CanCam5月号に出演中!東 啓介スペシャルインタビュー【後編】
今をときめく俳優たちが演じるCanCamオリジナルラブストーリーがカムバック♡俳優たちや演技の魅力を近距離で感じられる企画として、CanCam5月号で『舞台俳優たちの妄想キュン劇場』をお届けしています。また、スペシャルミニドラマをCanCamYouTubeチャンネルで公開中!
今回は「いつまでも初心のままで〜彼女と図書館で〜」で主演を務めた、東 啓介さんのスペシャルインタビュー後編をお届け!誌面には載っていないカットも満載です♡
▼インタビュー前編はこちらをチェック
──役者を始めた頃に想像していた役者像と今をくらべてどうですか?
僕、意外と慎重派で。映像はやりたいと思っていたけど無理だろうな〜と思っていたんです。昔から身長コンプレックスがあって、大きすぎるとできる役も限られてくるし、画角に入りづらいだろうなとかを考えちゃって。だから、当時からするとドラマなどテレビに出るなんて考えられなかったです。バラエティに出るなんて思ってなかったですからね(笑)。
──普段はどう役作りをされていますか?
役の中身だけを考えます。台本を読んで、こういう人なんだろうなとその人物を知って想像して、あとはあまり考えず現場に委ねています。例えば、何かスポーツが得意な役だったらそのスポーツを学んでみたり、絵描きだったら絵を描いてみたりして。どんどん趣味が増えていきます(笑)。
──役から得たもので趣味になったものはありますか?
音楽ですね。元から好きでしたけど、ミュージカルをやってなかったら自分で音楽を作ったり弾き語りしたりするまでハマってなかったんだろうなと思います。
──そこまでハマったのはどうして?
歌って物語にくらべると3分とか短いじゃないですか?それなのに今でも昔の曲を聞いたら、その当時の記憶が蘇ったりするのがすごいなと思っていて。その数分でも泣けるし、景色が思い浮かぶし、時間がジャンプするし、それが面白いなって。
──ミュージカル『マタ・ハリ』にもまた出演が決まりましたが、今の気持ちは?
3年前にも一度演じていますが、改めて一からやるつもりでまた違ったアルマン を見せたいと思っています。前回出演時は、こんな大役をいただいたのが初めてで、歌も歌えないし、お芝居もまだよくわかってなかったので、成長した姿を見てもらいたいですね。
──前回の公演中に変わったことはありますか?
ありました。あと先考えずに急激に集中してやった時があって。それがよかったのか、演出家の石丸さんにも「今日どうした?」って言われるくらい突然ハマった瞬間があったんです。この作品で石丸さんに出会えて芝居を見てもらえたことは大きかったと思います。「形でやるな。中身を考えれば自ずと出てくると思う」って言われて、そこから今の中身重視の役作りの仕方になったので。この作品で自分の中でも意識が変わったというか、「これかも!」と思えてガラリと演技感が変わったので、役者としての転機とも言えるのかもしれません。
──『マタ・ハリ』で意識が変わったんですね。『ウチの娘は、彼氏が出来ない‼︎』に出演したことはどうでしたか?
『ウチカレ』は大きかったですね。まだ実感はそんなにないですが、これがなかったらこんなに広がりがないと思いますしね。地上波で観られるってこんなに反応をもらえるんだって驚いたし、もっと頑張りたいなとより思うようになりました。今はまだ「誰?」という感じだと思いますが、いつか「よく出てるね」って言われるようになりたいです。
──舞台と映像の取り組み方の違いはありますか?
違いはたくさんあると思います。舞台みたいに大きく動きすぎると、映像では何やってるかわからないし画がうるさいし……みたいな。演じる時の感情は変わらないけど、カメラで寄れるから動き方が違うのかなと思います。戸惑いというよりすごく楽しいですね。
──シーンごとだと舞台の台詞より覚えやすいですか?
そうですね。しゃべりやすいし覚えやすいなと思います。今までやってきた舞台にくらべると現代言葉が多いからすっと入ってきて、解釈するまでが早いです。いつも覚える時は、読んで閉じて音読してみて覚えていたら終わり。昔から記憶力がいいほうなんですよ。長台詞だとぱっと覚えるのは難しいけど、現場で急な変更があっても大丈夫なほう。でもまだまだ頑張りたいですけどね……!日々、勉強させてもらっています。
──東さんは、表現のどこに魅力を感じていますか?
歌でいうと、自分の思いをメロディにのせて歌うとこんな気持ちになるんだという発見と開放感。それが誰かの耳に届いた時に、「聞いていて感情移入する」、「気持ちいい」という反応もうれしいですし、芝居に関しても同じですね。芝居は、それに加えて人の人生を擬似体験できるっていうのが魅力だと思います。
──擬似体験できるという部分で、演じていて印象に残っている役は?
『命売ります』で主演をやらせていただいたんですけど、とても難しかったんですよね。「死にたくて命を売ります」という人間が最終的に生きたいと思うようになるという物語なんですけど、最初の無力感やどんどん生きることへ執着する感情は感じたことがないので、最後までひたすら難しかったという記憶があります。無我夢中にやったけど自分の中で正解が見えなかった役でした。
──今後演じてみたい役は?
映像だったらバディ系や学生役ですかね。学生役はもう難しいのかな?僕が学生の頃は学園もののドラマが多かったけど、今は少ないからやってみたいという憧れがあります。バディ系は、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』や『MIU404』、『メン・イン・ブラック』みたいな作品が個人的に好きで。僕が演じるなら、年上とのバディがいい。先輩に「あれやれ」「これやれ」を言われて、こっちも噛みついちゃう……みたいな(笑)。楽しそうだなと思います。
──プライベートと仕事を切り替える方法は?
