映画「シンデレラ」主演、リリー・ジェームズ直撃インタビュー!魔法の体験を語る

誰でも知っているプリンセス、“シンデレラ”。継母とその連れ子たちのイジメに耐えながら、最後には王子様と結ばれる……という夢のストーリー。

幼い頃に読んできた、このおとぎ話の『シンデレラ』を、ディズニー・スタジオが総力を結集し、この春、実写版映画化が実現!

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ガラスの靴、カボチャの馬車、そして、世界で最も有名な変身シーンまで……『シンデレラ』のロマンティックなイメージはそのままに、「王子様を待っている」という“受け身なヒロイン”ではなく、強く、ポジティブで気高い“現代的なヒロイン像”という新たなエッセンスが加わり、現代女性にも大いに共感が得られる、魅力あふれる実写版シンデレラとなっています。

今回、Woman Insightでは、シンデレラ役に大抜擢された英国出身の若手女優、リリー・ジェームズさんへのインタビューが実現!!

“灰まみれのエラ=シンデレラ”という役について、大女優ふたりとのエピソード、そして“魔法”にまつわるプライベートまで……リリーさんの魅力溢れるインタビューをたっぷりにお届けします!

 

┃映画「シンデレラ」主演の“エラ”を演じたリリー・ジェームズが、人生で魔法をかけられた瞬間は?

見どころがたくさんある映画ですが、リリーさん自身がいちばん好きなシーンはどこですか?

リリー・ジェームズさん(以下、リリー) 好きなシーンはいっぱいあるけど、いちばん好きなのは、フェアリー・ゴッドマザー(ヘレナ・ボナム=カーターが演じた役)が出てくるシーン! そのシーンまで、継母たちにずっとイジメられて辛いことばかりだったから(笑)、あのシーンは生き生きと喜びを表現できたし、とても新鮮だったわ。それに、完成した映画を初めて観たときは、本当に驚いたの。普段は、自分の演技に対して批判的になったりすることがあるけど、そのシーンはCGを駆使して、音楽も加わって、ケネス監督がつくりあげた“トーン”が、本当に素晴らしくて。この作品に参加できたことが本当に光栄!

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フェアリー・ゴッドマザーに出会って、魔法をかけられるそのシーンは、本当にワクワクしました! その撮影で苦労したことはありませんでしたか?

リリー CGの撮影は大変(周りに何もなくイメージして撮影を行うため)だという話を聞いていたけど、ダンテ・フェレッティという舞台デザイナーが、本物の森の中に、家も庭も農場も全部つくっちゃったの。私が泣いていた壁も、トカゲ男もちゃんといたし(笑)、膨らんでいくカボチャも全部実際に存在してたから、リアクションも取りやすかったし、演技もしやすかったわ。ただ、夜の7時から朝の5時まで撮影をしてたの。ものすごく疲れたし、真冬で夜の撮影で本当に寒かったのが大変だったかな(笑)。

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ディズニー映画にはたくさんのプリンセスがいますが、リリーさんが好きなプリンセスは?

リリー 私、ディズニーのプリンセスが全部大好き! 特に、『美女と野獣』のベルと『リトル・マーメイド』のアリエル。ふたりには、“反骨心”みたいなものを感じるの(笑)。

ベルは常に向上心を持って「自分には何かもっと違う何かがあるはず」と探究しているところが好きだし、アリエルは、パパのいいつけを守らずにサメを見に行っちゃったりするところが好き(笑)。『シンデレラ』は“夢は叶う”という希望を持てるストーリーだし、ディズニーのプリンセスたちが持っている自由な精神が大好き!

 

では、リリーさん自身とエラ(=シンデレラ)の似ている部分と、逆にエラから見習いたい部分はどこですか?

リリー エラはとっても忍耐強いし、優雅さもあって、威厳を持った行動をしていると思うの。継母や義姉妹からのイジメに対して、“怒り”を抑えている自制心も持ち合わせているし。私は優しさはあるけど、エラほど忍耐強くなくて、短気なところがあるから、そこは見習いたいかも(笑)。

 

“継母”トレメイン夫人役のケイト・ブランシェットさん、フェアリー・ゴッドマザー役のヘレナ・ボナム=カーターさんとも共演されましたが、ふたりの大女優から学んだことを教えてください。

リリー 映画のプレスツアーをしながら彼女たちと常にいて感じたのは、“女性として強さを持っている”こと、そして“存在感がある”ということを感じたの。

他人とのやり取りを見ていると、彼女たちは、ユーモアたっぷりに話をしていて、私も駆け出しの女優として、彼女たちを見ているだけで吸収できる部分が多くて、私もそうなりたいなって思ったの。

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舞踏会で着ていたブルーのドレスが本当に美しくて、印象的でした。ご自身では着てみて、いかがでしたか?

リリー 衣装合わせはかなり早い時点からやっていて、ブルーのドレスができて最初に着たとき、息をのむほど美しくて、泣きそうになったわ!

この役を演じることに、たくさんの人の期待を背負っていて、“本当に自分がプリンセスになれるのか”と疑問もあったけど、あのブルーのドレスを身につけたとき、まるで鎧を着たかのように“自分は美しい。自分は強いんだ!”という気持ちになったの。だから、(衣装担当の)サンディには本当に感謝してるわ。

 

『シンデレラ』といえば、やはり魔法のシーンですよね。リリーさんの人生で、“魔法にかけられた瞬間”を教えてもらえますか?

リリー わぁ、いい質問!(笑) まず、“恋に落ちる瞬間”って、まるで魔法をかけられたような気持ちになると思うの。他人と心がつながったとき……それは、彼だけじゃなく、友だちともそういう瞬間ってあるはず。他人と心を共有できるっていう、素晴らしい瞬間を体験したときね。

それと、“音楽”にも魔法みたいな瞬間があって、最近では、ロンドンのカムデンタウンというところにあるRound Houseに行って、音楽を聴きながら、歌ったり踊ったりしたときに魔法の瞬間があったわ(笑)。

 

本作で主演を演じたことを10年後に振り返ったとき、自分にとってどういう体験として思い出されると思いますか?

リリー 監督があるインタビューで、「この映画は2年間の旅だった」という話をしていたけど、私にとってはこの2年間が、どれだけ特別でユニークなものだったか……って思い出して泣きそうになったぐらい。

『シンデレラ』という映画に出られたこと、シンデレラの役を演じられたことで、自分はものすごく変わったと思うし、こうやって東京にも来られて、こんな素晴らしい服も着られて(笑)、大女優とも共演できて、一生自分の特別な作品として残ると思うわ。

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本作でメガホンを取ったのは、初監督映画で英国アカデミー賞監督賞を受賞した『ヘンリー五世』をはじめ、『ハムレット』や『マイティ・ソー』などを手掛け、監督・脚本家・プロデューサー・俳優とマルチに活躍中のケネス・ブラナー監督。

リリーさんが演じたシンデレラは、常にユーモアと優しさを忘れず、そして、自分の幸せのために自ら行動する勇気を持ちあわせたキャラクター。運命の相手である“王子”との出会いも、偶然の出会いを味方に、自分でつかみとっていくのです。そう、これはもう単なる“おとぎ話”ではありません! 映画『シンデレラ』、みなさんもぜひ劇場で!!(さとうのりこ)

映画『シンデレラ』
2015年4月25日、全国公開!
(c)2015Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 

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