【心理テク】なぜ男子は逃げる女子を追いたくなるのか? 追いかけさせる方法は?
手に入りにくいものほど強く焦がれてしまうこと、ありますよね。それは人間関係でもある意味同じこと。
もしもこの心理の仕組みを解き明かして恋愛に活かすことができれば、恋の勝者になっていける可能性も否定できません。というそこで今回は、「逃げる相手を追いたくなる心理と、追いかけさせる方法」についてご紹介いたします。
■逃げる相手を追う心理の奥底には“カリギュラ効果”が
人は逃げる相手ほど追いかけたくなるもの。もちろん、獲物を追いかけたいという“狩猟本能”も関係がありますが、それだけではありません。心理学的には“カリギュラ効果”という心理が関係していると言われています。
また、“期待”と“禁止”に関するある実験によると、子供に対して自由に好きなおもちゃで遊ばせたあと、好きな順に順位をつけさせ、2番目に好きなおもちゃで遊ばないように禁止をすと、2回目におもちゃの順位をつけさせた場合、禁止された2番目に好きなおもちゃの順位が1番目になるという結果が出ました。禁止されることで、その裏に隠されている真意を読み解こうと、期待感が高まるのです。
これを恋愛に応用するなら、今後の関係性の発展について期待させるようなそぶりを見せておいてから一線を守って相手に我慢させるなどの”おあずけ”をすることによって、相手からの関心を増幅させることができるでしょう。
■ハマってしまいやすいのは“成功率50%”の相手
心理学者のアトキンソンによると、行動を起こすためのやる気は「達成動機の強さ+本人が思う成功確率+成功した際の報酬」という方程式によって導き出されると発表しました。
ここで重要なのが、本人が思う成功確率の部分です。成功確率が高い方がやる気も触発されると思われがちですが、実はそうでもなく、「成功確率50%」が最もやる気を起こしたという心理実験結果があります。つまり、人間は確実に恋が成功する、確実に失恋すると分かっている相手よりも、半分くらいの確立で成功するかもしれないと思う相手の方が、追いかけたくなるのです。
■ここぞという時のテクニック! 高圧的な態度で恋が上手くいく!?
スタンフォード大学のマーワン・サイナソーの実験によると、ここ一番というときには柔和な態度で接するよりも、高圧的な態度(強い口調やオーバーアクション)で接する方が相手よりも優位に立てるという結果が出ています。
もちろん、大事な局面でのみ高圧的に出るということが前提ですが、なかなか落ちない相手に追わせるには、従順にしているばかりでは上手くいかないこともあると言えます。恋の勝者になるには、“押し引き”も必要ということなのです。
人の心は不思議なもの。ストレートにまっすぐぶつかっていくだけでは、うまくいかないことも、少し違った視点を持ってアプローチすれば成功することもよくあります。
何事もさまざまな視点から見て行動することによって、成功の蓋然性も高まる可能性があるということなのでしょう。相手の心理を上手について、恋のチャンスをものにしてみてくださいね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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