「つもり手洗い」に終止符を!正しい手洗いと爪のお手入れ方法を大公開

正しい手洗いをマスターして、感染症対策をしよう!


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ばい菌の多くは、“手”を介して体内に侵入することが多いと言われているため、感染症対策の基本としてあらためて「手洗いの徹底」が叫ばれています。しかし、間違った手洗いでは、その効果は発揮されていないかもしれません。貝印による正しい手洗いのポイントと、洗い残しがちな爪の正しいお手入れ方法をご紹介します。

■手洗いで注意すべきは「手の甲」と「指先」


東京福祉保健局の調査によると、手の平側よりも、「手の甲」側、特に「指先」に洗い残しが多いということが判明しました。さらに、利き手と利き手ではない手の洗い残しを比べると、「利き手」側に洗い残しが多いという結果に。利き手ではない手は動かしにくく、洗いにくいからであるといわれています。

手洗いをする際、「手の甲」と「指先」そして、「利き手」を意識して入念に洗いましょう!

■正しい手洗いのタイミング


ほとんどの人は帰宅時に手を洗っていますが、感染症対策にはこれだけでは不足しています。正しい手洗いのタイミングは、「帰宅時・調理前・食事前」など。気づかぬうちにウイルスが付着していることがあるので、特にしっかりと手を洗うことが大切です。

首相官邸・厚生労働省が推薦する「正しい手の洗い方」を詳しく見ていきましょう。

■正しい手の洗い方


汚れを洗い残しがちな指先や爪の間、手首まで念入りに洗う方法はこちら。

ステップ①

流水で良く手を濡らした後、石鹸を付け、手のひらをよくこすります。

ステップ②

手の甲を伸ばすようにこすります。

ステップ③

指先・爪の間を念入りにこすります。

ステップ④

指の間を洗います。

ステップ⑤

親指と手のひらをねじり洗いします。

ステップ⑥

手首も忘れずに洗います。

 

さらに洗い残しを減らすためには、「爪を短く切っておくこと」も大切なポイント。爪と皮膚の間に入り込んだばい菌を洗い流すために、正しい爪の切り方を見ていきましょう。

■正しい爪の切り方


正しい爪の切り方をマスターし、常に短く切って清潔にしておくことが大切です。一般的な爪の伸びる速さから手の爪は約1週間ごと、足の爪は約2週間ごとの処理がおすすめです。

①爪の形

爪は、中央から切っていくものなので、まず、詰めの中央を確認ていきます。

側爪郭と後爪郭が交わる点aとbを結ぶabの中心cを確認します。cから爪先に向かった垂直線上のdが爪先の中央です。

②爪の長さ

爪先はの中央部を指の先端と同じ高さに切ることが理想です。

③爪の切り方

爪の縦・横アーチに合わせて、爪の切り口(切断部)が直角になるように爪切りの葉を合わせることがポイント!

④爪の切る順番

爪先の中央部から、左右バランスよく少しずつ切ります。

爪先の図にあるa.b.cの部分に分けて切ります。切る順番は、。a→b一方のb→c→一方のcです。

 

手洗いに加え、爪の清潔感を保つことが感染症対策に効果的なようです。ぜひ参考にしてみてくださいね! (大嶋美穂)

 

情報提供元/貝印

 

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