ずっと仲睦まじい夫婦でいるために、結婚した後に考え方のズレが判明し上手くいかなくなってしまった…となるのは避けたいものです。そのためには、結婚前からお互いの価値観や考え方に対する認識をすり合わせておくことが大事! そこで今回は、結婚前にすり合わせるべき価値観について男女に調査してみました。
結婚前の価値観のすり合わせは重要?
Q.結婚前の価値観のすり合わせは重要だと思いますか?
はい…80.7%
いいえ…19.3%
結婚前、価値観のすり合わせは重要だと思う派が圧倒的多数。価値観の違いで離婚する夫婦も多いことを考えると、当然の結果といえるかも! では、具体的にどんなことを確認しておくべきなのか、調査してみました。
結婚前にチェックすべき価値観
1.金銭感覚
- 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
- 「離婚の原因になるから」(26歳・専門職)
・何にお金をかけるか
- 「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
- 「浪費家だと困るから」(29歳・専業主婦)
- 「おこづかいの金額でもめることが多々あるため」(35歳・派遣社員)
・貯金・節約の考え方
- 「子どものための貯蓄など意見が合わない」(回答多数)
- 「節約の価値感。水出しっぱなし電気つけぱなしなど」(32歳・会社員)
- 「生活費、趣味、貯金などのお金に関すること。お金の使い方、貯め方が合わないとお互いストレスを感じるから」(27歳・専業主婦)
・金額の高い・安いの感覚
- 「物の金額の高い安いの価値感」(25歳・専業主婦)
- 「スーパーに行った時に、その値段が適正かどうかが分からないと面倒なことが多いから」(34歳・専業主婦)
結婚するとお財布がひとつになることも多いです。何にどのくらいお金を使うのか、どのくらいの物を高いと思うのかなど、合っていないとストレスがたまりそう。
2.食の好み
- 「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
- 「好きなもの食べたい」(28歳・専業主婦)
- 「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳・専業主婦)
- 「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳・会社員)
- 「食の好み。国産のじゃないとダメ、食品添加物NGなど」(32歳・会社員)
食事は毎日するものだからこそ、合っていないときのストレスが半端ないという意見が多数ありました。品数や味付け、食材へのこだわりなどチェックしておかなければならないポイントは多そうです。
3.清潔感の程度
- 「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
- 「掃除の頻度、バスタオル洗う頻度」(32歳・会社員)
- 「清潔感については掃除など家でのケンカにつながりやすい」(31歳・専門職)
清潔感に関しても個人差がかなりあります。どのくらいで汚いと感じるのかが似ていないと、ケンカの原因になってしまうようです。
4.将来設計
- 「子どもについて。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生の大事な決断」(回答多数)
- 「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳・専業主婦)
- 「子どもに対する愛情をどれだけかけられるか。子どもへの愛情がなくて離婚したから」(27歳・専門職)
将来子どもを望んでいるのか、望んでいるならいつ頃なのかなども話し合っておいたほうが良いでしょう。
5.家族との付き合い方
- 「家族との付き合い方」(回答多数)
- 「親の老後について」(33歳・専業主婦)
- 「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがあるほうがより高めあえる」(38歳・専門職)
- 「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがないでくれるのはありがたいので」(38歳・パート)
結婚とはふたりだけでするものではなく、家と家が関わることです。そのため、親の老後の世話や同居の可能性、どのくらいの頻度で会いに行くのかなどもチェックしておきたいですね。
6.生活リズム
- 「休日の過ごし方。インドアとアウトドアが違えばきつい」(29歳・専業主婦)
- 「ひとり時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳・専門職)
- 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないとケンカになるから」(27歳・専業主婦)
何時に寝て何時に起きるのか、休みの日はどうやって過ごすのが好きかなども重要です。どちらかが相手の生活リズムに合わせないとならない場合、どこかでムリが生じます。
7.異性との距離感
- 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳・専門職)
- 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳・会社員)
- 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳・専業主婦)
浮気は離婚原因の上位にあがる問題。どこからが浮気と判断するのかは人による面もあるため、事前に「○○をしたら浮気だと思う」と話し合っておきましょう。
8.家事への考え方
- 「家事の出来具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳・専業主婦)
- 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳・会社員)
- 「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳ではないので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳・公務員)
夫婦共働きの場合、家事はどのくらい分担できるのかも重要です。同じ時間仕事をしているのに、どちらか一方ばかりが家事をしていたら不満もたまります。
9.趣味に対する考え方
- 「趣味に対する考え方」(33歳・専業主婦)
- 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳・専門職)
趣味は人生を豊かにするために必要ですよね。結婚したからという理由で趣味を禁止されたり、趣味にかける時間・お金を制限されることはかなりの苦痛です。
10.コミュニケーションスキル
- 「コミュニケーションスキル高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳・農林漁業)
- 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳・専業主婦)
結婚してからも仲良く過ごせるかどうかは、コミュニケーションがカギを握ります。愛情表現の方法や話し合いのスキルなど、相性がよくないとストレスを感じてしまうでしょう。
もし、結婚してから価値観が合わないと気づいたらどうする?
