2014年12月29日に、35歳のお誕生日を迎えた『AneCan』専属モデルで小説家の押切もえさん。「肩の力を抜きたい」と言っていた1年前から、どんな変化があって、この1年はどんなことを目標にするのかを聞いてみました!
Woman Insight編集部(以下、WI) 35歳のお誕生日、おめでとうございます! さっそくですが2014年、34歳はどんな1年でしたか?
押切もえさん(以下、もえ) ありがとうございます! 1年を振り返ると、自分の好きなものが何かをすごく考えた年だったと思います。好きなこと、やりたいことがわかって原点に戻れた部分もあるし、無理していた部分もわかりました。そういう意味で、後半はすごく余計なものを削ぎ落とせた感じがします。
WI 前半は考える時間でしたか?
もえ 今年は夏前まですごく忙しくて、慌ただしいながらも「毎日楽しいからいいや」という感じで、どちらかというとあまり考えられていなかったかも。後半になって考える時間が持てて、やっと見えてくるものがありましたね。
WI 押切さんの好きなこと、やりたいことはでしたか?
もえ いっぱいあるんですけど、やっぱりいい写真、いい作品を残したいっていうのはすごくあります。
WI AneCanの福田編集長は「来年はモデルとしての押切もえを改めてしっかりと推していく」という発言をされていましたね。
もえ そうなんです! すごくありがたいなと思っています。20歳でCanCam専属モデルになってから15年も経つので、自分の中で考えすぎて苦手になる時期もあったんです。そのときは「がんばるぞ」っていう気持ちで現場に臨んでいる一方で、「本当はもっとできるはず」っていう気持ちが常にあって。でも、その「もっと」というのは撮られている瞬間のことではなくて、自分に対する自信とか、コンディションづくりとか、現場の前に用意しておかないといけないものなんですけど、それが忙しさで消えてしまっていたんですね。
WI それが考える時間を持つことで、取り戻せたんですね。
もえ はい! 私はやっぱり、ここしかないですから。モデルはすごく楽しいし、仕事がもらえるのはありがたいです。あとはこの1年、ずっと文章を書いていたんです。春先から。それが12月22日発売の『小説新潮』で連載として発表されました!
小説連載開始のニュースはコチラ→ 押切もえ「小説新潮」に短編小説を発表!「こじらせ女子」等を題材に
WI どんな小説か、改めて教えてください!
もえ 短編小説です。今、発表されている1作目ではハンカチなんですが、そういう象徴的なアイテムが毎回ひとつ出てきて、そのアイテムと女性の組み合わせを書いていこうと思っています。
WI スマートフォンとかお財布とか、モチーフによって話の展開が毎回変わるんですね。前作の小説『浅き夢見し』に続いて、今回は書く作業は大変でしたか?
もえ 2週間くらい前は「書けない!」と思って地団太踏んだこともあります(笑)。あと、今回は文芸誌で書かせていただいているので、編集の方も小説のプロということで、アドバイスの内容がまったく違いますね。
WI 短編にする難しさというのはありましたか?
もえ 自分から「短編がやりたい」と言ったので、短編だから難しいというわけではないんですけど、本当は小説で言いたいことって1行か2行かもしれなくて。それを伝えるために、回り道をしたりするのが、書き込んでしまうほどにもどかしい思いがしました。「この部分、もういらないのでは?」と思っても「読者にわかりやすくするのに必要です」と言われたり。読んでくれた人に、感想を聞きながら書き上げました。
WI 小説の執筆も35歳でやりたいことのひとつですね。
もえ そうです! あとは絵ですね。
WI 絵を習いに行ってるって昨年おっしゃっていましたよね。どんなものを描いているんですか?
もえ ほとんど自分が描きたいものしか描いていなくて、まだまだこれからです。最近は知り合いの人に引っ越し祝いの絵と、母親へ誕生日プレゼントの絵に取りかかっているところです。そういうことが、もっとできていったらいいなと思います。
34歳の後半は好調に過ごせた様子の押切さん。35歳はモデル業と小説と絵と、やりたいことを着実に実現していく年になりそうです。やりたい気持ちはあっても実行するのが難しかったり、手をつけすぎてとっちらかる人も多いのでは? 次回は多忙な押切さんは、どうやって生活のリズムを作っているのかを聞いていきます!(安念美和子)
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