「くんす」じゃないよ。「燻す」正しく読めますか?
よく見かける漢字。正しく読めているつもりで「じつはずっと読み方を間違っていた」という経験はありませんか?
たとえば、ぼんようと間違えやすい「汎用」。
きうと間違えやすい「希有」。
おしいんと間違えやすい「押印」。
つくと間違えやすい「尽く」……など。
そんな「読めそうで意外と読めない」漢字クイズ、本日のお題はこちら!
「燻す」。
この日本語、あなたはなんと読んでいますか? 燻製(くんせい)の「燻」と同じ漢字ですが、もし「くんす」と読んでいたらそれは……残念ながら間違いです!
間違っていた人も、なんとなく読み流してしまっている人も、せっかくなので正しい読み方を覚えてしまいましょう♪
ちなみに「燻す」の意味は、次のとおりです。(小学館『デジタル大辞泉』より)
(1)物を燃やして煙が出るようにする。また、煙にむせるようにする。
(2)殺菌・殺虫などのために煙を出す。
(3)すすや煙で黒くする。
(4)金属製の器具に硫黄のすすで曇りをつける。
(5)いじめて困らせる。
会話や文章では、「生木で燻す」とか「猟師が動物を燻し出す」といった使われ方が一般的です。
さて、そんな「燻す」の読み方は……正解を見てみましょう♪
■正解は……コチラ!
「燻す」の読み方、正解は「いぶす」でした。
ベテランの俳優さんを褒めて「いぶし銀」と呼ぶことがありますよね。いぶし銀とは、見た目の華やかさは少なくても内面の実力や魅力がすごい人のことを「煙でいぶしてツヤを抑えた銀」に例えた表現なのです。
ちなみに同じ字でも、「燻ぶる」と書かれているときは「いぶぶる」ではなく「くすぶる」と読みます♪
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(豊島オリカ)