公衆電話って今、10円でどれくらい通話できるか知ってる?
みなさん、公衆電話ってご存じですか?
「当たり前でしょ」と返ってくるほうが多いことを期待していますが、最近は「道端にある電話は災害用のもの」「使ったことがない、使い方がわからない」「テレカって何?トレカとかクレカじゃないの?」とかいう答えが返ってくるケースが増えていると聞いて、私は震えています。
そんな私でもすっかり公衆電話を使用する機会はなくなり、今では10円でどれくらい通話ができるのか忘れてしまいました。
ところで本日は「3分間電話の日」だそうで、1970年のこの日、公衆電話からの市内通話の料金が3分で10円になったことが由来となっています。それまではなんと、「1通話10円」で、時間は無制限だったのだそう。10円で通話し放題だなんて、携帯電話の通信会社各社のかけ放題もびっくりです。
すっかりひとり1台携帯電話を持つことが主流となった今、みなさん公衆電話料金(固定電話にかける場合)って覚えているのでしょうか? 実は2014年にまた変わっているのですが、ご存じなのでしょうか……。
公衆電話、10円でどのくらい通話ができるか知ってる?
36名の男女に「2016年1月現在の公衆電話は10円でどれくらい通話ができるか(※)」と調査(選択式)したところ、約1分と答えたのが67%、約1分半と答えたのが19%、約2分と答えたのが14%と、約7割が「約1分」と回答。実際は、どれくらい通話ができるものなのでしょうか。
※相手は固定電話(20km圏内)で、通話時間は午前8時~午後11時の間とする。
NTT東日本によると…
NTT東日本「公衆電話料金」のページを参照してみると、昼間(午前8時~午後7時)・夜間(午後7時~午後11時<土・日・祝の昼間を含む>)における10円での通話可能時間は、区域内で57.5秒、隣接区域内20kmまでは40.5秒と書かれています。
正解は約1分!
つまり、「約1分」「約1分半」「約2分」という選択肢の中から選ぶとすると、「約1分」が正解。みなさんご存じでしたか? 私は「え、そんなに短かったっけ!?」と思いました……昔は普通に使っていたのになあ。
ちなみに公衆電話から携帯電話にかける場合は、ドコモは10円で15.5秒、auは条件によって異なり9.5秒から22.5秒、ソフトバンクも条件によって異なり9.5秒から16秒となっているようです(2016年1月現在)。全然話せませんね!?
【まとめ】
公衆電話を使ったことがないという方も「携帯電話の充電が切れてしまったから連絡ができない!」ではなく、これを機に通話可能時間や使い方を覚えておくと、いつかきっと役立つはずです。(鈴木 梢)