仕事が終わったら「お疲れさまでした。よし帰ろう」って感じで一瞬で切り替えるタイプ。基本的にはプライベートと仕事を切り替えるというより、自然体のままでいいかなと思っていて。でもさっき言った『命売ります』はさすがに引きずりましたね。重い役というのもあるし、ずっとわからないというところで、心がしんどくなってる感じがありました。でも基本的には役を引きずらないタイプです。
──癒しの瞬間は?
寝ることですかね。ベッドにいられる時がいちばん幸せ!たくさん寝るってわけじゃないけど、映画やYouTubeを観ながら横になってゴロゴロしているのが好きで。だから、ベッドはセミダブルの広めにして……まあ僕にとっては普通のサイズなんですけど(笑)。寝るところだけは、見た目というより居心地のよさにこだわっています。
──それ以外で、おうちでしていることは?
ひたすらだらだらしていますけど(笑)、ピアノやギターも弾いています。昔ちょっとやっていたピアノと最近始めたギター、さらに数ヶ月前からドラムも始めたところで。ゴムパッドで叩く練習したりしているんですけど、めっちゃ難しいんですよ。『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』の楽曲がリズム感がないと難しい曲ばかりで、のってはまらないと気持ち悪くて。リズム感をトレーニングするために始めました。
──音楽三昧ですね!去年の緊急事態宣言中に自作の『こえ』も発表していましたよね。曲はもともと作っていたんですか?
まったく。その時に一から学んで初めて作りました。事務所の先輩の志尊(淳)くんが歌っているのを見て、自分もやってみたいなと思ったのがきっかけです。志尊くんの曲はみんなを勇気づける曲だったんですけど、僕は自分がこうだと思ったことを主観で書いてみたんです。作るのは楽しかったですね。それからずっと作っている曲があるんですけど、今は止まっています(笑)。それも主観で書いて作っているかな。もともと文章を書くのが得意なわけはなくて、基本的には思っていることを書いているだけですね。
──おうち時間は音楽で充実しているんですね。毎日絶対しないと嫌だ!という習慣はありますか?
お風呂は入りたいですね。ドラマやYouTubeを観ながら毎朝30分くらい、ちょっと熱めのお湯に浸かっています。最近は、クジラの映像ばかり観ています。クジラって実際に見ることが難しいじゃないですか?だから「すげーな」って思って見ちゃうんですよね。ざばーんってやってるだけなので別にかわり映えしないんですけど、いいね〜って(笑)。
──スタイル抜群ですが、おしゃれのマイルールは?
え〜、本当に何もないです!好きなものを着ているだけ(笑)。だいたい服のサイズが合わないので、いいと思ってサイズがあったらすぐ買います。サイズ重視ですね。この春はカーディガンを着たいな。ファサファサの毛足が長いやつ(笑)。茶色系の落ち着いたものを探したいです。
──自分にとってのご褒美といえば?
旅行かな。今はできないですけど、海外に行きたいですね。ハワイとかでまったりしたい。パリで美術館とかもいいですよね。写真も好きなので、写真を撮るなら絶対そういう街並みだろうなって思います。国内だったら温泉もいいけど、北海道にまだ行ったことがないから北海道かな。海鮮を食べに行きます(笑)。
──カルボナーラがお好きと言っていましたが、海鮮もお好きなんですね。
好きです。中華も好きなんですけど、なんかカルボナーラにいっちゃうんですよね(笑)。僕、中途半端な量を食べるんですよ。大盛りじゃちょっと足りないくらいなので、じゃあ自分で作ろっかなって。そうすると簡単だしカルボナーラにするかっていう。それか、ペペロンチーノか、たらこパスタ。できる時は自炊するんですけどパスタはやっぱり楽ちんですね。
お仕事のことから、プライベートまで色々と教えてくれた東 啓介さんは、CanCam5月号に登場中!
本誌では、東さんの演技を写真で楽しめちゃいます。サイン入りポラのプレゼントもあるので、ぜひチェックしてくださいね。
1995年7月14日生まれ、東京都出身。2013年俳優デビュー後、舞台を中心に活躍。最近は、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』に出演し話題に。
公式Twitter @keisuke_higashi
公式Instagram @keisuke_higashi_official
●Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』
上演:3/27〜3/28 [プレビュー公演] 鎌倉芸術館 ⼤ホール
4/3〜4/4[⼤阪公演]オリックス劇場
4/7〜4/8[名古屋公演] ⽇本特殊陶業市⺠会館ビレッジホール
4/17〜4/28[東京公演] TBS⾚坂ACTシアター
原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ 脚本:キアラ・アレグリア・ウデス
演出・振付:TETSUHARU 翻訳・訳詞:吉川 徹
歌詞:KREVA 音楽監督:岩崎 廉
出演:Micro[Def Tech]/平間壮一(Wキャスト)、林翔太/東啓介(Wキャスト)、田村芽実、石田ニコル、阪本奨悟 ほか
【公式HPはこちら】 https://intheheights.jpa
●ミュージカル『マタ・ハリ』
上演:6/15~6/27[東京]東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
7/10〜7/11[愛知]刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
7/16〜7/20[大阪]梅田芸術劇場 メインホール
脚本:アイヴァン・メンチェル
作曲:フランク・ワイルドホーン 歌詞:ジャック・マーフィー
オリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ホーランド
訳詞・翻訳・演出:石丸さち子
出演:柚希礼音/愛希れいか、加藤和樹/田代万里生、三浦涼介/東啓介、春風ひとみ、宮尾俊太郎 ほか
【公式HPはこちら】 https://www.umegei.com/matahari2021/