ぶっちゃけ年収少ないと結婚はしんどい?20代のリアルな金銭感覚聞いてみたら…

人生の節目にはいくらかかる?

人生の節目には何かとお金がかかるものですよね。だからこそ、来たるライフイベントについて考えるときに、お金のことを考えておくのはとっても大切! 世間では、どのライフイベントに対して、どれくらいの収入が求められているんでしょうか?

ここでは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が20〜29歳の男女1000名を対象に実施した「20代の金銭感覚についての意識調査2023」に基づいて、20代のライフイベントにまつわる金銭感覚を探っていきたいと思います。

Q.結婚しようと思える年収は?

結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、「年収がどんなに少なくても、したいと思える」から「年収600万円あれば」までの回答者の合計が全体の61.0%となりました。年収が600万円を超えると、20代の半数以上は結婚をイメージできるようです。半数以上が結婚しようと思えるのは前回調査では年収500万円だったのに対し、今回調査では年収600万円と、結婚へのハードルが上昇していることがわかります。結婚をすれば、お金の使い方も変わるでしょうし、使えるお金の額には余裕が欲しいですよね。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人は17.7%となりました。

Q.出産・子育てしようと思える年収は?

子ども1人を出産・子育てしようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上が出産・子育てをイメージできるのが、前回調査では年収600万円だったのに対し、今回調査では年収700万円と、結婚と同様に出産・子育てに対するハードルも上昇しているようです。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査から5.0%上昇していました。出産・子育てに踏み切るにはさまざまな面で相当な覚悟が必要ですが、このハードルの上がり方をみると、お金がネックとなる人はどんどん増えてくるのかもしれません。

Q.目標年収は?

パート・アルバイトを除いた有職者(565名)に、目標個人年収を聞いたところ、平均は755万円で、男女別にみると、男性では903万円、女性では586万円でした。前回の調査結果と比較すると、目標年収の平均は、全体では50万円の増加、男性では58万円の増加、女性では69万円の増加となりました。物価などが上昇している今、必要とされる金額も着々と上がってきているようです。

Q.70歳以降も働いていると思う?

70歳以降の就労について質問しました。
パート・アルバイトを除いた有職者(565名)に、70歳以降も働いていると思うか聞いたところ、「働いていると思う」は57.5%、「働いていないと思う」は42.5%となりました。
前回の調査結果と比較すると、70歳以降も働いていると思う人の割合は、8.6%低下しました。

70歳以降も働いていると思う人(325名)に、そう思う理由を聞いたところ、「働かないと生活費が足りないと思うから」が51.1%で最も高くなりました。他にも、「経済的にゆとりのある生活をしたいから」(49.2%)、「健康を維持するため」(35.7%)、「社会とのつながりがほしいから」(28.3%)、「仕事がないとすることがないから」(22.5%)、「仕事が好きだから」(19.4%)が続きました。
金銭的な問題のためにはもちろんですが、社会的な面での不安を解消するために70歳以降も働き続けようと考えている人は多いようです。働き続けることは、充実したセカンドライフを送るための選択肢の一つなのかもしれませんね。

今のうちにライフイベントに備えよう♡

まだ目の前にしていないライフイベントだと、具体的に必要になりそうな金額まで想像するのは難しいかもしれませんが、今のうちからシュミレーションしておくことで、落ち着いて人生の節目と向き合うことができるかもしれませんよ。ぜひぜひ参考にして見てください♪(石川智香子)

情報提供元/SMBCコンシューマーファイナンス株式会社