人も多いですよね。しかし、初心者がはじめから大金を使うのは、危険かもしれません。今回のアンケートでボーナスを投資に使った人の平均額は40万円でした。事前に勉強や下調べをする、少額の投資信託から始めるなど、慎重に進める必要がありそうです。

 

■第3位 :服/ファッションアイテム

・1点もののデニム。今思えば完全に店員に丸め込まれたと思うが、当時はそれが物凄く良いものに見えてつい買ってしまった。でも履いたのはほんの数回。ほんとにもったいないことをした。(20代/男性)
・コートを衝動買いしたが、結局気に入らなくてクローゼットにしまったままになっている。(30代/男性)
・着ないような派手な服を購入した。(20代 /男性)

女性で1位だった「ファッションアイテム」が男性では3位という結果に。コート、スーツ、ジャケットなどの高額商品を衝動買いした人が多くいました。結局あまり気に入らず、ほとんど着なかったという人も。

高額であるほど、不要だったと気づいたときの後悔は大きくなりそうです。やはり衝動買いには気をつけないといけませんね…。

 

■第2位:飲食代

・後輩をみんな集めて飲みに行き、調子に乗って全部おごってしまった。(30代/男性)
・ボーナスが出た日に飲みに行って、二次会でぼったくり飲み屋に行ってしまった(50代/男性)
・友達と飲み屋をはしごして、気づいたらボーナスほとんど使い切っていた。(40代/男性)

男性では「飲食代」、特に「飲み代」でボーナスが消えてしまった人が2位という結果に。大きなお金が入ったことで気も大きくなり、友人や後輩におごって後悔している声も目立ちました。また、女性が接客してくれるお店で散財した人も。

楽しい時間は過ごせたものの、冷静になると「なんでこんなに使ってしまったんだろう…」と後悔してしまうのかもしれません。おごりすぎには要注意ですね。

 

■第1位:ギャンブル/宝くじ

・パチンコで増やそうとした。(30代/男性)
・有馬記念で単勝1点に賭けて外れ、なくなってしまった(40代/男性)
・一攫千金を狙ってロト7を買い、見事玉砕した。他のことに使えばよかったとかなり後悔。(50代/男性)

 

男性がボーナスで無駄遣いしたこと、ダントツの1位は「ギャンブル/宝くじ」という結果に。中でも、パチンコ・パチスロ・競馬・競艇で散財した人が目立ちました。5割以上の人が10万円を超える金額をつぎ込んでおり、「ボーナスの全額を1日で使い切った」との声も数多く寄せられています。

一攫千金を狙う人、ボーナスをさらに増やそうと考える人も多いようですが、上手くいかない確率の方が高いようです。また、女性が「ギャンブル(59%)、宝くじ(41%)」だったのに対し、男性は「ギャンブル(83%)、宝くじ(17%)」という結果になっており、男性は特にギャンブルで無駄にしがちと判明。簡単に上手くいくことはないと肝に銘じておく必要がありますね…。

 

ここまで、男性がボーナスで無駄遣いしたことランキングTOP7を発表してきました。表にまとめると以下のような結果に。

ボーナスの無駄遣いランキング(男性)

男性は、ギャンブル・飲食代など刹那的な楽しみに使って後悔した人が4割近くを占めました。一方、一攫千金を狙ってギャンブルをした人も少なくないことが判明。さらに「投資」もランクインしたことから、ボーナスを増やそうと考えて失敗した人も多いようです。女性とは異なるランキングとなりましたが、衝動的になって後悔してしまうというのは共通していますね。

 

以上「ボーナスで無駄遣いしたことランキング」をご紹介しました。女性では「ファッションアイテム、ブランド品、美容グッズ」、男性では「ギャンブル、飲食」でボーナスを無駄にしてしまった人が多いと分かりました。ボーナスの使い方は人それぞれですが、後から「無駄遣いだった…」と後悔するのはちょっと残念です。何に使ったら満足できるのかを慎重に考えて、有意義に使えると良いですね♪(澤夏花)

 

情報提供元/株式会社ビズヒッツ