“オシャレは足元から”という言葉がありますが、あなたの靴、きちんとお手入れできていますか?
普段からのメンテナンスで、見た目だけでなく、持ちや耐久性も格段によくなるのが「レザー靴」。しかも、お手入れグッズがそろえば、プロセスは意外と簡単なんです。『Oggi』3月号「レザー靴の日常お手入れルール」のお手入れを参考に、Woman Insightスタッフが実際に試してみました。面倒だから……と敬遠していた方、必見です!
■基本の「カーフレザー」のお手入れ
【用意するもの】A.馬毛ブラシ、B.布(化繊混紡だと毛羽が散らなくて◎)、C.汚れクリーナー、D.豚毛ブラシ、E.栄養クリーム
【お手入れ方法】
(1)ウェットティッシュでインソールを拭く
まず、ウェットティッシュ(アルコール性)でインソールのホコリや汗を拭き取ります。これをしないと、カビ発生の原因に。
(2)ホコリやゴミをブラシで払う
ブーツ表面のホコリをブラシ[A]で除去。コバとアッパーのすきまは、ホコリがたまりやすいので、ブラシでかき出すようにして、入念にブラッシング。
(3)クリーナーで汚れを拭き取る
小豆大程度のクリーナー[C]を布[B]、サッとなでるように表面の汚れを落とします。古いクリームや汚れが残った状態で新しいクリームを上塗りすると、劣化につながります。靴全体が白くくもれば完了。クリーナーのつけすぎ、こすりすぎも厳禁です。
(4)栄養クリームで磨いて仕上げる
クリーム[E]で革に栄養補給。乾燥を防ぐとともに防水の役割も。ブラシ[D]の先に、クリーム[E]を少量つけて、こするのでなくサッとなでるように使います。クリームのつけすぎはシミになるので注意を。履きジワの入る部分やコバなどのすきまは入念に行います。
(5)布で磨きあげて、完成!
表面の余分なクリームは乾拭きで拭き取ります。布は、プロセス(2)で使用したものでも可。ただし、クリーナーがついていない部分で行うこと。
\ビフォー&アフターを見比べると一目瞭然/
↑向かって左がお手入れ後、右がお手入れ前。皮のツヤはもちろん、ハリ感も生まれ変わりました。
続いて、レザー靴以外の通勤靴のお手入れ方法も教えちゃいます!
■「スエード」のお手入れ
馬毛ブラシでホコリをかき出します。残った汚れは、金ブラシを使うと◎。毛並みを整えたら、防水スプレーで仕上げ。一点に集中しないよう、30cm以上話して全体に吹きかけます。インソールには新聞を。
■「エナメル」のお手入れ
水を少量(1滴)ずつつけて、布で磨いてケア。クリーナーやクリームを使うと、コーティングが剥がれてしまうのでNG。表面は傷つきやすいので、砂ボコリがついたままこすらないよう注意しましょう。
いままでやらなかったのがもったいない!と思えるほど、どれもとっても簡単ですよね。ポイントは、“クリームが使える素材かどうか”。使えるものは、積極的に使い、使えないものはブラシで汚れを落とす。これは、靴を買ったら習慣化すること。日々の細かいケアで、人と差がつく足元美人に♪
通勤靴がキレイになったら、休日の靴の代表、「スニーカー」と「シープスキンブーツ」のケアも気になりますよね。次回、この2つのお手入れ方法を教えます!(さとうのりこ)
★ムートンブーツ&スニーカーのお手入れはコチラ→ https://cancam.jp/archives/115266
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