食も観光も楽しくて、夏は避暑地に、冬は雪景色を見に…と、旅行の大定番スポット「北海道」。大通公園やすすきのが有名な札幌や、運河が人気の小樽などをメインに見て回るという方も多いと思いますが、計画立てるのはちょっと待って! 「新千歳空港」には、どのくらいの時間滞在する予定ですか? 北海道ラーメンや80以上のお土産屋さんも揃っていて、歩くだけでワクワクする必訪スポット。でも、やっぱり他の観光地にも時間をたくさん取りたい…! という気持ちもわかります。そこで今回は、北海道生まれの筆者が、空の旅の前後「2時間」で楽しめる新千歳空港のモデルプランをご紹介♡
ぜひ、遅めの夏休みや、祝日が増える秋シーズンに訪れてみてくださいね!
①ラーメン道場で北海道ラーメンを食べる
北海道の名店、全10店舗が大集結している「北海道ラーメン道場」。濃厚なバターが溶け込む味噌味が人気の札幌ラーメンや、北海道の海鮮が乗った豪華なラーメンなど、どこに行ってもハズレなし。全店舗行列が絶えない、名店揃いの通りです。中でも筆者がお勧めしたいのは次の二つ。
一番のお気に入りは、定番ですが「えびそば一幻」。迷ったらだいたいココ!
濃厚な甘海老のだしが溶け込んだスープは唯一無二で、一度食べたら忘れられない…! スープの味は醤油、味噌、塩の3種類。そこからさらに、素材の旨みが引き立つ「そのまま」と、豚骨をブレンドしたこってり濃厚な「あじわい」の二つのスープを選ぶことができます。筆者は脂っぽいのが少し苦手&海老の風味を楽しみたいので、「そのまま」の「味噌」を選ぶのが定番。
お昼時から外して平日の15時ごろに行っても長蛇の列ができている一幻。常に20〜30分は並ぶ印象ですが、それでも訪れる価値あり! 時間に余裕がある場合はぜひ行ってみてください。
北海道の旨み詰まった、味噌バターコーンラーメン
ほかにも、各札幌ラーメンのお店の「味噌バターコーンラーメン」は抑えておきたい♡ こちらは、札幌ラーメン「雪あかり」の、人気No.1 「味噌バターコーンラーメン」。
麺は札幌ラーメンらしい「ちぢれ卵麺」。チャーシューは薄め、メンマも細切りで、麺も具もスープによく絡む! スープは塩味強めな濃厚な味噌に、クリーミーなバターが加わることで一気にコクがアップ。角のない優しい味わいが楽しめます。「こんなに飲んだら太っちゃう…」と頭ではわかっていながらも、つい飲み干してしまう美味しさです。
②大人も夢中で眺めちゃう ロイズチョコレートファクトリー
お腹が満たされたら、一旦歩きたい…! ということで、ロイズチョコレートの製造過程が見られる「ロイズチョコレートファクトリー」へ。ロイズといえば、生チョコやチョコがけのポテトチップが有名ですよね。でも実は、他にもたくさんの種類のチョコレートがあるんです。こちらではロイズで販売されている様々なチョコレートの製造過程を見ることができます。大人でも思わず見入ってしまう!
立体のケースに注ぎ込まれたチョコレートがくるくると回っている様子がちょっぴりシュール。ギフトに喜ばれること間違いなしのこの立体チョコレートも、併設のチョコレートショップで購入できますよ。
棒付きのかわいいキャラクターチョコレートもたったの300円。このほか、新千歳空港限定商品も多数販売されています。大人も童心がくすぐられる、まるでチョコレートの遊園地です♡
③北海道土産を購入。「焼きたてクッキーサンド」やレトロかわいい「生ノースマン」も!
なんと、新千歳空港の2階「ショッピングワールド」には80軒以上のお土産屋さんがあるんです。定番の六花亭や北菓楼、柳月やsnowなど、いろんなお土産屋さんでちょっとずつ買っていくのがとっても楽しい。
とろっとチーズがくせになる。きのとや「焼きたてチーズタルト」
中でもイチオシは、きのとやで購入できる焼きたてチーズタルト。
サクッとしたタルト生地に、ふわふわ、とろっとしたチーズが乗っています。プレーンとブルーベリーの2種類で、ブルーベリーの方は中に果実感のあるソース入り。
濃厚ながら軽やかな食感が唯一無二で、行くたび必ず購入しています。帰りの空の旅のお供にもおすすめ! 後ほど紹介するソフトクリームと同じ列で購入できます。ぜひ両方試してみてください♡
パッケージが可愛すぎ。千秋庵の「生ノースマン」
レトロかわいいパッケージがかわいすぎるこちらのお土産。
実は「ノースマン」というお菓子は、半世紀の間北海道の定番銘菓として愛されてきた、歴史あるお菓子。和菓子と洋菓子を融合させた、第三のお菓子として生まれたのが「ノースマン」なんです。ですが、2022年にパッケージや商品をリブランディング! 通常のノースマンは中身があんこのみですが、生クリームがたっぷり注入された「生ノースマン」が誕生しました♡
バターがしっかりと感じられる、しっとりしたパイ生地に、口どけのいい生クリームと軽やかなこし餡が包まれています。パイ、生クリーム、あんこの三重奏がたまらなくクセになる…! 見た目も可愛くて、お土産にも喜ばれること間違いなし◎
サクサククッキーにあんバター♡ 札幌農学校の「焼きたてクッキーサンド」
「札幌農学校」のミルククッキーといえば、北海道土産の大定番! サクサクの食感にほんのり優しいミルクの甘味がクセになるクッキーですが、新千歳空港では、そんなクッキーを焼きたての状態で提供してくれるんです。
中には十勝産の小豆を使用したつぶあんと、コク深い北海道産のバターをサンド。この組み合わせ、合わないわけない♡ サクサク感を一層楽しむため、やっぱり出来立てをすぐに食べていただきたいのですが…お持ち帰りももちろんOK。5個入りは箱に入って渡してもらえるので、家族へのお土産にもgood!
