夏は汗をたくさんかいて、ベタベタするしニオイも気になる……と思っている方は多いと思います。実際そうだと思いますが、実は“いい汗”をかけばそれは解決することなんです!
“いい汗”とは水分が多いサラサラの汗。本来夏にかく汗はそういった汗で、そうでない場合はさまざまな原因が考えられます。『美的』9月号では、ウォブクリニック中目黒 総院長の髙瀬聡子先生が、“いい汗”について詳しく解説してくれてます!
汗のニオイやベタベタもううんざり! という方、今すぐチェックです。
◆夏に多く分泌される無臭の“いい汗”とは
「汗は、体温調整のためにエクリン腺という汗腺から分泌される汗と、緊張や興奮といった精神状態が影響してアポクリン腺から分泌される汗の2種類に分けられます。夏に分泌量が増えるのは、エクリン腺からの“いい汗”。成分の約99%が水分なのでサラッとしていて蒸発しやすく、雑菌が繁殖しにくいのでニオイが少ないのが特徴なのです。」(髙瀬先生)
夏は汗のニオイが気になる……と思っていたけれど、実は本当はそうじゃなかったという衝撃! 問題はどんな汗をかいているかによるのですね。
◆“いい汗”をかけない人の特徴
・ストレスが多い
・運動不足
・肥満体質orやせ体質
・代謝が悪い
・エアコンを使い過ぎている
「運動不足などの理由で汗をかく機会が減ると、汗腺の機能が衰えます。汗をかきにくくなると、汗の成分にミネラルが多くなるため、エクリン腺から分泌された汗もベタベタしていて蒸発しにくく、ニオイも発生しやすくなるのです。心当たりのある人は、毎日半身浴をして、1日1回汗をきちんとかく習慣を身につけましょう」
半身浴は、ぬるめのお湯に10~20分ほどゆったりつかり、じわじわと体を温めます。半身浴の前後に常温の水をとり、発汗促進&脱水症状の予防をしっかりおこないましょう。
夏だからベタベタやニオイは仕方ないと思っていた方、今すぐ生活を見直して、気持ちよく夏を過ごしましょう!(鈴木 梢)
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