こんな男と付き合ってはいけない!幸せになれない、離れるべき男の見極め方

幸せになりたい、いつかは結婚できる大好きな彼がほしい。
願いはただそれだけなのに、なかなかうまくいかない。
マッチングアプリで何人と会ってもしっくりこない。3回デートすべきと言われるけれど、気になるモヤモヤがあって本当に2回めのデートをするべきかわからない。やっと付き合った彼は、最初は楽しかったはずなのになんだかどんどん居心地が悪くなって、このままでいいのか悩んでしまう…。

そんな悩みを抱えているあなたにおすすめしたいのが、Amazonの結婚カテゴリや『王様のブランチ』Bookランキングコーナーで1位を獲得した話題の本『愛させ力』。こちらの本で、著者の結婚コンサルタント中谷さやさんは「愛される努力」ではなく「男性に愛させて、幸せに生きる」コツを提案しています。いわゆる恋愛テクニックだけではなく、本質的に幸せになれる人生論たっぷりのこちらの書籍は、まさに「読めば人生が変わる」と言っても過言ではない一冊。

ここまでの記事では「すべての基盤となる、自分を好きになるコツ」「恋愛ご無沙汰さんにあるあるなQ&A」をご紹介してきましたが、今回中谷さんにうかがったのは「離れたほうがいい男性の特徴」について。
2回めのデートにつなげなくてもいい人はどんな人なのか、どんなときに別れを決意すべきなのか…早速チェックしていきましょう。

 

Q.最初は一緒にいて楽しかった彼に、途中で「このまま一緒にいていいんだろうか…」と疑問を抱いた場合、別れるかどうかどう見極めればいいですか?

A.まずは話し合いをしましょう。

原則として負の気持ちにのみなる彼とは離れたほうがいいです。ただ、せっかく最初は快適だった彼なら、自分がどうしたら心地いいかを伝えずに、勝手に「もう不快だからやめる」というのは、もったいないと思います。

具体的に彼のどういうところが不快なのかを何度も伝えても、それでも直らないようなら、もう離れたほうがいいかもしれません。

たとえば「私は将来誰かと結婚することを考えていて、●●くんとの結婚も考えていたけど、最近のやりとりの中で心地よくないことやタイミングが増えてきて、このままお付き合いしていいのか迷うところがあるんだけど、●●くんはどう思う?」と聞いてみる。そのときになって「この子を失うかもしれない」と彼にスイッチが入るかもしれないし、変わらないかもしれないけれど、まずは確認をする。一方的に別れを押し付けないで、まずは対話、確認です。

「結婚の話を出すと相手にプレッシャーを感じさせるのでは」と思うかもしれませんが「自分の人生設計として、数年以内に結婚を考えていて、もちろん●●くんとの可能性もあると思ってる」くらいの感じでいけば、そこまで相手もプレッシャーに感じないと思います。

相手を信頼しているなら、怒ったり責めたり身構えたり緊張しすぎることなく話せるはずです。ゴールは「ふたりの調和」。ふたりで調和していけるはずだという信頼があるなら、自分の意見を素直に伝えて、最善の結果は訪れるはずです。

彼は、自分に縁があって、自分で選んでキャスティングした自分の人生に必要なキャスト。そう考えれば彼のことは信頼できるはずですし、信頼していないと気づいたなら、信頼できない人と一緒にいる必要はありません。

結婚して夫婦になると、半世紀以上一緒にいることになるので、その中で不快になることもたくさんあります。そのすり合わせができないと夫婦生活は結構つらいです。出産や両親が絡んできたときに「最初は楽しかったのに、途中から負の気持ちしか持てなくなった」という事例はたくさんありますし、結婚生活はこれの連続です。だからこそ「対話で解決していくこと」ができる彼を選んでくださいね。

Q.「致命的な不快ポイントがなければ3回は会ったほうがいい」とのことですが、どこから「致命的な不快」とみなしていいですか?

A.「生理的になんかイヤ」の感覚は信じてOK。でも、それ以外は男性の気持ちを理解することを心がけてみて。

▼「生理的に無理」問題の対処法

生理的に感じる「顔のしつこさがどうしてもちょっと無理」「においが苦手」「くちゃくちゃ食べるのが無理」などの違和感は解消しないこともあるので、基本的に「致命的な不快ポイント」とみなして問題ありません。
ただ、もし「居心地のよさはバツグンだけど、どうしても気になる箇所がひとつふたつある」ならもう1回会って判断してみてもいいと思います。特ににおいは意外とその日の体調に左右されるものですし、マナーなどは「本人がそれがマナー違反だと気づいていない」だけで、やんわり伝えてみると直ることもあります。

他がピンときていない状態で生理的に許せないポイントがある場合は、私だったら2回めはないです。あくまで2回めを検討するなら「一緒にいて心地よい場合」のみでOKです。
「傷つける言葉」「暴力」などももちろんNGで構いません。

▼「良かれと思ってやっている可能性」を考える

女性がデート中に「なんとなくイヤだな」と感じていることは、男性からすると「本当に良かれと思ってかっこつけている」パターンがあります。
たとえば「店員さんにタメ語を使っていばる人」は「こういう店に慣れている俺感を出してかっこつけたい」かもしれませんし、「上から目線でマウンティングしてくる人」なら「頭のいい俺をアピールしてかっこいいと言われたかった、いばりんぼしたかった」かもしれません。会社ではまだまだ若手だけど後輩も入ってきてプレッシャーもあるような男性が、せめてデートをしている女性にはすごいって思われたい…という心情です。

