【全文レポート前編】BTSの新曲『Butter』が本日リリース!JINとVがお気に入りのパートはもちろん・・・?!

 新曲「Butter」は、BTSにトリコにさせられる、楽しいサマーソング!

昨年、グループ初の英語曲『Dynamaite』が全世界中で大ヒット!「第62回グラミー賞授賞式」にもノミネートされ、韓国アーティスト史上初となるパフォーマンスも話題に。そんなBTSが待望の新曲をリリース。その名も『Butter』!ティザーが解禁されるや否や、「いったいどんな曲・・・」と世界中がザワザワしている注目曲が、本日いよいよリリース。

7人のメンバーが登場し行われた、グローバル記者会見の様子をレポートします!

会見は、デジタルシングル『Butter』の音楽にのせて、V、SUGA、JIN、JUNG KOOK、RM、JIMIN、J-HOPEの順で登場。JUNG KOOKさんは黒髪、RMさんはピンク、J-HOPEさんは新曲にちなんだバター色のゴールド、そしてVさんは目にかかったくりくりのパーマヘアと、MVとも違ったビジュアルに記者席が沸きました。

「こんにちは、BTSです」の団体挨拶の後、個人挨拶から会見はスタート。

V  BTSのVです。お忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございます。本日公開された『Butter』、ご鑑賞・ご声援よろしくお願いします。

SUGA  BTSのSUGAです。僕は前回の記者会見のときに参加できなかったのがとても残念だったのですが、今回はお会いできて嬉しいです。

JIN  こんにちは、BTSのJINです。デジタルシングル『Butter』で戻ってきました。多くのご関心とご声援よろしくお願いします。

JUNG KOOK  こんにちは、BTSのJUNG KOOKです。ARMYと記者の皆さんのためにカムバックしました。皆さん、ご声援と素敵な記事、よろしくおねがいします。

RM  こんにちは、BTSのRMです。昨年の『BE』の懇談会から6か月ぶりに、直接お会いできて嬉しいです。誠心誠意をもって挑みたいと思います。

JIMIN  BTSのJIMINです。まだ状況が状況なだけに、この場に来られるのもプレッシャーだったと思うのですが、来てくださりありがとうございます。

J-HOPE  バターなのでバター髪になりました、J-HOPEです。デジタルシングル『Butter』記者の皆さんの素敵な記事、期待しています。よろしくお願いします。

ーー 新曲についてのお話を聞く前に、久しぶりに対面する場なので、近況話をお聞かせいただけますか?

JIMIN   僕たちはアルバムの制作を続けながら、SNSやテレビを通じてもファンの皆さんにお会いしようと努めてきました。そういうことをしながら、忙しく過ごしてきたような気がします。

SUGA  僕は前回の『BE』記者会見に参加できなかったので、こうやってお会いするのがすごく緊張するんですけど、お元気でしたか?お元気だったようです(笑)。肩はリハビリを一生懸命やりました。リハビリを今も行っていますし、運動を中心に治療を行っています。多くの人が心配してくださったおかげで、順調に回復しています。

V  僕たち、見えないところで一生懸命スケジュールを行ってきました。アルバムの制作も行っています。今日の髪型は…僕がコンセプトをもう少し理解してやらなければならなかったと思っているんですが…人生で1回だけやってみたかったヘアスタイルです。

JIN  僕もメンバーと一緒にスケジュールをこなしたり、ステージの練習したり、運動したりしながら過ごしていました。

RM  僕も同じく『Butter』の準備をしながら、またFESTAもあるので、その準備をしていました。そのほかでも、運動したり、友達に会ったり、自転車に乗ったりしながら楽しく過ごしています。自転車は漢江などで乗っています。

JUNG KOOK  同じチームなので、音楽の制作を引き続き行っていて、個人的な作業も行っています。いつ公演をすることになるかわかりませんが、いつでも大丈夫なように、運動をして体力をつけて頑張っています。

J-HOPE  僕は今日、バターの入ったキムチチャーハンを食べました(笑)。

ーー  記者の皆さんの希望で、面白いジョークを入れてくださったですね。さすがJ-HOPEさんです。それでは続いて、新曲について聞いてみたいと思います。

JUNG KOOK  『Butter』はとても楽しい爽やかなダンスポップのサマーソングです。一回聴いたら忘れられないメロディと、何回も見たくなるパフォーマンスになっています。ステージを早くお見せしたい気持ちです。

ーーイントロはJUNG KOOKさんから始まりますよね?

JUNG KOOK MCの方、完璧です!

ーー耳に残る曲ですね。『Butter』はどのような内容を盛り込んでいる曲なのでしょう?

