セラミュー外部太陽系4戦士が稽古中のある出来事を激白!「10戦士の息がそろいすぎて…」

時代を超えて愛される人気コミック「美少女戦士セーラームーン」。2012年に発足した「美少女戦士セーラームーン」20周年記念プロジェクトの一環として、2013年から上演しているミュージカル「美少女戦士セーラームーン」(通称、セラミュー)の新作が間もなく上演!

今回は、第4章として、地球を守るため、セーラー戦士が再び終結し、デット・ムーン サーカス団に立ち向かいます。そこで、“外部太陽系4戦士”、セーラーウラヌス/天王はるかの汐月しゅうさん、セーラーネプチューン/海王みちるの藤岡沙也香さん、セーラープルート/冥王せつなの石井美絵子さん、セーラーサターン/土萠ほたるの高橋果鈴さんにインタビュー。

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(左から:石井美絵子さん、高橋果鈴さん、藤岡沙也香さん、汐月しゅうさん)

幼い頃の“セーラームーンごっこ”の話から、ミュージカルの見どころ、魅力まで語ってくれました。

 

┃“外部太陽系4戦士”、「セーラームーン」の想い出に悲喜こもごも

Woman Insight編集部(以下、WI) みなさんそれぞれ「セーラームーン」との想い出があるとお聞きしていますが、特別なエピソードなどあれば教えていただけますか?

高橋果鈴さん(以下、高橋) 私は年齢的に世代ではなかったので、まずは原作をたくさん読むことが「セーラームーン」との出会いになりました。このミュージカルがなかったら「セーラームーン」の世界にどっぷりハマっていなかったと思います。何もわからない状態から入ったのですが、初舞台の作品が「セーラームーン」という素敵な作品で本当に嬉しかったです。

藤岡沙也香さん(以下、藤岡) 私はまさに世代です。セーラームーンごっこをするぐらいすごく好きだったのですが、実は、ウラヌスとネプチューンが出てきたぐらいの時、学校で「セーラームーンを観てる」と言ったら、「まだ観てるの?」と男の子に言われ、気にしすぎて観られなくなったんです。でも、宝塚時代の芸名とかにも「セーラームーン」にまつわる名前を入れたりしていたので、本当に夢が叶ったミュージカルであり、憧れや想い出が詰まった大好きな作品です。

汐月しゅうさん(以下、汐月) 私も同じく世代なのですが、生まれてこのかたオタクじゃなかったことがないので(笑)、もともと漫画はすごく読んでいました。その延長で『なかよし』で華々しく「セーラームーン」が始まり、私は周りの目を気にすることもなく終わりまで読んでいて(笑)、クラスメイトとセーラームーンごっこもしていました。そして10周年作品の実写ドラマにハマり……と、よく考えたら長いお付き合いですね(笑)。

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WI セーラームーンごっこをしていたということですが、当時は何役が多かったのですか?

汐月 昨年出したDVDでも話しているのですが、私がやっていたグループのルールとして、配役は自分で決めるものじゃなく、「セーラームーンごっこをしよう」と言った子が決めていたんです。それで言われた役が“プリンセス・セレニティ”(笑)。

石井美絵子さん(以下、石井) その話、私大好き! セレクトが渋すぎる!(笑)

汐月 当時はブラック・ムーン編だったかな?プリンセス・セレニティといえば、「爆睡している」というのがお決まりで……だからみんなが戦ってる横でずっと寝ていたんです(笑)。「いま私は、プリンセス・セレニティの役だからちゃんと寝てないと」と、一生懸命寝ていました(笑)。そんな時代もあり、満を持して戦士になりました(笑)。

 

┃自称“オタク”の汐月さん&石井さん。「オタクはしゃべり方でわかる」

WI “オタク”といえば、石井さんも以前のインタビューで、かなりの2次元オタクぶりを発揮していましたよね。

汐月 オタクって、なんでしゃべり方でわかるんだろうと思うよね。オタクはオタクがわかるんです。ふたりでオタクの話で盛り上がってる時は本当にヤバイよね(笑)。

石井 人前だとまだセーブがかかっているけどね。周りから見たらすぐにオタクだってわかると思うんですけど、本人的にはかなりセーブしながら話してます(笑)。だいたい早口になる。でもふたりで共通のネタは、「セーラームーン」と「ジョジョの奇妙な冒険」ぐらいだよね?

