現金がなくても買い物ができて、ポイントも貯まるということから、買い物は「クレジットカードを使う」という人も少なくないはず。とはいえ、世の中にはたくさんの会社の様々なクレジットカードがあるわけです。
そこで、『Oggi』9月号の人気連載「楽しく賢く“貯まる女”になる!」に届いたこんな悩み。
「どのクレジットカードがお得なの? その見極め方は?」
見極め方の大きなポイントは、「ポイント還元率」と「割引サービス」です。ただし、意外な落とし穴もあるので、以下3つのポイントをご紹介します。
■自分の生活に合う「割引サービス」があるものを選ぶ
クレジットカードを利用して現金より安く買えるというなら、これは利用する価値は大いにあります。このメリットを活かすためには、日常の自分の行動範囲を考えて、ライフスタイルに合ったカードを利用するのがベスト。仕事帰りに立ち寄るデパート、食料を調達するスーパー、書籍や雑貨を買うインターネットショップなど、よく利用するお店を思い浮かべてみましょう。
■メインで使うカードは「ポイント還元率」に注目
数あるクレジットカードの中からメインにしたいカードを選ぶときのコツは、ポイントの「還元率」に注目すること。いくらの利用で何ポイント付与されるか、1ポイントにどのくらいの価値があるのかはそれぞれのカードに違いが。ポイントの“おトク度”を知る指標になるのが「還元率」です。
では、目安になる簡単な計算式で、自分が持っているクレジットカードのおトク感を調べてみましょう。
1,000円で1ポイント貯まり、1ポイントの価値が10円と考えると……
「10円÷1,000円×100」=還元率は1%
仮に、毎月クレジットカードで3万円を利用する場合、還元率0.5%のクレジットカードから1.5%のクレジットカードに変更すると、還元される金額は年間で1,800円から5,400円になります。つまり年間で、3,600円もおトクに!
最近は、還元率の高いカードが増えてきているので、長く愛用しているカードが本当におトクなのか確認してみたほうが良さそうです。複数枚持つ場合でも、還元率の高いカードを選んで集中して利用することで還元される金額が多くなります。
■還元率の高いカードの落とし穴に注意!
還元率が高いカードは、年会費がかかることも多いので、それがかかってもモトがとれるのかどうかを事前に確認することが大切。計算の仕方は、「年会費÷還元率」。仮に年会費が1,500円で還元率が1.5%のカードは、年間で10万円程度利用する見込みがあるならモトがとれるということになります。
支払が後回しになるクレジットカードを見直すことで、堅実なお金の貯め方ができる女になれるはず! メインに使うクレジットカードを選ぶときには、年会費も考慮しつつ「還元率」に注目するのもお忘れなく!(さとうのりこ)
(『Oggi』2014年9月号)
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