ぶりっことは違う「愛嬌ガール」とは…愛嬌がある人・ない人の特徴
多少カチンとくることがあっても、愛嬌があってなぜだか許せてしまう人っていませんか? 愛嬌がある人は恋愛も仕事も上手くいくことが多いようです。では一体、愛嬌とは何なのでしょうか? 今回は、愛嬌がある人、ない人の特徴をご紹介します。また、愛嬌がある人になるコツもお伝えします♡
Contents
愛嬌とは
愛嬌の意味
あい‐きょう【愛×嬌/愛▽敬】
1 にこやかで、かわいらしいこと。「―のある娘」「口もとに―がある」
2 ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。「―たっぷりに話す」
3 相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。「―をふりまく」
愛嬌はその人にもともと備わっているかわいらしさや、相手に魅力的に思われるような振る舞いのことをいうようです。ぶりっこというほどわざとらしくもないため、男女両方から好かれます。
愛嬌がある人はモテると思う
Q.愛嬌がある人はモテると思いますか?
はい 79%
いいえ 21%
約8割の方が愛嬌がある人はモテる!と回答。では、どうしたら愛嬌を身に付けられるのでしょうか? 続いて特徴を見ていきましょう!
愛嬌がある人の特徴
愛嬌があると言われる人の特徴をまとめました♡ 真似できそうなものはないか、チェックしてみてください!
1.いつも笑顔
どんなに美人でもいつも仏頂面をしていては、近寄りがたい印象を与えてしまいます。いつもニコニコと笑っている人は、それだけで周りの雰囲気を明るくしてくれるムードメーカー的存在。愛嬌に笑顔は欠かせません。
2.リアクションが大きい
愛嬌がある人は、人の話に対してのリアクションが大きめです。いつも相槌を打ちながら「そうなんだー」「知らなかった」など、正直に感情を表に出します。
3.素直
素直であることも、愛嬌がある人には欠かせない要素のひとつ。人の冗談を真に受けてしまうような姿は、かわいらしいですよね。性格のいいことが多いので、周りに人が集まってきます。
4.裏表がない
どんなに素直でも裏表がありそうと思われてしまうと、愛嬌があるとはいえません。言いたいことはズバズバと言ってしまいますが、そこに悪意がないことが伝わるため、嫌われたり憎まれたりすることは少ないでしょう。
5.天然っぽさがある
少しだけ抜けていたり、素っ頓狂な行動で周りを驚かせたり。そんな天然っぽさが愛嬌に繋がっている人も少なくありません。本人に自覚はありませんが、「見ているだけで面白い」と周りを楽しませるエンターテイナーでもあります。
6.その他
- 「場の空気をよくする」(24歳・男性)
- 「ユーモアがある」(29歳・男性)
- 「言動や仕草が愛らしい」(28歳・男性)
- 「明るい雰囲気。ポジティブ」(22歳・女性)
- 「肯定してくれる」(28歳・女性)
- 「柔和」(24歳・女性)
愛嬌がない人の特徴
続いては、逆に愛嬌がないと言われる人の特徴を見てみましょう!
1.笑顔が少ない
普段からあまり笑わない人は、何を考えているのかわかりにくいと思われてしまいます。みんなと一緒にいる場面でも笑顔が少ないと「つまらないのかな」と気を遣わせてしまうことも…。
2.反応が薄い
話していても、聞いているのかどうかわからない。嬉しいや悲しいなどの感情を表に出すことが少ない。こんな風に反応が薄い人は、愛嬌がないと言われてしまいがち。
3.悪口や愚痴が多い
口を開けば人の悪口を言っていたり、仕事や恋愛について愚痴ばかり言っている人は、愛嬌があるとはいえません。もちろん多少ならば「ストレスがたまっているんだろうな」くらいで見逃してもらえますが、いつもいつもだと、一緒にいる人まで不快にさせてしまいます。
4.その他
- 「無愛想」(回答多数)
- 「挨拶しても返事しない人」(23歳・女性)
- 「死んだ顔をしている」(25歳・男性)
- 「いつも素っ気なくて他者に対する壁を感じる」(24歳・男性)
- 「ぶっきらぼう、会話が苦手、表情が硬い」(20歳・男性)
- 「周囲に無関心」(23歳・男性)
- 「人の話をきいてない自己中心的な行動」(28歳・女性)
- 「口角が下がっている。もらいものを断る」(23歳・女性)
愛嬌ガールになる方法
愛嬌がある人になる方法
1.笑顔で挨拶する
コミュニケーションの基本は挨拶にあります。恥ずかしがり屋だとしても、まずは全力の笑顔で挨拶をすることから始めてみてはいかがでしょう? 毎日続けているだけで、「なんかあの子雰囲気いいな」と思ってもらえるはずですよ。
2.人の話を興味を持って聞く
正直すべての人の話が面白いわけでも、自分の興味に引っかかるわけでもありませんよね。ですが、なるべく興味を持って話に耳を傾けるようにしてみて! 自分の全く知らない分野ならたくさん質問を投げかけるだけでもOKです。それだけで相手は「話を聞いてもらえている」と好印象を持ちます。
3.感謝や謝罪の言葉はすぐに口に出す
相手との距離が近くなればなるほど、言わなくても伝わるだろうと思ってしまいがちですが、愛嬌を身につけたいなら、「ありがとう」「ごめんなさい」は感じた瞬間にすぐ口から出すようにしてみましょう。
4.なるべくポジティブ思考でいる
愛嬌がある人を観察していると、落ち込んだり心配したりしている時間は短く、ポジティブ思考で乗り切っていることが多いようです。いつも笑顔でいるためにも、ネガティブな考え方に陥る時間は減らしましょう! 物事の明るい面に焦点を当てることで、自然とあなた自身も明るくなれるかも!?
