肌あれ、冷え、むくみ、体重増加……これらの不調は体内リズムの乱れが原因かも。体内リズムを担う「体内時計」が整えば、美肌や健康維持につながります。
『美的』4月号「キレイになりたければ体内時計を整えなさい!」で体内時計について教えてくれているのは、根来秀行先生(ハーバード大学医学部客員教授、パリ大学医学部客員教授、医師、医学博士)。
「正しくは早起き早寝。毎朝一定の時間に起きて、体内時計のスイッチを入れることが最も大切なのです」と根来先生。まずは、あなたの体内リズムを知りましょう。以下の12項目のうち、当てはまるものをすべてチェックしてください。
<「体内リズム」チェックシート>
1□ 毎朝起きる時間が同じ
2□ 休日でも朝寝坊しない
3□ 朝起きたら太陽の光を浴びる
4□ 1日3食をほぼ一定の時間にとる
5□ 運動の習慣がある
6□ 入浴は湯船でしっかり温まる
7□ 睡眠時間がいつも6時間未満
8□ 朝食を食べない
9□ 朝食~昼食~夕食の感覚が6時間以上
10□ ほとんど運動をしない
11□ 21時以降にPCやスマホを使う
12□ 入浴はシャワーのみが多い【診断結果】
★1~6すべてにチェックがついた人……体内リズム「優等生」
★7~12すべてにチェックがついた人……体内リズム「劣等生」
★1~6のチェック数>7~12のチェック数……体内リズム「まずまず」
★7~12のチェック数>1~6のチェック数……体内リズム「乱れ気味」
ちなみに私は体内リズム「劣等生」……わかっていましたが厳しい現実を突き付けられた感じです。体内リズムの乱れが続くと、不眠、肌トラブル、冷え、体調不良、免疫力低下、太る、ストレス、代謝&筋力低下などを引き起こします。どれもしっかり自覚症状あり、です。
体内時計が整った生活を送ると、体や心のコンディションが整うのが最大の特徴。その理由は、「体の2大制御システムである“ホルモン分泌”と“自律神経”の大半が、体内時計によってコントロールされているため。
「自律神経は、まさに体内時計とともに変動します。朝日でリセットされた時点から緊張モードの交感神経が高まり、夕食の時間くらいからリラックスモードの副交感神経が優位に。規則正しい生活によって体内時計が整えば、自律神経のバランスも良好に保たれて、夜の眠り、昼のパフォーマンスの質がぐっと上がります」(根来先生)
<体内時計を整えると、さまざまな不調が好転!>
【肌】新陳代謝はUP、肌がツルンと若返る!
【頭】自律神経のバランスが整い、頭がさえる
【心】メンタル面が安定して、ストレス解消
【体調】冷えやむくみ、肩こりなどの不調が改善
【体型】エネルギーを消費しやすい体に変わる
体内時計の仕組みがわかったところで、次回は「体内スイッチの入れ方」、そして「体内リズムが整う過ごし方」をご紹介します!(さとうのりこ)
モデル/CanCam新世代モデル・大沼ふじ
(『美的』2014年4月号)
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