肌や体にいい野菜の摂り方として、『美的』9月号で、「低温加熱」のレシピをご紹介。
常温から弱火(45~70度)でじっくり加熱していき、食材の細胞が壊れ始める70度あたりで火を止めることで、食材の歯ごたえや旨みがアップ。そして、野菜の栄養や旨みがギュッと凝縮されるだけでなく、酵素の働きで食材の鮮やかな色味をキープし、肉はパサつかずやわらかく仕上がり、料理がぐっと美味しくなります!
主な調理法は、「蒸し」と「ゆで」の2種類。今回は、「低温ゆでレシピ」4品をご紹介します。
\自然とそしゃくも増えて満足度UP/
■枝豆ととうもろこしの豆乳ドレッシング添え
【材料(1人分)】
枝豆……100g(むき実 50g)、とうもろこし……1/3本(むき実 50g)、水……50ml、塩……0.8g、こしょう……少量
A(豆乳……20g、塩……0.2g、ワインビネガー……1g、オリーブオイル……3g[小さじ 1/2強])
ピンクペッパー……少量、セルフィーユ……適量
【作り方】
1.枝豆はさやから出し、とうもろこしは実だけにする。
2.(1)を鍋に入れ、水を加えて強火にかける。68度になったら火を止めて、アルミホイルで落としぶたをして本ぶたをして5分おく。この作業を3~4回繰り返す。
3.湯きりして、塩を加えて冷まし、冷蔵庫で冷やす。
4.ボウルでAを合わせる。
5.器に(4)を注いで枝豆ととうもろこしを盛り、ピンクペッパーとセルフィーユをあしらう。
\カットレタスがごちそうに!/
■しゃっきりレタスのゴルゴンゾーラソースかけ
【材料(1人分)】
レタス……1/6玉、クルミ……6~8個
A(ゴルゴンゾーラチーズ……20g、牛乳……10g、はちみつ……3g)
皿に散らすゴルゴンゾーラ……適量
ゆで湯分の塩……水に対して1.5%
【作り方】
1.レタスをくし形に切る。
2.鍋に1.5%の塩水を作り、(1)を入れる。
3.中弱火で45度まで加熱したら、水気をきって、すぐに冷蔵庫で冷やす。
4.別の小鍋にAを火にかけて溶かし、冷蔵庫で冷やす。
5.皿にレタスを盛り、(4)をかけクルミを散らす。
\さくっと食べられクールダウン!/
■きゅうりとかぶのゴロゴロゆでサラダ
【材料(1人分)】
きゅうり……100g(1本)、かぶ……100g、ミント……2g
A(練りマスタード……15g、生クリーム……10g、メープルシロップ……5g、塩……0.2g)
黒こしょう……適量
ゆで湯分の塩……水に対して1.5%
【作り方】
1.きゅうりと、皮をむいたかぶを2cmくらいの乱切りにする。
2.鍋に1.5%の塩水を作り、(1)を入れて中弱火にかける。
3.70度まで温度が上がったら火を止めて、湯きりする。
4.ボウルにAを入れてよく混ぜ合わせる。
5.皿に(3)のきゅうりとかぶを盛り、(4)と黒こしょうをかけてミントをあしらう。
\リコピンなど美肌成分たっぷり/
■ミニトマトと玉ねぎのマリネサラダ
【材料(1人分)】
ミニトマト……80g、玉ねぎ……50g、塩……0.8g、砂糖……0.8g、ワインビネガー ……4g(小さじ4/5)、オリーブオイル……10g、こしょう……少量、ブロッコリースプラウト……3g
ゆで湯分の塩……水に対して1.5%
【作り方】
1.ミニトマトはヘタを取り、縦半分に切る。
2.(1)をジップつきの保存用ポリ袋に入れて空気を抜き、密閉する。
3.玉ねぎは繊維と直角に、7mm幅にスライスする。
4.深めの鍋に1.5%の塩水を作り、(2)と(3)を入れて中弱火にかけ、ゆっくり温度を上げる。
5.70度になったらミニトマトの袋を取り出し、玉ねぎはざるで湯きりしてペーパーで水気を取る。
6.ミニトマトと玉ねぎを合わせて、塩、砂糖、ワインビネガー、オリーブオイル、こしょうと和え、冷蔵庫でよく冷やす。
7.器に盛り、ブロッコリースプラウトをあしらう。
枝豆、レタス、きゅうり、トマトは、ビタミンカラーの夏野菜。食感や色でも楽しめるレシピです。生で摂るよりもたくさんのメリットがあるので、低温加熱のコツをマスターして、夏野菜を美味しくいただききましょう!(さとうのりこ)
★コチラも参考に!→ 肌や体にいい野菜の摂り方は断然「低温加熱」!旨み凝縮蒸しレシピ(1)
(『美的』2014年9月号)
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