愛嬌ガールは幸福感高め♡意識すべき心理テクニックは?
自分自身で自分を癒し幸福感を得ることを、“セルフハピネス”といいます。続いて、セルフハピネスの観点から「自分で自分を整えるための心理テクニック」をご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.ひとりのときに気持ちに合わせて独り言をつぶやく
自分を許すのがヘタな人の多くは、自分の感情を隠す傾向があります。そのように感情を抑圧してしまいがちな人は、自分の気持ちを上手に表出する方法を実践してみましょう。そのためには「私は今、○○だと感じている」という、自分を主語にした感情の“独り言”をつぶやくことで、自分の気持ちに気づくことがポイントになります。できる限り自分を優先すること、そのために自分で感情を知ることを意識しておけば、自己表現できるようになり癒されていくことでしょう。
2.ちょうど“いい加減”の軸を見つける
誠実であることは、社会生活を送るうえでは美徳であり周囲の人たちからも信頼される要因ですよね。でも、あまりにも周囲からの期待に応えようと努力したり、自分を押し殺してでも真面目であろうとすると、そのプレッシャーに耐え切れず心が折れてしまいます。これはあなたの心の中にある“インナーペアレント(厳しい親像)”に捉われているのが原因。そこで、思い切って完璧でない“ちょうどいい加減”の軸を見つけてみましょう。そうすれば、心が軽くなり癒されていくはずです。物事を正解・不正解で判断しないことがポイントです。
3.自分の本当の感情と向き合う
心理学においては、“自動思考”というものがあります。これは、何らかのストレスが加わるできごとがあった時、不快な感情と共に頭に浮かんでくる考えやイメージのこといいます。この自動思考には、その人の考え方の歪みが現れやすく、ネガティブなほうに偏っていると行動や身体に悪影響を与えてしまうのです。そのために大切なのは、本当は自分がどうなりたかったかを自問自答すること。自分の本当の感情と向き合うことで、心は軽くなり癒されるのです。まずは、思いを手帳などに書き出すことからスタートしてみましょう。
4.無意識の習慣を壊してみる
心の風邪とされる“うつ”は、知らないうちに思い込みにとらわれて、それを習慣化することから生じやすいといえます。心理学者アーロン・ベックは、「人は自分に起きた物事に対して特定の解釈をするために苦しむ」と主張しています。事実そのものが原因ではなく、私達のストレスのほとんどは、自分に起きたできごとに対して与える意味づけによるものなのです。そこで、いつもとっている自分の行動や習慣を、あえて崩してみましょう。例えば、いつもの帰宅路と違うルートで帰る、などです。そうすることで新しいお店を発見したり、美しい景色に出会ったり…。これら“気づき”は思い込みから自分を解放し、癒すための土台になってくれるでしょう。
愛嬌あふれる♡好印象を与える心理テクニック
最後に、「コミュニケーションで好印象を与えるための心理テクニック」について、引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.短所の前に長所から話すようにする
心理学者ソロモン・アッシュの実験によると、人の注意と集中力は必ずしも均質でなく、同じ事柄の性質であっても、長所から伝えた場合と短所から伝えた場合では、そのものに対して抱く印象が異なると結論づけられました。人は最初に入ってきた印象を正しいものとして認識し、その後に矛盾する情報が入ってきたとしても、都合の悪い情報は排除してしまうのです。そのため、まずはどうであっても“長所から話す”ようにしましょう。その後に悪い点を話すといった会話の流れにして、ネガティブな部分を包み込みましょう。それだけで印象がいいものに変わるはず。
2.語尾を同意しやすいフレーズに置き換える
相手と会話する中でポロッと不適切な発言をしてしまった場合、会話の流れに逆らうことなく自分の意見を伝えつつ、相手の意見を自分の意見に近づくように誘導すればカドが立ちません。なおかつその中で、相手に好感触を植えつけることができれば理想的ですよね。そんな離れ技を可能にするのが“同意心理”というテクニックです。やり方は簡単で、相手に肯定させたい意見の最後に「~ですよね?」とひと言加えるだけ。それだけで、相手に余計なことを考えさせる隙を与えることなく、好意を持たせることが可能に。
3.相づちは「いいね」や「なるほど」といった受容的なものが◎
コミュニケーションで重要なのは、自分が話す内容ももちろんですが、意外と見落とされがちなのは、相手のメッセージに対する反応です。ノースキャロライナ大学のチェスター博士は、話し手の心理としてどのような“相づち”が好意的に感じるかを調べました。すると、「うん」「ふーん」といった気のない返事よりも、「なるほど」「すごいですね!」「面白い!」といった変化に富んだ肯定的な相づちを返したほうが、好印象を持たれることがわかりました。そのため、会話のやりとりでは、相手からのメッセージに対する相づちを受容的なものにすることが大事なのです。
4.断る際には婉曲的な伝え方を
仕事においても恋愛においても、ときには相手から無理難題を言われることもありますよね。しかし、ただ感情的に言葉に出して断ってしまっては、相手に不快な感情を与えてしまいます。そうならないために適切な断り方を身につけましょう。必要なのは、謝罪に加えて代替案を提示することと理由を述べること。また、理由としては仕事や家族など、自分以外が原因である外的な理由を伝えると相手の納得も得やすいでしょう。このように婉曲的な姿勢をとりつつ、はっきりと自分の主張を伝えることを心理学では“主張的反応”といいます。これを心がけると、印象をいいものに変えていけるでしょう。
【まとめ】
愛嬌がある人は、老若男女問わず人気がありますよね。自分には愛嬌がないからと諦めず、まずはあなたの周りの愛嬌がある人を観察してみて! きっと、なぜ人気があるのかのヒントが見つかるはずですよ♡