「奉る」もちろん正しく読めますよね?「ほうる」ではありませんよ!

「奉る」正しく読める?


知ってる言葉だけど、漢字表記になると意外と正しく読めない日本語ってけっこうありますよね。

例えば、刀剣の柄 と刀身との境に挟む「鍔」や、過失や失敗などを責めないでおくことを意味する「赦す」など…。

そんな、意外と読めない日本語シリーズ。本日のお題はこちら!

「奉る」

これ、何と読むかわかりますか? 古典で見覚えがあるという人が多いかもしれません。確かに、古典では必須の単語です。何となくわかってきた人も多いと思いますが、まずはヒントを見てみましょう。

 

小学館デジタル大辞泉によると「奉る」は

1.「やる」「おくる」において、その対象を敬っていう謙譲語。上位の人に差し上げる。献上する。「貢ぎ物を―・る」

2. 動作の対象への敬意を失い「やる」「おくる」をからかっていう。「あだ名を―・る」

3. 形だけある地位に就けて、敬意を払ったことにする。祭り上げる。「会長に―・って口出しをさせない」

4. その動作を受ける人を主として、尊敬語として用いる。「飲む」「食う」の尊敬語で召し上がるなど。

5.(補助動詞)動詞の連用形に付いて謙譲の意を添え、その動作の及ぶ相手を敬う。…申し上げる。…さしあげる。「御神体を移し―・る」「よろしく願い―・ります」

6. 人を通して、差し上げる。差し上げさせる。「小さき人して―・れたれば」〈かげろふ・中〉

7.使いの者を参上させる。使いを差し上げる。「惟光を―・れ給へり」〈源・若紫〉

 

やはり敬語表現や古典で使われている言葉ですね。もうピンときたという人も多いのでは? それでは正解を見てみましょう。

 

 

■正解はこちら!

「奉る」の読み方、正解は「たてまつる」でした。(他に、うけたまわる、まつる、と読むことも)

読み方は分かったという人でも、使い方はうろ覚えだったという人も多いのではないでしょうか? 尊敬語と謙譲語があって混乱してしまいやすい言葉ですよね。この機会にしっかりと覚えておきましょう♪

 

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