普段なにげなく使っている日本語も、漢字表記になると読めないことがありますよね。
かわいい動物の「冬眠鼠」や、絶対使ったことがある「渾名」。
中には「毳毳」「猋」など、「そんな漢字が存在するの!?」とびっくりするような表記もあります。
そんな、知っているのに読めない日本語シリーズ。本日のお題は、こちら!
「型録」。
ちょっとなじみのない組み合わせですが、字そのものはよく使われるものですよね。じつはこちらも読み方を聞けば誰もがよく知っている言葉なのですが……いったいなんと読むのでしょうか?
と、これだけでは難しいかもしれませんので、いくつかヒントを見てみましょう。
◆ヒント1 カタカナで4文字
「型録」は、カタカナで書かれることが多い言葉です。漢字では2文字ですが、カタカナで書けば4文字になります。
◆ヒント2 素直に読めばOK
ついあれこれと難しく考えてしまいそうになりますが、「型録」の場合、わりと素直に読めば正解にたどり着きそうな言葉です。
◆ヒント3 言葉の意味
さらに大ヒントとして、言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によれば、「型録」の意味は「目録。展示物・商品・営業内容などについての目録や案内書。」というものです。
さて、もう分かりましたか? では正解を見てみましょう!
■正解は、こちら!
「型録」の読み方、正解は「カタログ」でした。
カタログは、英語ではcatalog(またはcatalogue)と表記されます。が、日本では「型録」という漢字表記が昭和20年くらいまで一般的に使われていました。
見慣れた言葉にも意外な歴史が秘められているものですね。
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(豊島オリカ)