今どきの「デート代の支払い」のスタンダードは?
昔から「デート代は男性が支払うもの」という風潮は根強いですよね。ただ、現在はこうした風潮は残っているものの、「当たり前」というほど浸透している考え方ではなくなってきているのではないでしょうか?
ここでは、株式会社モデル百貨がパートナーのいる社会人男女1,000人に対して実施したアンケートをもとに、今どきの「デートの支払いに関するホンネ」を探っていきたいと思います!
Q. デート中の飲食費、どちらがどれだけ払う?
実際、最近のカップルたちの間では、デート代の支払い配分はどのような形がメジャーなんでしょうか? まずはその一例として、レストランや居酒屋など、デート中の飲食費の支払い配分はどうしているかについて聞いた結果をご紹介します。
男性では「自分が全額」「自分が多め」と回答した人の合計が70%、女性では「パートナーが多め」「パートナーが全額」と回答した人の合計が51%となりました。男女で回答に差が出ましたが、やはり今でもデート代は男性が多め、あるいは全額払うという風潮は残っていることがわかりますね。
Q. 「デート代は男性が支払うべき」という風潮をどう思う?
次に「男性がデート代を払うべき」という風潮をどう思うか聞いてみたところ、最も多かった回答は、男女ともに「ある程度は同意」で、半数近くの人が回答していました。かなり多くの人が、男性が多く支払うという風潮をある程度肯定しているようですね。
その一方で、男女のどちらにおいても2番目に多かった回答は「同意しない」で、男性が27%、女性が23%でした。こうしたデート代の支払いの風潮に対してモヤっとしてしまう人も少なくないことがわかります。
Q. 「デート代は男性が支払うべき」という風潮、ホンネではどう思う?
今度は、男性がデート代を多く支払うという風潮に「同意するか」ではなく「自分はどうしたいか」を聞いてみました。
すると、男性で最も多かった回答が「自分が全額でも問題ない」で44%だったのに対し、女性で最も多かった回答は「割り勘がいいと思う」で37%と、男女で結果が分かれました。男性の「自分が全額でも問題ない」「自分が多めでも問題ない」、また女性の「パートナーに全額払ってほしい」「パートナーに多めに払ってほしい」を合計した「男性が多く払う派」の回答は、男性が75%なのに対し、女性は44%と大きな差があることがわかります。
男性が多く支払うという風潮に対して、「そういう考え方もあり」と肯定する一方で、いざ自分のこととなると「割り勘がいい」と望んでいる女性は多いようです。「割り勘がいいと思う」と女性が回答した理由としては、「対等でいたいから」と答えた人が多数でした。
Q. デート代の支払いルールについて、パートナーと話し合って決めてる?
デート代を支払う配分について「パートナーと話し合いルールを決めているか」を聞いてみたところ、一番多かったのは「話したことはない」48%でした。「話したことはあるがはっきりとは決めていない」と回答した人も合計すると、80%以上のカップルが明確なルールを決めていないようです。
デートの支払いについて改まって話し合うというのはなんだか気まずい感じがしますし、自然となりゆきに任せる形になりますよね。ただ、ここまでの調査結果をみると、デートの支払いについての希望は多様化していて、男女の間でも考え方に差が生まれているようなので、勇気を出して話し合ってみるのもありかもしれませんね。
楽しいデートのために♡
恋愛についての価値観が変化し、多様化してきている今どきのカップルにとって「デート代は男性が払うべき」という風潮は、少し窮屈なのかもしれません。自分たちのことですし、せっかくのデートを最高に楽しいものにするためにも、パートナーと自分にぴったりな支払い配分を一緒に考えてみてはいかがでしょうか?(石川智香子)
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