ダイエット成功者に聞いた!やせるために「食べてよかった食材」ランキング

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ダイエットのために食べ物に気を使ってみたけれど、なかなか効果が出ず、続かなかった…と、失敗に終わってしまった経験はありませんか? 
そこで今回は、株式会社HYVが運営するthe SILK BLOOMが「実際に食べ物ダイエットをしてやせることができた」女性173人を対象に実施したアンケートをもとに、ダイエット中の食事の秘密を探っていきます。

やせるために意識して摂取した「栄養素」は?

まず、ダイエットのために積極的に摂取した栄養素について聞いた結果がこちら。

1位:タンパク質

最も多かった回答は、タンパク質。肉・魚・大豆製品・乳製品などに多く含まれていて、「筋肉の維持と代謝の向上に重要な役割を果たす」といわれています。健康的にやせるためには、ほどよく筋肉を付けることも大切。そして、筋肉量が増えると、基礎代謝量が上がりやすくなるので、消費カロリーが増えてダイエット成功につながりやすいんです。

2位:ビタミン

ビタミンは、「糖質・脂質・タンパク質の代謝向上や体の機能性・免疫力を高める」といわれています。中でも、鶏ササミ・マグロ・鮭・玄米・にんにく・赤パプリカなどに含まれる「ビタミンB6」は、タンパク質の分解を助け、吸収率を高めます。1位にも挙がったタンパク質の効果を高めるためには、一緒に摂ることがおすすめなんだそう!

3位:ミネラル

ほうれん草・ナッツ・大豆・肉・魚などに含まれるミネラルは、「体内の水分量や体調を整える」といわれています。体内でつくることができないため、食べ物から摂取する必要があるんです。食材によって含まれるミネラルの種類が異なるため、バランスよく摂取することが大切。

実際に効果を感じた!ダイエット中のおすすめ食材ランキング

1位:野菜・きのこ類

野菜やきのこ類は、低カロリーで食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えて代謝を促進する効果があります。また、これらはかさが大きく少量でも満腹感が得られるので、食べ過ぎ防止にも役立つとのこと。とくに人気が高かったのは、キャベツやブロッコリーなどの「緑黄色野菜」や、「舞茸」「えのき」といったきのこ類でした。

さらに「オリーブオイルやビネガー、塩、塩昆布など、いろいろな味付けで食せて飽きない」といった声もありました。味がないことで苦手に感じる方は、味付けを工夫してみるのも手! ただし、せっかくの低カロリー食材が味付けによって高カロリーにならないよう、注意したいものです。

2位:大豆製品

大豆などの植物性タンパク質は、動物性の食品に比べてエネルギー量が抑えられるため、量をしっかり食べることができ、満足感も得られます。肉や魚などの動物性タンパク質には脂質が含まれるので、ヘルシーにタンパク質を摂取したい場合には、大豆がぴったり。

大豆製品の中でもとくに人気が高かったのは、「豆腐」。肉の代わりに使ってヘルシーな料理を作ったり、さまざまなアレンジがしやすいのも嬉しいポイント。高タンパク低カロリーの「高野豆腐」も、やはりダイエットにおすすめのようです。

3位:穀物・イモ類

ダイエット中だからといって、炭水化物を完全に抜くのは逆効果。適度に摂取することで、エネルギー不足による代謝の低下を防ぐことができます。

とくに「玄米」や「もち麦」は白米に比べて食物繊維が豊富で、血糖値の急上昇を抑える効果があります。実際に「玄米に切り替えたら、お腹の調子が良くなって体重も落ちやすくなった」といった声もうかがえました。もち麦のにおいや食感に慣れていない人は、いつもの白米に混ぜて炊いた「もち麦ごはん」から食べ始めると、無理なく続けられるでしょう。

4位:肉類

良質なタンパク質を含んでいる肉類も、筋肉をつけたいダイエッターからの支持率高め!

とくに人気が高かったのは、「鶏むね肉」「ササミ」といったヘルシーな部位。低脂肪・高タンパクで食べごたえもあり、ダイエット中でも満足感を得られます。鶏むね肉は、他の肉よりも安く買えるのも嬉しいポイントですよね。

5位:こんにゃく製品

こんにゃくは低カロリーで食物繊維が豊富なほか、グルコマンナンと呼ばれる水溶性食物繊維が、強い満腹感を与える効果があります。腸内環境を整えて、スムーズな排便を促すことも期待できるんだとか。

なんとなく小腹が空いている、おかずが足りないというときに、罪悪感なく摂取できるのもダイエット向きである理由でしょう。ただし、食べ過ぎるとお腹を下す可能性もあるので、適量を心がけてくださいね。

5位(同率):発酵食品

「納豆です。寝る前に食べても太りませんし、少量でも腹持ちが良いので」
「納豆。たんぱく質が取れるだけでなく腸内環境も整えられて、おなかも満たされるから」
「ヨーグルトとバナナを毎朝とっていたときは、便秘の自分でも便通がマシになったような気がします」

発酵食品は、適度な量を日々積極的に食べることで、腸内環境を整える効果が非常に大きいといわれます。実際、「便通がよくなった」という声が圧倒的に多く寄せられました。

中でもとくに人気が高かったのは、「納豆」と「ヨーグルト」。納豆はビタミンやミネラルも豊富なだけでなく、発酵過程で生成される酵素が消化を助け、栄養素の吸収を促進します。手軽に購入でき、豆の大きさや味のバリエーションも豊富なので、自分の体質や好みに合わせて選びやすいのも魅力。

意外と効果がなかった食材ランキング

ちなみに、あまり効果を実感できなかった食材がこちら。1位は、意外とカロリーも糖質も高めな「フルーツ」。2位は、ついたくさん食べてしまいがちで量の調整がむずかしい「穀物・イモ類」。3位は、満腹感が得られずほかの食材にも手を伸ばしてしまいがちな「野菜・きのこ類」。4位は、味や食感などが飽きやすい「大豆製品」がランクインする結果になりました。


食べものにも好き嫌いがあるように、ダイエットのために摂取する食材にも、人それぞれ向き・不向きがあるもの。苦手な食材を我慢して食べ続けるのはストレスになり、ダイエットが続かなくなる可能性大。食事制限の反動から暴食に走ってしまうのは避けたいところです。今回の調査を参考に、「自分にはこれなら続けられそう」と思えるダイエット食材やメニューを探してみるのもひとつの方法です。

そして根本的に大切なことといえば、「バランスの摂れた食事」を心がけること。健康でいてこそ、ダイエットのスタートラインに立てるのではないでしょうか。(Mai)

情報提供元/株式会社HYV