JIMIN タイトルの『Butter』からわかるように、大変聴きやすい曲を準備しようと意識してきました。大げさなメッセージがあったわけではないんですが、少し恥ずかしいですが「バターのようになめらかに溶け込んで君をトリコにする」そういう告白ソングだと受けてとめてくださればと思います。「Butter」のイメージらしく、かわいかったり、ちょっとおちゃめだったり、いろんな魅力を盛り込みました。

ーー RMさんは曲作業に直接参加されましたね

RM はい、僕は歌詞とラップの部分のメイキングに参加しました。ラップパートは、僕とJ-HOPEさん、SUGAさん、3人のキャラが異なっているので、それを活かそうと準備しました。

ーーMVでも様々な魅力を感じられました。重要なポイントはなんですか? 

J−HOPE   曲自体がエネルギッシュでパワフルなので、パフォーマンスにもその要素を入れ込みました。かわいい悪党のように投げキッスしたり、髪をかき上げる動作がポイントです。もちろん、これまでのBTSのエネルギッシュな姿も見れます。ユニットの振り付けもとても魅力があるので、そちらもご注目ください。

V  メンバーがエレベーターのセットの中で、各自、自分が感じるままにダンスを踊るシーンがあります。僕たちがフリースタイルで即興で作ったダンスなので、ご注目ください。そこは各自の魅力が詰まっていると思います。

JIN 僕は身体でARMYを表現したところです。僕とJUNG KOOKさんが「A」のかたちをつくるんですが、振り付けをみたときに「Aらしくないな」と思いまして…悩んで、もっといい「A」のカタチを作りました。

JUNG KOOK 僕も気に入っています。色々悩んで…ほんとに悩んで考えました。

ーーそんな世界中が楽しみにしている『Butter』ですが、初舞台はどこになるんでしょうか?

SUGA 初ステージはBBMA(2021 Billboard Music Awards)です。どんな曲であれ初ステージはワクワクしたり、緊張したりするものですが、BBMAは僕たちにとってとても意味のあるステージなので、ここで披露できるのがとても光栄です。

ーー去年は2つの部門で候補にノミネートされましたが、今回は「トップデュオ/グループ」、「トップソングセールスアーティスト」、「トップソーシャルアーティスト」、「トップセリングソング」の4部門にノミネートされています。お気持ちはいかがですか?

JUNG KOOK 4部門で候補になるというのはとてもすごいことなので、本当に光栄です。「トップソングセールスアーティスト」「トップセリングソング」は僕たちが初めてノミネートされただけに、さらに嬉しいです。『Dynamite』を発表して1年くらい経ちましたが、今も多くの方が愛してくださっている感じがして、とても幸せです。

ーー今回の『Butter』もThe Billboard Hot 100にも上がっていますが…ここでSUGAさん、一言お願いします。

SUGA (苦笑)いつもこういうのを僕が話すのでプレッシャーなんですが、期待していただけるだけでも感謝しています。『Butter』は楽しいサマーソングなので、最近気温が30度になったりもして、だんだん暑くなってくるこの時期、多くの方々にそんな中で楽しんでいただきたいです。そうですね…HOT100で1位…とるんじゃないですかね?(笑)いや、獲らなければならないですね!やってみせます。

ーー今年の計画について教えて下さい。

RM まだ詳しくは申し上げられないのですが…まずは『Butter』の活動に集中する予定です。それから僕たちのデビュー日、6月13日にあわせて「FESTA」という楽しいイベントが行われるので、ファンの皆さんと過ごすのを楽しみにしています。2021年を代表するサマーソングとして、『Butter』が愛されればと思います。今状況が状況なだけに、もう少し近く出会えるようにいろいろなことを準備しているので、ぜひご期待ください。

ーーではこれからは、記者の方々とより深い話を聞いてみたいと思います。まずは海外記者からの質問です。この1年間の経験で、音楽制作に対する考え方や音楽を通して伝えたいメッセージ、追求する曲のスタイルなどに変化はありましたか?

SUGA 韓国で『ON』の音楽活動をしてから1年3〜4ヶ月が経ったと思うのですが、僕たちも大変な瞬間があったとは思います。僕はその1年間、僕たちの今までの音楽を聴き返しながら励まされたり、慰められたりしました。ファンの方々、この曲を聴いてくださる大衆の方が、僕たちの曲をこういうふうに聴いて慰められ、また応援してくれたんだな…そういうふうに思いました。それによって、自分が音楽の作業をするうえで、少し観点が変わったように思います。かつて僕自身も色々な音楽を聴きながら音楽を始めることになったんですが、これからは僕が、影響を与えることができるからこそ、責任をもって音楽を作らなければならないと思うようになりましたし、音楽を通じて影響を与えたり、逆にもらったり、相互作用したような気がしますね。つらい記憶よりは、かえってよりよい、発展することができたように思えて、僕的には良かったと思います。

ーー『Butter』で最も気に入っている部分はどこですか?

