師走ですね! 仕事に忘年会と公私ともにとにかく忙しく、睡眠時間も短くなってしまっていて、疲れが抜けない……という方、多いのではないでしょうか? 調査によると、なんと3割の人がよく眠れていない、というデータもあります。
そんなあなたのために、三菱電機とオムロン ヘルスケアが共同開催した快眠セミナーで「いい睡眠」をとるために心掛けたい4つのことをうかがってきましたので、ご紹介します。
【1】まずは7時間きちんと眠ること。
「それが難しい……!」という方も多数だとは思いますが、まずは基本中の基本を。7時間眠る人が一番死亡率が低い、という医学的統計も出ています。さらに可能であれば、日付が変わる前に眠るとさらにベスト。規則正しく早めの時間に7時間眠ることは、肌のターンオーバーを促し、かなりの美肌効果もあります。
【2】「睡眠をエンジョイする」という考えを持つこと。
すること・したいことが多すぎて、「できるだけ長い時間起きて行動したい、眠るのがもったいない!」と考えている方も多いと思いますが、いい睡眠はいい日中の活動に直結するもの。「睡眠をエンジョイする」という考えを持ちましょう。かわいいパジャマや寝具を見つけるのもおすすめです。
【3】眠る前に体をゆるめると、より深い眠りに。
「早寝しようと思って早い時間にベッドに入っても、なかなか眠りにつけない……」という方も多くいらっしゃると思います。そういう方は体が緊張してしまっている方が多いので、体をゆるめましょう。リラックスできるよう光を間接照明にしたり、ストレッチやヨガをするのもおすすめ。体をより深い眠りに導くことができます。
【4】「眠っている間の環境」に気を配る。
眠る前にはアロマを焚いたり、落ち着く音楽を聴いたり……と気を配っている方も多いですが、「眠っている間の環境」に関しては無意識すぎる人が多い、と眠りの専門家は指摘します。
たとえば湿度50~60%程度の部屋がもっとも快適に眠れる環境ですが、湿度に気を配っている人はまだまだ少ないもの。特に乾燥しがちな冬は、眠っている間に加湿器をつけたり、濡れタオルを干しておくなど、湿度のコントロールをすることが快眠につながります。湿度を程よく保つことで、寝付くまでの時間が短くなったという研究結果もあります。
ちなみに最近では部屋を加湿器で“加湿”するのではなく、“部屋を保湿”する保湿器というものも出てきているようです。加湿器は部屋全体に湿度を与えてくれますが、保湿器は快眠に直結する顔周辺の湿度をピンポイントに高めてくれるもの。眠っている間ずっとスチームで保湿すると肌の水分量が上がるようで、美肌にもつながりそうですし、部屋の湿度を50~60%程度に保とうと加湿器を付けっぱなしにして窓が結露してしまう、という心配もありません。
実際手をあててみると、温かくてやわらかいスチーム……。
つい睡眠時間が短くなりがちなこの季節だからこそ、より深い眠りを手に入れられるよう、これらのことを心掛けてみてくださいね。(後藤香織)
ねむりラボ
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