1.諦める
- 「諦める」(回答多数)
- 「スルーするようにする」(20歳・男性)
- 「ある程度妥協するが、我慢し過ぎないように立ち回る」(20歳・男性)
2.ある程度歩み寄る
- 「お互いある程度歩み寄り擦り合わせることが大切」(21歳・女性)
- 「お互いに歩み寄るよう努力するが、相手が変わらないなら別れることも選択肢に入れなければならないかもと思う」(39歳・女性)
3.話し合う
- 「とにかく話し合う」(回答多数)
- 「はっきりお互いの意見を伝え合う」(34歳・女性)
- 「しっかり話す時間を作って、考えていることを共有する」(24歳・女性)
4.別れに至ることも
- 「距離を取る」(25歳・男性)
- 「無理なら距離をとり、どうしても耐えられないなら別れも視野に」(24歳・男性)
- 「どうしても分かり合えないというか妥協できないなら、何が合わないのかにもよるが別居か離婚」(31歳・女性)
話し合う、歩み寄るといった回答が多く寄せられました。しかしどんな価値観が合わないかによりますが、理由によっては離婚するという意見も。「好きなら歩み寄りは大事だけど、相手次第なところ」という現実的な考えもありました。100%合うことは難しいから、どこで折り合いをつけるかですね。より一層、結婚前のすり合わせが重要だといえるのかも。
価値観が合う以外にも!結婚相手選びの成功のコツ
最後に、425人の結婚経験者に、結婚相手を選ぶときのコツやポイントを聞いた結果をまとめました。
- 「お付き合い当初から、家族の仲が良く家族思いの女性だった。家族に対しての接し方は、結婚後の自分に対しての接し方だと思っていたので、再婚してとても良かったと思っている」(52歳・男性)
- 「彼女が一人暮らしをしており、行くたびに部屋はキレイであったが、一度押し入れを見たときに物がぐちゃぐちゃに詰め込まれていた。今思うと、確かに片付けができない人だったんだなと思う」(41歳・男性)
- 「レーを作ってもらって食べたが自分の家庭の味と似ていた。そこで味の好みが合うと思いうまくいった」(40歳・男性)
- 「“恋は盲目”なので、結婚を考えるなら友人や家族に会わせて第三者の目も借りたほうがいい」(38歳・女性)
- 「交際中によく会話をして、人の悪口や嘘をあまり言わない人かどうか、お金の使い方はどうかなどを見極めていた。結婚後もそれらのことで困ることはあまりない」(37歳・女性)
- 「プロポーズされたときに給料明細と通帳を見せてもらい、収入とどれぐらい貯金できるのかを把握。お金の価値観はだいたい分かると思うし、その通りだったので確認して良かった」(43歳・女性)
経験者だからこそわかることや、今すぐ試せそうな具体的な方法もたくさん集まりました!
【まとめ】
多くの人が結婚前の価値観のすり合わせは重要だと考えていることがわかりました。結婚してから合わないことがわかるとすり合わせも大変ですし、離婚につながることも。なかでも、一緒に生活していくこともあってか、金銭感覚は必ず確認したいという人が多かったです。ぜひ参考にしてくださいね!