V 聞いた瞬間に盛り上がる曲だ、というところがまず気に入っています。その中でも1つ選ぶとしたら、他のメンバーより僕の「Smooth like Butter♪」の部分がすごく目立つのではないかと思います。

JIN 僕も自分のパートが気に入ってます。「Oh when I look in the mirror /  I’ll melt your heart into 2♪」のところです(笑)。

ーー他のメンバーの方には聞かないことにします(笑)。それでは3つ目の質問です。デビュー時は、テレビクルーが自分たちを見分けられるように、名前の付いたゼッケンを着ていました。RMさんは以前、いつかカメラマンが自分たちの名前を覚える日が来たら、本当にかっこいいとおっしゃっていました。グループとしてだけでなく個々のアーティストとしても世界的に認知されるようになった今、どのように感じていますか?

RM そうですね、僕たち個々人の名前を覚えてくださっている方が多くなっているのが嬉しいです。ただ僕たちは、カメラリハーサルをするときは今でもゼッケンをつけて踊っています。初心を忘れないBTSでした(笑)

ーー音楽番組でカメラリハーサルをするときは、導線を確認するために今でも変わらずゼッケンをつけているということですね。

では続いて、『Dynamite』ではパンデミックの中で全世界に肯定的なエネルギーを、『Life Goes On』では勇気と希望を与えてくださいました。『Butter』ではどんな影響を与えたいと望んでいますか? 

JUNG KOOK 『Butter』はとてもシンプルです。だんだん暑くもなってきていますし、多くの方が今年の夏はBTSの『Butter』と一緒に、楽しく過ごしてくださればと。それだけで十分です。

ーー2020年は多くの点で大変な年でしたが、ビルボードHOT100 1位、グラミー賞ノミネートなど、BTSが多くの成果を成し遂げた年でもありました。この12か月間、ジェットコースターに乗っているような状況の中、どんな教訓を得ましたか?

J-HOPE 教訓というのはあまりにおおげさなので慎重になりますが、この状況下、計画が白紙になり、僕らも混乱し不安になった年、計画になかったデジタルシングルが発表になり、アルバム制作しながらめでたいこともたくさん経験しました。新たな感情をえることもありましたが、そんな中でもっとも大きな役割をしたのがやっぱり音楽です。つらい時、不安な時、突破口になるのは音楽であり、このような結果を残してくれたのもやはり音楽でした。音楽というものが、とても大きな力であることを本当に実感しました。これからもそのような音楽を作り、素敵なエネルギーを与えたいと思いました。当たり前に思っていたものに対する恋しさを改めて実感することができたのは、とても大きなことでした。

ーー ジェットコースターのような1年を経験しても、中心となる音楽を掴んでいれば揺らがない、ということですね。

ここ数年間、BTSは『RUN BTS』以外のバラエティ番組に積極的には出演していませんでしたが、最近では『Your Quiz On The Block』やKBSのスペシャル番組に出演されています。何がこのような変化をもたらしたのでしょうか?

JIMIN スタンスを変えたというよりは、多くの方もそうだと思いますが、計画していたいろんなことが台無しになり、会うべき時期に会えず、いろんなことに制約があったんですね。そんな中で僕たちにできることが何なのか考えて、番組に出演したり、ファンのみなさんのためのコンテンツの制作をすることになりました。それが、ファンへのプレゼントになればと思いました。

ーーBTSが発表したり、言及するすべてのものが世界的トレンドになることについて、どのように感じていますか。

JIN いつも僕達を待ってくださり、行動をともにしてくださることに感謝でいっぱいです。応援してくださる方々と、もっと多くのことを一緒にしたいと思ってやっていることもありますし、これからも色々なこと、いいことをしていきたいと思っています。

ーーJ-HOPEさんも、今回その一環で髪を染めたんですよね?

J_HOPE 「バター」ですね(にっこり)。…RMさんがこっちを見ましたけど(笑)。

RM ぼくはちょっとああいうのは苦手ですので…すみません(笑)。

後編では、記者会見の会場にいらっしゃる記者の方の質疑応答をベースに、メンバー自身が考える「BTSが愛される理由」などについてのインタビューをお届けします。

今回の新曲は、5月24日朝9:00~(日本時間)に開催される「2021ビルボード・ミュージック・アワード」で初披露されるとのこと。毎回ワクワクドキドキ、驚きと感動が詰まった圧巻のパフォーマンスを見せてくれる彼らのステージは要チェックです!

画像提供/BIGHIT MUSIC