フレッシュなブルーベリーがウマすぎ! 六花亭の「マルセイバターサンド」
今年の7月15日に販売がスタートした、新商品の「ブルーベリーバターサンド」。通常のマルセイバターサンドも、レーズンとバターのマリアージュが本当に美味しい! 熱烈なファンが多い商品ですが…今回、なんと生のブルーベリーを使用したバターサンドが発売されたんです。
半分に切ってみると、たっぷりのクリームにフレッシュな大粒のブルーベリーがたっぷり! 通常のバターサンドのクッキーはちょっとしっとりめですがこちらはサクサクのビスケットでサンド。クリームは濃厚なホワイトチョコ入りのバタークリームですが、ブルーベリーの爽やかな酸味のおかげでさっぱりと食べやすい。こちらも超人気商品んなので、見つけたら購入必須です!
④お土産散策の合間にサクッと立ち食い!「五十七番寿司」で最後まで北海道の海鮮を満喫
お土産売り場のコーナーにあるので、お土産見ながら空いてそうなときにパッと寄りたい。1カンからバラで好きなもの頼めるので、「これ食べ損ねた!」「どうしてももう一回食べたい!」という欲求をピンポイントで満たせる♡ 寿司ガチ勢に勧めたいお寿司屋さんです。
画像上は「ときしらず」。春から初夏に間だけ獲れる、希少な天然鮭。下は北海道といえば真っ先に名前の上がる海鮮ネタ、「ホッキ貝」。
滞在は10〜25分ほどで、好きなネタだけサクッと食べて、1杯サクッと飲んで出ると気軽な使い方ができるのもポイント。
⑤ありすぎて選べない! 銘菓店のソフトクリームをハシゴ
ちょっと疲れてきたなあと思ったら、ここで糖分を補給。新千歳空港では、サッパリ系から濃厚系、変わり種まで数多くのソフトクリームがありますが、特におすすめしたいのは次の二つ!
【¥540】きのとや「極上牛乳ソフト」
贅沢に6段も巻かれたミルクソフト。一口食べた瞬間に驚かされるのは、“もっちり”とした食感。ソフトクリームにこんな表現を使うことは滅多にありませんが、濃厚すぎてむしろ“むちっ”とした口当たり。「こんなの、初めて…!」と感動するほどの、コク深い味わいが魅力です!
【¥880】ルタオ「ムースフロマージュパルフェ」
ルタオからおすすめしたいのは、こちらのムースフロマージュパフェ。ルタオの看板商品の「ドゥーブルフロマージュ」が贅沢に一切れ乗ったパフェですが、お値段はたったの880円!
このパフェのソフトクリーム、実はただのミルクソフトではなく、チーズ味とミルク味のミックスソフト。濃厚なチーズと軽やかなミルクソフトがお互いを引き立て合います。
また、上に乗ったチーズケーキは二層仕立て。とろけるような口当たりの一層目と、濃厚なチーズ感の二層目。その上を、細かく刻んだふわふわのスポンジが覆っています。こちらも口どけが柔らかく、ソフトクリームとも相性抜群です。ビジュアルだけじゃなく、味も期待の遥か上をいく実力派ソフトクリームです。ちょっと贅沢な気分を味わいたいなら、これに決まり。
⑥旅行の記憶に想いを馳せて。展望デッキで空を眺める
新千歳空港に発着する飛行機を眺められるのがこちらの国内線ターミナル、屋上の展望デッキ。北海道らしい涼しい気温の中で、景色を楽しめます。搭乗までにリラックスした時間を楽しみたいなら、デッキまで出てみるのもgood。友達と思い出を語り合ったり、推しのぬいぐるみの写真を撮ったり。特に、日が落ちる前の時間帯がとっても綺麗です!
みなさんが気になった場所はありましたか? 2時間で回るならぜひ押さえておきたい5箇所をご紹介しました。何回行っても、次に試してみたいグルメやお土産が出てきちゃう、魅力溢れる新千歳空港。ぜひ、北海道に到着した日や帰る日のどちらかには2〜3時間取ってみて、じっくり観光してみてくださいね♡ (Ami)
東北出身、都内の大学に在学中の現役大学生ライター。2024年に半年間、イギリス・ロンドンに留学。ヨーロッパ周遊の旅経験など、海外ネタにも詳しい。月30冊は漫画を読むほどの漫画好きで、美術館巡りや図書館巡りにもお熱な文系女子。
無印良品とカルディのパトロールが習慣。最近の目標は「頑張らない自炊」。