連載『カラダに良いこと、やってます』第21回:肩甲骨をとにかく回すことと寄せることが大事な訳
Eureka整骨院の医院長・石井友葉です。熱き情熱を大切に、患者様ひとりひとりに向き合った治療を心がけています!
連載『カラダに良いこと、やってます』では、“自分らしい健康” を見つけるきっかけを提供していきます。今回は第13回でも扱った“肩甲骨”に関してお話してみようと思います。
パソコン・スマホの影響は背中(肩甲骨)に?
お仕事だけでなく、プライベートでもパソコンやスマホを使うことが多く、前かがみ・猫背姿勢で長時間過ごしてしまうことが多いですよね? そんな現代人とって、背中(肩甲骨)に目を向けることは健康にとって大切になります。その理由を解説していきますね!
カラダの不調を訴えるとき、肩こりや腰痛を自覚される方は多いですが、一番に“背中”という人はなかなかいません。そのため、日頃から自分で意識していないとその不調に気づかず、どんどん悪化させてしまうことがあります。悪化につながる要素をいくつか書きだしてみました。
①背中と前側の筋のバランスが崩れる
最初に書いた通り、デスクワークをしているときは、前かがみになっているため背中の筋はずっと伸ばされています。伸ばされ続けた筋は収縮機能が低下します。それが続くと戻すことが難しくなり、背中の筋は伸び切ったまま、逆にカラダの前側の筋は収縮し、縮んだまま固まってしまうのです。
②何層にもなっている
カラダはどこの部分にもいくつかの筋が入り交じっていますが、背中はとくに筋が何層にも重なり、上にはとても大きな筋が覆いかぶさってるため、奥の方にある筋は、意識しないと、しっかり動いてくれません。とくに、最も奥にある筋(とくに大・小菱形筋)は、小さい筋ということもあり、悪い姿勢を放置するとすぐに硬まってしまいます。
③肩・頸・腰全てにつながる
カラダは無意識に、カバーし合うようにできています。背中はカラダ(体幹)の中心にあるので、腰・肩・頸が疲れたり凝ってくると背中に影響します。逆に背中の不調はその他の部分に悪影響をもたらしてしまいます。
④肩甲骨と脊柱(背骨)が狭い
人によって多少の差はありますが、肩甲骨と脊柱の間はとても狭く、その分、動かせる可動範囲も小さいのです。日常生活の中ではそこまで、収縮してくれないので意識して動かすことが大切になります。
肩甲骨をほぐすのは、とにかく回すことと寄せること!
前述したように、肩甲骨が硬くなってしまうのは、長時間の同姿勢により、筋が伸びきった状態で筋収縮機能が低下してしまうことです。日頃から、対策するには、気づいたときに肩甲骨を動かすことです。
動かすPOINTは、胸を思いっきり張って肩甲骨をグッと寄せることと手を肩につけて肩甲骨を後ろに回すことです。肩甲骨を寄せるときは、手のひらを上にしてあげると肩甲骨を寄せやすくなります。肩甲骨の動きを感じながら、一回一回ゆっくり行いましょう!! 前回、肩甲骨に関してお話しした際にも動かし方を説明していますので、そちらもチェックしてみてください♪(石井友葉)
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石井友葉
2011年に柔道整復師の資格を取得。ふたつの整骨院で分院長として経験を積んだ後、2018年7月17日にEureka整骨院を開院。本当の健康とはなにか、を考えて、食事・美容・トレーニングの知識を取り入れて治療に励んでいます。