そういう方に出会ったらとりあえず一度「すごいすごい!」と褒めていばり散らかしていただいて、心ゆくまで「僕のほうが上だ、僕のほうがすごいもん」と思ってもらうと、急にいばりんぼが影をひそめていい人になることがあります(笑)。

▼「かっこつけたい」男性の気持ちを理解する

基本的に男性は強くありたい、かっこつけていたい生き物です。「僕のほうが強いんだぞ!」と言いたい生き物なので「そっか、強いんだねぇ〜、強い強い!」と、バカにするわけではなく、母のような気持ちでいるとかわいく思えてくるかもしれません(笑)。
また「悪いやつがかっこいい」という少年のような発想があるので、そこが「店員さんなどに悪ぶりたい」「過去のやんちゃな武勇伝を言いたい」など、あるあるなことにもつながってきます。

「男性ばっかり子どもで、いつまでも少年の心を主張して…」と思ってしまうかもしれませんが、一度考えてみてください。女性たちも大人になっても、たとえばピンクやリボンなどのかわいいものが好きだったり、セーラームーンにときめいたり、ぬいぐるみを愛したり、少女の部分が程度の差こそあれなんとなく残っていることが多いですよね。それと同じように、男性にも少年の部分があります。そこを理解していると、男性とのコミュニケーションは楽しくなってくるんじゃないかな、と思います。

▼人の気になるポイントは、自分の弱点

そして覚えておきたいのは「人の気になるところは、自分の弱点」という説もあるくらい、人は自分の鏡だということ。
何度も同じようなポイントで男性にイラっとするなら、それはその人たちが自分の弱点や今気にかかっていることを知らせる相手だという可能性があります。
たとえば「いばってマウンティングする人」「上から目線で自分の仕事をアピールしてくる人」がイヤなら「私だってがんばっているのにずるい。私もすごいと思われたい、褒められたい、なのに自分ばっかり!」と無意識で思っているのかもしれません。
婚活は「自分を知る活動」と言っているんですけど、そうやっていろいろな人に会うことで自分の本音が見えてきます。どんなに「今日のデートは行かなきゃよかったな」という相手に遭遇したとしても、そこから自分の考えや本当の望みなど、何かを学べたなら長い目で見て成功です。

Q.それでもどうしても男性にイライラしてしまいます…どうすればいいですか?

A.基本の「自分を満たしてあげる」に立ち返りましょう

たとえば男性が「自分を褒めてほしい」「少年の自分を認めてほしい」などとうっすら思っているのを感じ取ったときに、自分が満たされていないと「はぁ〜? なんで自分ばっかり!」と怒ってしまうかもしれません。でも、自分が満たされていると「あ、今褒めてほしいんだな」と思えて、相手を褒めて満たしてあげることができるんです。

自分を好きになって、自分のことを褒めてあげて、「何があっても、最終的にうまくいく」と自分の人生を信頼してあげること。その基本が重要です。

最悪うまくいかなくても死ぬだけです。人生は、死ぬまでの時間つぶし。
うまくいかなきゃいかないで、なんとかなります。
神様もそんなに悪い人じゃないので、自分自身も自分に関わる人も喜ばせてあげられているような人のことは応援してくれるはず。それにこんなにハッピーな人、神様が不幸にしないよね、と思っています。

それでも「何もうまくいかないし、彼氏もできないし、どうしよう、人生やばい」とどうしても落ち込んでしまっているなら、一度とにかく自分を満たしてあげることに専念してください。美味しいものでも、かわいい服でも、どんなことでも構いません。
そしてその日着る服を選ぶのも、どんなときでも「選ぶ」ときは、とにかく1mmでもいいから「できるだけ自分の好きなほう、心地いいほう」を選んでください。そういう風にすべてを選ぶ心の癖をつけて、自分の半径5メートルの範囲だけでも自分をハッピーにしてあげる。身に着けるものやいつも目にするものを、できる範囲で少しでも快適にしていく。それだけでもだいぶ変わると思います。
でも、そもそも落ち込む日があっていいんですよ。私だってこの世の終わりだと思うくらい体調が悪いときもありますし、「365日24時間常にハッピー」は無理です(笑)。落ち込んでも気にしすぎなくていいんです。今下がってるから、次は上がるんだな、くらいの感じで「結局、うまくいかないはずがない」と自分の人生を信じてあげること。それが何より重要です。

どんなときでも「自分を好きでいること」が基盤となる、中谷さんの恋愛&人生論。知ることできっと、あなたの人生観も「どうして今までこっちの考えをしていなかったんだろう?」と変わるはず。
恋愛や結婚を通して人生を変えたいと感じているあなたは、ぜひ書籍『愛させ力』もあわせてチェックしてみてくださいね。

 


『愛させ力』
中谷さや 著/1400円+税(大和出版)

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▼中谷さや
結婚コンサルタント。1982年秋田県生まれ。
15歳の頃から“悩むことのない幸せな恋愛”を重ね、25歳で結婚。十数年が経つ今も、夫と毎月デートを欠かさない恋人夫婦を維持している。
現在は愛されようと努力するのではなく、自分にフォーカスしながら愛を循環させる「愛させ力」を指南する講座を開講。大切にされない恋愛を繰り返してきた女性や、彼氏なし歴=年齢の女性などが「さらりと幸せになれる」「さらりと結婚できる」と好評を得ている。
公式サイト https://sayanakatani.com/
構成/後藤香織