グルテンフリー生活1週間で、肌も体質も変わるって本当?
欧米ではすでにライフスタイルのひとつとなっている「グルテンフリー」。一度は耳にしたことがあるという方も多いのでは?
「グルテンフリー」とは簡単に言うと、“グルテン”=小麦・大麦・ライ麦など、穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種を摂らないこと。
もちろん、小麦・大麦・ライ麦の加工品も含まれるので、パンやパスタ、うどん、ビール、餃子やシュウマイの皮なども当てはまります。さらに、そば、しょうゆ、みそなどにも、グルテンが含まれている場合が……。
そう考えると、意外と日本人もグルテンをよく摂取しているということになります。
日本でも注目を集めている「グルテンフリー」。アレルギーのせいで摂取できないという人はもちろん、最近では、美容のためにグルテンを控えているという方も増えているようです。
ただし、先ほど書いたように、意外にもグルテンを含んだ食事が多い日本の食生活において、急にグルテンフリー生活を始めるというのは、なかなか難しいのも事実。
そこで、マクロビオティック&米粉料理研究家であり、米粉マイスター協会・理事の陣田靖子(じんだやすこ)さんに、「グルテンフリー」生活を上手に続けるコツを伺ってみました。
Contents
これで挫折なし!「グルテンフリー生活」成功の3つのコツ
まずはグルテンフリー生活を成功させるための3つのコツをご紹介します!
小麦粉の代用品として「米粉」を活用する
お好み焼きやチヂミ、パンケーキなどの“粉もの”は、小麦粉や専用の粉の代わりに、「米粉」を代用しましょう。また、ハンバーグのつなぎとしてパン粉の代わりにもなります。
そば、しょうゆ、みそは、小麦を使っていないものを
十割そば、たまり醤油は、小麦を使用していないものがほとんどなので、摂取OK。みそも、麦みそ以外であれば問題ありません。ただし製品によって異なる場合があるので、原材料に「小麦」の表記がないか念のためチェックを。
「グルテンフリー」の既製品を準備しておく
特に、麺類が好きな方は「グルテンフリー」で食べられない物が増えてしまうので、挫折しやすい様子。「すべて自分で作るのが難しい食品に関しては、既製品のグルテンフリーのものを用意しておくのも手です。おすすめのサイトは、『小林生麺』。米粉でできたラーメンやパスタなどもあるので、上手に取り入れてみてください」(陣田さん)。
グルテンフリーの生活を始めると、体にはこんな変化が!
★肌の乾燥が改善
★むくみがとれる
★寝起きがよくなる
★疲れにくくなる
★ダイエット効果も
「グルテンフリーを始めると、早ければ1週間で体調に変化が出始めます。最初の効果としてよく聞くのは、『肌がしっとりしてきた』、『頭がすっきりする』など。体のだるさもなくなるので、日々のパフォーマンスも上がるはず。依存性食欲もなくなるので、無駄に食べることがなくなり、ダイエットにもつながるというわけです」(陣田さん)
いざ、グルテンフリー生活を実践!
Woman Insight編集部のスタッフも、実際にグルテンフリー生活を1週間だけ実践!
麺が食べたいときは、フォーやビーフンを、餃子の皮も米粉で作ってみました。途中、うっかりビールを飲んだり、サンドイッチの試食などもしてしまいましたが、グルテンのドカ食いだけはしないよう注意しました。
(左は米粉で作ったチヂミ、右は米粉の手作り皮を使った餃子。皮が厚めだったこともあって、お餅のようなもっちりした餃子になり、食べ応え十分。ボリュームが出るので、ごはんは控え、中身のひき肉も大豆ミートを使用してみました)
グルテンフリー生活をしてみた感想
1~2日目で実感したのは、翌朝の目覚めがものすごくいいということ! いつもは布団の中でグズグズしがちですが、すっきり目が覚めました。そして、ちょっとスキンケアを手抜きして寝ても、肌が乾燥していないような気が!
4~5日目になると、翌朝までダルさを持ちこさないようになりました。いつもなんとなくダルい……と感じてた体が、こんなに軽いなんて!
グルテンを食べないようにしていた以外は、甘い物も食べていたし、運動もしていません。グルテンフリーだけでここまで変わるの?と思うほど。1週間でしたが、グルテンフリーの生活は、想像していたほど辛くなく、むしろ、体調がよくなるので、もう少し続けてみようかな、という感じでした。
【まとめ】
食生活をいきなり変えるのが難しいという人も、GW中だけなど、短期間だけプチトライしてみるのもおすすめ。すべての方に効果が出るとか限りませんが、まずは1週間。自分の体と向き合ってみませんか?(さとうのりこ)
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