読めそうで意外と読めないかも!「頭陀袋」なんて読む?

漢字・ひらがな・カタカナと、いろいろな表記がある日本語。そんな日本語には、長く使って暮らしていても「読めない」と思う言葉がまだまだあるものです。
たとえば、目標に向かってまっすぐ突き進む様子を表す「驀地」
水族館の人気者として知られる「膃肭臍」
漢字3文字なのに読み方は2文字の「胡頽子」など。

そんな「読めそうで読めない日本語」をご紹介しているCanCam.jpの日本語クイズ、本日のお題はこちら!

「頭陀袋」
こちらの日本語、なんと読むのか分かりますか? 一つひとつの漢字はそれほど難しくないのに、いざ読もうとすると戸惑ってしまいます。ヒントをもとに、この漢字の読み方を推理してみましょう!

■ここでヒント!

言葉の意味が分かれば、読み方の推理に役立ちそうですね。小学館デジタル大辞泉によると、「頭陀袋」の意味は次のとおりです。

1 僧が修行の旅をするとき、経文や食器などを入れて首にかける袋。
2 仏式で死者を葬るとき、その首にかける袋。
3 いろいろな物が入るような、だぶだぶした袋。

あまり日常的に使う言葉ではありませんが、日本に長く住んでいる人なら「どこかで聞いたことがある」と感じる可能性が高いでしょう。ちなみに、読み方をひらがなで書くと「ず○○○ろ」の5文字です。

さて、そんな「頭陀袋」の読み方は? この辺りで正解を見てみましょう!

■正解は、こちら!

「頭陀袋」の読み方、正解は「ずだぶくろ」でした。
頭陀(ずだ)とは、「衣食住に対する欲望を払いのけること」を意味する日本語。これが転じて、仏道修行や托鉢(たくはつ)して歩く僧侶のことを指すようになりました。そんな僧侶が身につけている袋だから「頭陀袋」というわけですね。

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(豊島オリカ)

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