『劇場版仮面ライダーエグゼイド』は“VR”がキーアイテムに。キャストがVR体験したいものは?

2017年6月5日(月)東京・多摩六都科学館にて、8月5日(土)に全国公開となる『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』と『宇宙戦隊キュウレンジャーTHE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』の製作発表記者会見が行われ、キャスト&監督14人が登壇。映画にまつわるトークを繰り広げました。

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制作発表記者会見の会場となったのは、世界一のプラネタリウムがある「多摩六都科学館」。なぜこの場所が選ばれたのか……。それは『宇宙戦隊キュウレンジャー』が“宇宙”を舞台にした作品であること、そして『仮面ライダーエグゼイド』は最新設備をいかして映画の世界観を表現するため、だとか。

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キャラクター計19体も勢ぞろい! なんとも豪華な制作発表記者会見となりました。

 

さて、まずは『宇宙戦隊キュウレンジャーTHE MOVIE』から、岐洲匠(きずたくみ)さん、岸洋佑(きしようすけ)さん、山崎大輝(やまざきたいき)さん、大久保桜子(おおくぼさくらこ)さん、榊原徹士(さかきばらてつじ)さん、柴﨑監督が登場。

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宇宙狭しと暴れまくり、シリーズ初の“宇宙対戦”を繰り広げ、スケールも人数の多さもシリーズナンバーワンを誇る究極の救世主『宇宙戦隊キュウレンジャー』。

岸さんが「戦隊史上最大の11人で贈る究極の話になっていると思います。きっと熱狂していただける内容だと思うので、楽しみにしていてください」と話すと、柴﨑監督からは「夏休みの映画ということで、親子で楽しめる内容になっています。多くの方に観ていただければ嬉しいです」という言葉も。

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今回の会見場が“プラネタリウム”ということで、それぞれの「プラネタリウムの思い出」について聞かれると、「小学生の頃、遠足で初めて見た時にすごく感動して、心地がよくて寝てしまいました(笑)」(岐洲さん)、「温泉がすごく好きでスーパー銭湯やスパも行くんですけど、よく行くスパにプラネタリウム型の岩盤浴があって、そこで星を見ながら僕も寝てます(笑)」(岸さん)というエピソードが。

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続く榊原さんも、お風呂に浮かべて浴室を簡易的にプラネタリウムにできるアイテムを買い、「それを浮かべて見続けながら湯船に入っていたら、そのまま寝てしまい、起きたらお湯が冷めていて翌日風邪を引いた覚えがあります」と、なぜか似たようなエピソードに話が集中。「プラネタリウムの罠がありますから、気をつけたほうがいいですよ」(榊原さん)なんて言葉も飛び出すほど。

キュウレンジャーのみなさんは、“プラネタリウム=眠り”という思い出ばかり……?と思いきや、小さい頃から「星が好き」という大久保さんからは、お父さんにプラネタリウムに連れて行ってもらってからはまり「お父さんとよく来ます」と、ほっこりする話が出ていました。

 

さて、17年前から戦隊シリーズに携わってきた柴﨑監督。過去にも多摩六都科学館で撮影のために何度か来たことがあり、とても思い出深い場所なのだとか。「大先輩の長石監督が大好きな場所でよく来ていたので、久し振りに来て背筋が伸びる気持ち。先輩が言っていた『子どものためにつくるんだ』ということを思い出した」と語ってくれました。

 

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キュウレンジャーのみなさんからは映画の見どころも。「キュウレンジャーがいろいろなチームに編成されて、バラバラで行動するのですが、僕はガルを乗り回し、(難しかったけど)熱いアフレコが楽しかった」(岐洲さん)、「たくさんのエキストラとのエンディング・ダンス。映画ならではのスケールのでかさを感じた。今までない以上にピンチで、マイナスからのスタートもキュウレンジャーらしく、見どころ」(山崎さん)。そして、榊原さんいわく、タイトルにある「“逆襲”にもとても深い意味がある」ということなので、ぜひそのへんにもご注目を!

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柴﨑監督が「映画はテレビ以上に心情描写されている部分が多い。そこでみんなの成長を感じたので、お芝居のもっと先の領域(宇宙)へ引っ張っていきたい」という温かい言葉も。それを聞いて、キャストのみなさんも思わず神妙な面持ちに。

 

続いて登場したのは、『劇場版仮面ライダーエグゼイド』から、飯島寛騎(いいじまひろき)さん、瀬戸利樹(せととしき)さん、松本享恭(まつもとうきょう)さん、岩永徹也(いわながてつや)さん、松田るか(まつだるか)さん、小野塚勇人(おのづかはやと)さん、甲斐翔真(かいしょうま)さん、中澤監督。

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『仮面ライダーエグゼイド』のTVシリーズは後半戦に突入し、毎回、衝撃的な事実が明かされつつも、まだまだ謎の多い本作。ここから怒涛の展開の先に“真のエンディング”が待ち受けています。

