結婚を考えたとき、どうしてもお金のことを意識してしまうという方も多いはず。では、結婚相手や自分にどれくらいの年収があれば結婚を考えられるのでしょうか? 今回は、結婚相手に希望する年収や、自分に必要だと思う年収などを男女に調査してみました。
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結婚相手に求める年収は?
まずは、株式会社オミカレが婚活中の男女1,752人に行ったアンケート調査結果をご紹介します。
Q.結婚相手に希望する年収はどのくらいですか?
【男性の上位回答】
1位:いくらでもよい
2位:~300万
3位:~400万
【女性の上位回答】
1位:~600万
2位:~500万
3位:~800万
男性が思う「相手女性の希望年収」は200~300万円がボリュームゾーン。そして「いくらでもよい」という回答が目立ちます。一方、女性が思う「相手男性の希望年収」のボリュームゾーンは500~600万円。女性で「いくらでもよい」と回答した方は少なく、男女の意識の違いが見られます。
結婚するのに必要だと思う自分の年収は?
Q.結婚にあたり、自分の年収は最低どれくらい必要だと思いますか?
【男性の上位回答】
1位:~500万
2位:~400万
3位:~600万
【女性の上位回答】
1位:~300万
2位:~400万
3位:~200万
ボリュームゾーンを見てみると、男性は年収400~500万円、女性は年収200~300万円あたり。男性の結果は、おおよそ日本の平均年収443万円*くらい。ひとつの基準になりそうですね。
出産・子育てしようと思える年収は?
続いて、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が20〜29歳の男女1000名を対象に実施した「20代の金銭感覚についての意識調査2023」の結果をご紹介します。
Q.出産・子育て(1人)しようと思える年収はどのくらいですか?
【上位回答】
年収がどんなに多くても、したいと思えない 19.5%
年収500万あれば 15.5%
年収1,000万あれば 12.8%
子ども1人を出産・子育てしようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上が出産・子育てをイメージできるのが、前回調査では年収600万円だったのに対し、今回調査では年収700万円と、結婚と同様に出産・子育てに対するハードルも上昇しているようです。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査から5.0%上昇していました。出産・子育てに踏み切るにはさまざまな面で相当な覚悟が必要ですが、このハードルの上がり方をみると、お金がネックとなる人はどんどん増えてくるのかもしれません。
結婚するのに必要な年収の最低ラインは?
続いて、希望年収ではなく、最低ラインをいくらぐらいと考えるのか、20~30代女性300名に聞いてみました。
Q.結婚するのに必要な年収の最低ラインはどのくらいですか?
~300万 20.6%
~400万 26%
~500万 27%
~700万 17.6%
~1000万 2%
~それ以上 6.8%
結婚するのに必要な年収の最低ラインを聞いたところ、ボリュームゾーンは400~500万でした。希望年収のアンケートでは500~600万が一番多かったので、最低ラインと聞かれると100万ほど下がることがわかりました。
年収が平均より低い場合、何でカバーしてほしい?
結婚するのにお金は大切ですが、年収が全てではありませんよね。そこで、もし年収が平均よりも低い場合、何でカバーして欲しいか、上記の女性たちに聞いてきました。
1.家事・育児
- 「家事を率先してしてくれる」(24歳・専門職)
- 「生活能力がある」(35歳・パート)
- 「家事を分担してくれる」(23歳・公務員)
- 「家事育児をともにしてくれる」(37歳・派遣社員)
2.性格
- 「性格が良いこと」(29歳・無職)
- 「性格が好き」(27歳・無職)
- 「心の寛大さ」(27歳・会社員)
3.真面目に仕事をする
- 「副業しても稼ぐ前向きな対応」(35歳・会社員)
- 「仕事にしっかり取り組む」(27歳・会社員)
4.誠実
- 「誠実で金銭管理ができる」(26歳・会社員)
- 「優しくて浮気をしないこと」(25歳・学生)
- 「裏切らないこと」(27歳・会社員)
5.容姿
- 「容姿」(回答多数)
- 「見た目がタイプ」(23歳・会社員)
6.価値観が合うこと
- 「価値観の理解と尊敬できる思想や生き方」(27歳・専門職)
- 「居心地の良さ」(35歳・会社員)
【まとめ】
結婚相手の理想の年収や、収入以外に求めることなどをご紹介しました。もちろん生活していくためにお金は必要ですが、大切な人と一緒に乗り越える工夫をしていきたいですね。