マリッジブルーになる原因や対処法
結婚前に不安になったり、気分が落ち込んだりする症状は「マリッジブルー」と呼ばれます。既婚女性のどのくらいが経験したことがあるのでしょうか。女性たちに、マリッジブルーになったことがあるか、どんな症状だったか聞いてみました。またマリッジブルーから抜け出す方法もご紹介します。
Contents
マリッジブルーとは?
まずはマリッジブルーの意味をおさらいしてみましょう。辞書で調べてみました。
マリッジブルーの意味
マリッジ‐ブルー
《(和)marriage+blue》結婚を前にしての憂鬱 (ゆううつ) な精神状態。新生活への不安、結婚式の準備のわずらわしさ、許婚者との相性への疑問などから、不眠・食欲不振・過食などが起こる。女性に多いが男性もなるという。エンゲージブルー。ウエディングブルー。ウエディングベルブルー。
結婚は幸せなことではあるものの、生活環境の変化という意味ではストレスにもなります。そのためマリッジブルーが起こってしまうこともあるようです。
マリッジブルー経験者の割合となってしまう原因
では、どれくらいの人がマリッジブルーを経験しているのでしょうか? 20~50代の既婚女性200人に聞いてみました。
Q.結婚する前にマリッジブルーになりましたか?
なった 57人(28.5%)
ならなかった 143人(71.5%)
マリッジブルーを経験した女性は3割弱。それほど多いわけではありませんが、3人に1人くらいは経験済みのようです。決して珍しいことではないようですね。
マリッジブルーになった原因
ではなぜマリッジブルーになったのでしょうか。アニヴェルセル株式会社が20代~30代の未婚・既婚男女824人を対象に行った「マリッジブルーの経験」についての調査結果を見てみましょう!
Q.マリッジブルーになった理由は何でしたか?
1位:金銭面への不安 11.3%
2位:本当にこのパートナーで良いか悩んだ 9.2%
3位:パートナーの家族との関係 9.0%
4位:新生活への不安 7.9%
5位:パートナーへの不信感 5.7%
1位は金銭面への不安という結果に。確かに結婚をするとふたりでどうやってお金をやりくりするのかなど、一から考え直さなければならなくなります。また結婚式などの諸々の費用についても気になる人が多いのかもしれませんね。
2位はパートナーへの不安でした。一生をともにすると誓う相手を選ぶことは、そんなに簡単ではありませんよね。ふと、ひとりになった瞬間などに悩んでしまいそうです。
3位はパートナーの家族との関係。結婚後は、両家と家族ぐるみのお付き合いがスタートすることになります。パートナーの家族とうまくやっていけなかったらどうしようと不安になるのも仕方がないでしょう。
マリッジブルーで体験した症状
マリッジブルーになるとどんな症状が出てくるのでしょうか。上記アンケートでマリッジブルーになったことがある女性たちに聞いてみました。
- 不安になる
- 眠れなくなる
- イライラする
- 食欲がなくなる
- 結婚をやめたくなる
- 気持ちが落ち込む
- 涙が流れる
人によって症状にはかなり差があるようです。いちばん多かったのは不安になるというもの。「この人と結婚しても大丈夫かな」と思い悩み、結婚をやめたくなったり別れたくなったりした人もいるようです。
こんな悩みも…結婚前に一番悩んだことは?
続いては、結婚前に一番悩んだことランキングです。アニヴェルセル総研が全国の20代〜30代の既婚男女1,236人に行った「結婚する前に悩んだこと」に関する調査結果を見てみましょう!
Q.結婚前に悩んだことは何ですか?
1位:経済面の不安 38%
2位:結婚したいほど好きな相手か 23.3%
3位:相手の家族(人柄、家柄) 12.4%
4位:特にない 12.1%
5位:その他 6.1%
6位:相手の収入 5.3%
7位:子供が欲しいタイミング 2.8%
マリッジブルーになるならないに関わらず、やはり経済面の不安は多くの人が抱えているようですね。3位まではマリッジブルーになった人とほぼ同じ結果になりました。将来のことを考えると、お金はあって困ることはありません。結婚を機に老後の資金や子供のためのお金を貯金し始めるという人もいるでしょう。結婚したいと思える人と結婚できることは幸せですが、夢ばかりみてはいられません。結婚というものが目の前に迫ったときに、改めて心配事がたくさん胸に溢れてくる人も多いようです。
マリッジブルーからの脱出法は?
マリッジブルーを実際に経験した人はどうやって脱出したのでしょうか? アニヴェルセル株式会社が行った上記と同じアンケート結果からその秘訣を見てみましょう!
Q.マリッジブルーになった後、どうしましたか?
1位:時間が解決してくれた 44.8%
2位:ふたりで話し合って解決した 34.9%
3位:自分で解決方法を見出した 18.9%
4位:友人へ相談して解決した 15.1%
5位:家族と話し合って解決した 13.7%
6位:その他 6.6%
7位:解決できずお別れした 5.7%
1位は時間による解決。悩んでも答えがでないときは、ただじっと状況に身を任せてみるのもありですよね。時間が経つと考え方や物事の見え方が変わることもありますし、実際に結婚に向けて動いている内に、自然と悩まなくなったりもするかも!?
2位は話し合っての解決でした。これから夫婦になるのですから、やはりいちばん頼るべきはパートナーでしょう。ある意味、マリッジブルーは結婚するふたりにとって一緒に乗り越える最初の困難と言えるかもしれませんね。
3位は自分で解決方法を見出したというもの。このタイプの人は、論理的に物事を考えられそうですね。人に頼る前に自分でどうにかしてみるというのもひとつの手です。
4位は友人への相談。特に先に結婚を経験している先輩なら、同じような悩みを乗り越えてきた可能性も高いです。経験者の話はすっと受け入れられますよね。
5位は家族との話し合いでした。特に両親は結婚生活において大先輩ともいえる存在です。どんなことを不安に思うのかを素直に口にすれば、経験をもとに有益なアドバイスをくれそう!
【まとめ】
マリッジブルーには誰もが陥る可能性があります。結婚前はやらなければならないことが増え、気持ちが不安定になることも多いでしょう。そんなときは「マリッジブルーなのかも」と考えて、身近な人に助けを求めてくださいね!