学費は自分で稼ぎました。「港区女子」を引退して「恵比寿女子」に転身した26歳・野心家エステティシャンのリアル

そろそろ引き際かなと思いつつ…

ライターS:今後の展望はどのように考えていますか?

ユカリ:コロナ禍で、六本木のクラブを辞められたことは結果良かったなって今では思っていて。今は美容鍼サロンはもちろん、複業でやってるコンサルの仕事もやりがいがあって、けっこうのめり込んでるんです。生活圏内が恵比寿だし、ホステス時代の友達やお客さんと話したりするのは、大事なストレス発散場所。だからギャラ飲みに依存して生活費を稼ぐってことは、100パーセントありえませんが、恵比寿女子生活はほどよく楽しんでいくと思います。

ギャラ飲みで行くお店は、モダンカジュアルな居酒屋が多い。

それに恵比寿横丁でハタチくらいの若いコとかを見ると、最近心がきゅうぅぅんてなるんですよね(笑)。あ、若いな~ヤバいな~負けてんな~って。あと別れたばかりなんですけど、31歳の会社経営者とおつきあいしていたときに“いつまで、続けてんだろ自分…”って思ったこともありましたね。

当時、“俺も接待でキャバクラに行ったりクラブに行ったりするから、その世界を否定はしないけど、自分の彼女が働いてるのはイヤ”って言われていて。となると、もちろん口が裂けても自分がギャラ飲みしてるなんて言えないでじゃないですか。オジサマと高級な食事をして、タクシー代をもらってる日だったとしても、“友達と飲んでるから遅くなる〜”って誤魔化すわけです。その経験はちょっぴり歯痒いですね。

結婚は意識していない…ド根性で生きる!

ライターS:年を重ねてきて、結婚や出産などのライフイベントも意識しますか?

ユカリ:コレ、恵比寿女子の友達ともよく話すんですけど“好き”とか“つきあう”とかホンネを言うと、わからない。ここまで出会いの数が多いと、誰がいいかなんて選べないんです…。それも、年を重ねれば重ねるほどに。だから結婚願望が「無い」、というより結婚を「描けない」のかもですね(笑)。

だから今のコンディションは仕事モード。六本木時代に出会ったお姉さんに“恋愛は買い物だ”って教わったんです。要は、自分が100円なら100円の人しか手に入らない、でも100万円なら100万円の人が手に入るよってことです。もし、目の前に1000万円の人が現れて、“心から欲しい!”って思ったときに、自分が1万円の価値しか無かったら悲しいじゃないですか。だから、まずはできることから挑戦してレベルアップを図ろうと!

恵比寿生活は、そんな私の息抜きの場所。友達と過ごす時間はやっぱり楽しいです。私も始まりは学費を稼ぐためでしたけど、夜やってるコって働かないといけない状況にいる場合が多いんです。例えば、家庭に難があったりとか。だから、目的達成のためなら“やれることはやるぞ!“って、けっこう根性あるんですよ。そういう友達と、意気投合して今でも恵比寿界隈で遊んだりしているんですが、これからも苦楽を共にしながら、一緒に成長していきたいですよね。


おっとり美女で、明るく朗らかなユカリさん。醸し出す雰囲気とは裏腹に、自分の目的達成のためには変化することをいとわない”アクティブな野心家”の一面も併せ持つ、とっても魅力的な女性でした。そんなユカリさんが、運命の人に選ぶのはどんな人なのでしょうか。恵比寿での出会いから始まるマリッジ・ストーリーだったら…なんて、想像しちゃいますね。