藤岡 この4人でいるときにあまりふたりだけでバーッと話している記憶はないけれど、ごくたまにわからない言葉が出てくることがありますね。そんなときは果鈴と顔を見合わせて、「ん?」という感じですけど、別に突っ込んだりしないです(笑)。

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┃新作セラミュ―の見どころのひとつに、「やっと10戦士がそろうこと」

WI 今回のミュージカルの見どころは?

藤岡 言えることがまだ少ないのですが、「外部太陽系4戦士登場!」じゃないかな。初めてこの4人の“グループ感”が発揮されるよね。

汐月 前回までは、同じ目的のために戦っていたセーラー5戦士とは違い、この4人はぞれぞれが違う方向を向いていたのですが、それが同じ目的に向かって一緒に戦っていくというのが今回の見どころですね。

石井 3年前にミュージカルが始まって、やっと10戦士そろうよね! 同じ使命を持ってともに戦う日がやってきました。それに今年は、こうして4人が集まってのお仕事が増えたので、そのこともとても感慨深いです。稽古をしていても、10戦士で戦ったりやられたりするシーンは、感動もひとしおです。

高橋 私もです。前作では、カマを振り下ろして終わることが多く、戦うシーンがなかったんです。今年は同じ戦士としてこの4人が集結して、みんなが仲間として戦えることが本当に嬉しいです! 実は、昨日の稽古で戦いのシーンをやったのですが……

汐月 みんなの息がそろいすぎて、同じ方向に倒れちゃったんですけど、その様子が“ヘコアユ”みたいだったんです(笑)。シーンとしてはやられて大変なんだけど、やっている私たち的には「楽しい」って感覚(笑)。

藤岡 それと、みんなで倒れて、そこからまた立ち向かうときの感じとかね。

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WI それでは最後に、このミュージカルのいちばんの魅力をお願いします。

藤岡 魅力ある舞台にするのが私たちの仕事だし、「この舞台の魅力ってこれなんだ」と観に来てくださった方がいろいろと感じていただけると思うので、それを見つける楽しさも魅力のひとつじゃないかなと思います。

石井 それから「女の子たちが悪と戦って地球を守る」というものすごくファンタジーなストーリーに、歌と踊りという、ある意味ファンタジーな要素があわさってひとつの空間になるのが、とてもセーラームーンの世界観に合っているなと思います。それと、90年代に始まった原作が2016年のいま、舞台で生で体感して観ていただけることが純粋にすごいことだなって。「セーラームーン」のいちファンとして、本当に奇跡だなと心から思います。だから、「セーラームーン」が好きだった世代の人はもちろん、作品をあまり知らなくても、いろんなことで「セーラームーン」を知った若い世代の方にも観ていただきたいミュージカルです。そして新しい世代の方にも愛していただいて、これからもどんどんつなげて行って欲しいですね。

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今回は、衣装も全員リニューアル! とても煌びやかで華やかに仕上がっているので、前作と比べて見るのも楽しいかも。ミュージカル初日はもう間もなく! 新たなセラミューの世界を体験しに行ってみませんか?(さとうのりこ)

※高橋果鈴さんの「高」は、はしごだかですが、システムの関係で「高」と表示させていただいております。

★前半はコチラ→ 汐月しゅう×藤岡沙也香×石井美絵子×高橋果鈴、“外部太陽系セーラー4戦士”は「人見知り」?

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-
【東京公演】2016年10月15日(土)~10月23日(日)@AiiA 2.5 Theater Tokyo
【福岡公演】2016年10月29日(土)~10月30日(日)@キャナルシティ劇場
【大阪公演】2016年11月4日(金)~11月6日(日)@サンケイホールブリーゼ
http://sailormoon-official.com/musical/
■主催:【東京・大阪公演】ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会 2016/【福岡公演】RKB毎日放送/キャナルシティ劇場/ネルケプランニング
(C) 武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2016

 

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