未公開カットも!七海ひろきさんの「2020年の振り返り&2021年の抱負」

大好評の七海ひろき連載! 2月号の未公開カットとともに、2020年を振り返るWEB特別インタビューをお届けします♡


元宝塚歌劇団・男役スターで、今ますます注目を集めるアーティスト・七海ひろきさんの連載企画「Emotional-time」。ときめきのスペシャリストである七海さんが心動かされる〝エモい〟モノ・コトへの想いを、スペシャルポートレートとともに毎月本誌でお伝えしています。現在発売中のCanCam2021年2月号の連載テーマは、年末年始の発売号ということで「和装」! 四季の美しさや季節の行事を大切にしている七海さんらしい〝Emotional〟ですよね。

 

着物¥55,000・羽織¥59,000・角帯¥44,000(Y. & SONS)、帽子¥20,000(CA4LA プレスルーム)、その他/スタイリスト私物

▲本誌ではお見せしていない全身カットを特別にお届け♡着物をラフに着崩してみたい!という七海さんのリクエストで、モダンな和装スタイルに挑戦。ブーツ合わせがハイカラで素敵です。

「年末年始の号なので…」と、七海さんに【2020年の振り返りと2021年の抱負】についてインタビューをしていたCanCam編集部。本誌未公開のスペシャルカットとともに、その内容をお届けします。

支えてくださる皆さんの存在がより近くに感じられた——こんな状況の今だからこそ分かったこと


世の中が大きく変わった2020年。七海さんにとっては、どんな1年だったのでしょう。

「2020年は、退団後はじめて主演をさせていただいた舞台『RED&BEAR~クィーンサンシャイン号殺人事件~』からスタート。念願だったアニメの声優や、退団して初の女性役、そしてCanCamでの連載など、いろいろな新しいことに挑戦できた年でした。宝塚歌劇団を退団してから2年が経ち、〝新・七海ひろき〟としてまた一歩踏み出せた年だったなと思います。それと同時に、コロナ禍において今まで経験したことのない環境で挑戦をしつづける1年でもありましたね」

▲冬らしくマフラーをあしらったカットも。神社の澄んだ空気の中、凛と佇む七海さんが本当に美しくて…どのカットも思わず惚れ惚れ!

このような状況になる前からオンライン配信などを行っていた七海さんですが、「自分にできることは何だろう」と改めて考え直したといいます。

「どんな状況であっても、応援してくれている皆さんに元気と希望を届けられる存在でありたい。そう思い続ける日々でした。手探りではあるけれど、私にできることを、私ひとりではなくみんなで探す。振り返ると、そんな毎日だったなぁと思います。〝スタイリッシュ手洗い〟とか〝スタイリッシュ体操第一第二〟とか…たくさんの人の力を借りて実現できた挑戦を、皆さんが楽しんでくれたのが幸せでした!」
(〝スタイリッシュ手洗い〟…? 〝スタイリッシュ体操〟…?? と頭にハテナが浮かんだそこのあなたも、「出た!」と思ったそこのあなたも、ぜひそれぞれのリンク先動画をご覧ください♡ 年末年始、健康に過ごしましょう!)

▲マフラーを外し、ハットをON。目元の見え方を確認しながら、ツバの角度などは自ら入念に調整。さすが七海さん!なコダワリっぷりに感動。七海さんが帽子をサッとかぶるたび、撮影現場は歓喜の渦に包まれたのでした…!(笑)

「今までと違う〝会い方〟ではあったものの、オンラインの配信はリアルタイムで繋がれている感覚があって。皆さんの存在をより近くに感じることができました。だけど、だからこそ、早くファンの皆さんに会いたい気持ちも大きくなった。そして、ファンの皆さんも同じ気持ちでいてくれことがすごく嬉しかったですね」

ファンの皆さんについて話す表情が、言葉の通りとても嬉しそうで、そして優しかったことがとても印象的。「改めて1年を振り返ると…」と七海さんは続けます。

「どんなに状況が変わっても〝何かを届ける〟という気持ちを大切にしていれば、それを受け取ってくれる皆さんも必ず応えてくれる。本当にファンの皆さんの存在に勇気づけられました。こういう状況だからこそ初めて知った気持ち、感じられた気持ちがたくさん。そういう意味で本当に〝実りのある1年〟でした」

退団3年目。2021年は仕事の基礎力を上げていく〝鍛錬の年〟にしたい


では、来年はどんな1年にしていきたいですか? そう質問すると…

「もう2021年!ついこの間、2020年の抱負を話していた気がするのに、本当にあっという間!」

と驚きを隠せない七海さん。3月末には退団3年目を迎えますね、と続けて問いかけてみました。

「退団1年目は土台づくりの年。そして2年目は土台に彩りをつける年にしたい…と思っていましたが、もう3年目かぁ…」

なんてしみじみ。2021年の抱負を伺うと「う〜ん、何だろうな〜、何にしようかな〜」とちょっぴりお悩みの様子です。

▲着物の下にシャツをレイヤードし、首元には蝶ネクタイを。さまざまなバリエーションの着物やシャツ、小物の中から、スタイリストさんと相談しながら「この組み合わせを着てみたい!」というコーディネートで撮影に挑んだのでした。

「2020年、いろいろなチャレンジをしていく中で感じたのは、どの現場も誰もが強く高いプロ意識を持って着実に仕事をされているということ。ひとりひとりがきっちりと自分の仕事をすることで、いいものが生まれてくる。今年に限らず、退団してからずっと感じていることではありますが、多彩な仕事をしていく中で改めてそう思うようになりました」

▲お参りをして目を開けて隣を見たら……なんて初詣デート妄想がとまらないカットも♡ 神様には〝頼み事〟をするのではなく「頑張るのでよろしくお願いします!」と挨拶をして気合を入れるのが七海さんのスタンスだそう。

「だからここで一度、私自身も自分の原点に帰っておきたい。2021年は自分の仕事の基礎力を上げていく〝鍛錬の年〟にしたいですね。宝塚時代にやってきたこと、そして新しい世界でやってきたこと。昔の経験に助けられることがあれば、その一方で新しく学ばなければ出来ないこともたくさんある。宝塚で得た16年の積み重ねを大切にしつつ、そこにどんどん新たな自分を上乗せしていけたら…。一年一年、一歩ずつ、ファンの皆さんとトコトコ進んでいけたらいいなと思います。って、なんだか1年の抱負とはズレちゃいましたね(笑)」

▲撮影の最後に(2021年の運勢を占うにはまだ早いタイミングだったのですが、せっかくなので)、おみくじをひいてみました! さて、結果のほどは…?

2020年も、数えきれないほどたくさんのときめきを与えてくれた七海さん。2021年は果たしてどんな〝エモいときめき〟が待っているのか、今から楽しみです! そして、現在発売中のCanCam2月号では、大好きな「和装」についての想いを熱く語ってくださっています。こちらもぜひチェックしてくださいね♡

撮影/三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト/浅井直樹(Vigroo) ヘア/塩田勝樹(Sui) 構成/旧井菜月、山梨智子(本誌)