今回の会見で、新型フォーム“仮面ライダーエグゼイド クリエーターゲーマー”が初登場! さらに、本作では、PlayStation VRとコラボが実現したという新情報も明かされました。

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仮面ライダーエグゼイドのモチーフは「医療」と「ゲーム」。最先端VRは、ゲームや医療の現場でも注目を集めているとあって、まさに夢のコラボ。エグゼイドでおなじみの色にカラーリングされたヘッドギア「幻夢VR」は、“仮面ライダーエグゼイド クリエーターゲーマー”に変身するためのキーアイテムにもなっています(このコラボによるスペシャルVR映像コンテンツも企画中とのこと)。

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会見では、宝生永夢役の飯島さんが実際に装着して見せてくれたのですが、今回撮影をするまで着けたことも観たこともなかったとか。そんな飯島さんのために、両隣りにいた瀬戸さんや松本さんが装着を手伝ったり、マイクを持ってあげたりしていました。

 

さて、20代前半で構成されたキャストがメインとあって会見中は終始にぎやかで、本編では見られない仲の良さを発揮していました。そんな彼らが撮影現場でどんな様子だったかというと……「男子高校生がギャーギャー騒いでるような、休み時間に教室の後ろでワチャワチャしているような状態。そのチームワークの良さを映画にぶつけてくれているのでありがたい」と、中澤監督が漏らしていました。

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また、映画とテレビ版で違う点を聞かれ、キャストが口々に名前を挙げたのが「鏡飛彩」のキャラ。ある場面で、「飛彩さん……!?ってなるかも」(飯島さん)と話し、演じていた瀬戸さんも「ちょっと心配。大丈夫かな」と話していました。ドラマではいつもクールなので、ご本人的には「楽しかった」そう。

岩永さんも「飛彩くんが“ワ~”となるシーンが大好き」と話してくれたのですが、言われた瀬戸さんは「どこだろう……」とハテナ顔。ただし、ネタバレしてはいけないことが多すぎるため、周囲からも「それ以上深入りしないほうが……」という声が(ちなみに、鏡飛彩以外にもドラマとキャラが変わる人がいる数名いる模様)。

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ネタバレになるからと、「今回もパラドのことは全然言えない」と甲斐さん。そこで、どんな様子かを“擬音”で表現。「え……? あ~~……おお!」と教えてくれました(すかさず「たとえヘタくそか(笑)」という突っ込みがあがってしまっていました)。

その他、ネタバレにならない程度で……と話してくれたのは、「(ドラマと同じように)雨の時に何か必ず起こる」(小野塚さん談)とのこと。そして、全員で変身するシーンが公開になっていますが、宝生永夢と九条貴利矢は変身の動きが多いため、他のキャストと合わせるのが大変だったとか。

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記者から「もしVR体験するなら?」と質問が及ぶと、飯島さんが真っ先に「草原です」と。サバンナのような大草原で「自分がシマウマになったような感じで」というのがやってみたいとか。瀬戸さんは「宇宙」、松本さんは「ゾンビゲーム」、岩永さんは「ピラミッドの中を探検」、小野塚さんは「ヒーロー」、甲斐さんは「蟻になりたい」と話してくれました。そして紅一点の松田さんが「昔通っていた学校に行きたい!」というと、男性陣がいっせいに「行けばいいじゃ~ん(笑)」と同じ反応!

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こんな感じで終始ワイワイとしていた7人。

ドラマから約1年。それぞれの成長した点を聞かれると「正義感を感じるようになった」「仲がいいのが映像にも出ている」など挙がっていましたが、エグゼイドの現場を半年ぐらい離れていた小野塚さんは戻ってきて感じたことがあるそう。

「物語の後半になるにつれて(みんなの)芝居の熱量がどんどん上がってきていたので、それと比べて、“俺ちょっと低いな”とすごく感じさせられました。だから後半の勢いにのることに苦労しました。役ではなく、個々の人間力がレベルアップしているからこそだと感じた」(小野塚さん)

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さて、「エグゼイド集大成の映画ということで、九条貴利矢、なぜか今回『CR』の白衣を着ております。その理由も含めて楽しんでいただけたら」(小野塚さん)、「“トゥルー・エンディング”……真のエンディングとな何なのか、ここでキャストが並んでいる意味は何なのか。ぜひ劇場でお確かめください」(中澤監督)と、まだまだ謎も多い本作ですが、飯島さんから最後にこんなメッセージが。

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「僕たちドクターが治療の難しい病気に挑むストーリーですが、ドクターらしい物語が描かれていると思います。実際に病気で闘っている人たちにも勇気を与えられたら」(飯島さん)

『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』と『宇宙戦隊キュウレンジャーTHE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』は、2017年8月5日(土)に全国公開。2大ヒーローたちの熱い想いと戦いをぜひ劇場で!

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