超役立つ!美人すぎる東大生谷山響さんが、東大に現役合格した勉強術

超役立つ!美人すぎる東大生谷山響さんが、東大に現役合格した勉強術


東京大学。

言わずと知れた日本の最難関大学に入るため、数多くの受験生が日夜勉強を重ねています。
でも、当たり前ですが全員が合格できるわけではなく、合格率は約3割。

そんな中で、一発で東大に現役合格できる人は、いったいどのような勉強を行い合格するのでしょうか?

お話をうかがったのは、CanCam it girlとしても活躍している現役東大生の谷山響さん。

谷山響

「理科二類に入学したけれど、入ってみたらフランス語のほうが好きだとわかって文学部に文転した」という異色の経歴の持ち主。
響さんが行ったのは、徹底的な復習と、現実的なスケジュール管理。そのコツをこれから2回にわたりご紹介します。

▼中3で東大に行くことを決めた。響さんが東大を受験するまで


東大生は両親も東大という人が多いのですが、うちの両親は専門学校出身で、デザイン系の仕事をしています。勉強や受験について強制されたことは一度もありません。

はじまりは小学2年生のとき。地元のすごく小さい塾に通ってみたときに「勉強って面白い、好きかも」と思って、そののちに自分から「中学受験がしたい」と両親に伝え、中高一貫の学校を受験しました。ただ、その先の進路が決められず「じゃあ、とりあえず頑張れるだけ頑張って、東大に入ろう」と思ったのは中学3年生の頃です。

中学1年生の頃から学校の勉強自体はずっとちゃんとやっていましたが、いわゆる「大学受験勉強」を始めたのは高校2年生の夏です。いわゆる「苦手科目」がそこまでなかったのですが「どの教科もそこまで苦手じゃない、でもどの教科もそこまで得意じゃない、どれも平均」というところからのスタートです。

▼受験勉強で心がけたこと


【1】毎日数分でも、すべての教科にふれること

私の場合、どの教科も「やらない期間」が3日以上空いてしまうと鈍りました。受かりたいならこのくらいできなきゃいけないというレベルより落ちてしまい、勘を取り戻すのに時間がかかるので、受験科目については毎日数分であっても絶対にふれるようにしていました。

【2】とにかく、解く

参考書を読んでいるだけだとすぐに眠くなっちゃうタイプだったので(笑)、「とりあえず解く」が何よりの基本です。東大受験にいいとされる問題集をひとしきり終わらせてから、最終的に東大の過去問を20年分くらいは解きました。
参考書を読んでいるだけだと、自分で「覚えたつもり」になってしまうことがあります。でも、実際に問題を解いてみると、本当に覚えているところ・わかっているところと、そうじゃないところが見えてきます。「読んでいるだけ」ではだめです。とにかく「やってみること」が重要です。

【3】とにかく、徹底復習。できないことをなくす。

どんな問題集でも、一度解いて答え合わせをしたら、間違った問題にはふせんをつけて、きちんと本当に解けるようになるまで何度もやります。
1日後、3日後、1週間後、2週間後、1か月後に見返して、すべてのふせんがなくなるまで繰り返します。たとえまぐれで解けても、解説を読んで「また似たような問題が出たら解けないかもしれない」など、ちょっとでも不安な部分がある問題はふせんを貼ったままにして、もう1回やります。

1回やっただけじゃ、人間の脳は絶対に忘れます。どんな天才でも昔のことは忘れます。だから徹底的に、できるようになるまで何度も繰り返します。
日常生活でよく使うことって、わりと複雑なものでもすぐ覚えられますよね。それと同じように、何度も繰り返すことで「この情報が何度も入ってくることは、重要なことなんだ」と脳が覚えてくれて、ようやく長期記憶になってくれます。一夜漬けで頑張って単語を覚えても、短期記憶ですぐ抜ける。何度も繰り返して、脳に「きみの人生に必要なことなんだよ」と思わせることがいちばん重要です。

 

▼不安をなくす。勉強計画の立て方


塾や予備校にがっつり全教科通っている場合はそのペースに合わせてやっていけば大丈夫だと思いますが、私の場合しっかり通ったのは英語・数学のみで、集中講義で化学や国語にちょっと行ったくらい。しかも数学は最終的に先生が怖かったので途中でやめちゃいました(笑)。
独学の部分が多かったので、勉強計画は両親からアドバイスを受けながらしっかり立てていました。

【1】勉強がつらいのは不安だから。不安を消す方法

私も勉強がつらいときは結構ありました(笑)。でもなんでつらいかって、何かしら「不安だから」なんですよね。
「なんとなく不安」になってしまったら、一度「短期的ゴール」を紙に書き出して、その日までにやるべきことを逆算し、それに対して「今日はこれだけできていれば大丈夫」と可視化していました。
たとえば今月末に模試があるとして、それをゴールと設定します。人それぞれ目標とするレベルに達するために、その日までに「この問題集は完璧にできるようになっておきたい」「完璧じゃなくても、せめて1周はしておきたい」などがあると思います。そこから模試まであと何日あって、この問題集はこれだけあるから、1日どれだけやったら間に合うか、という計画を、ちょっと余裕を持たせて書き出していました。
この「ちょっと余裕を持たせる」のがポイントです。さっきの「徹底復習」の分もあらかじめ計画に組み込んでおけば「終わらなかった!」「結局できることが増えてない!」などと思うことはありません。

【2】余裕を持った計画の立て方

問題集によってちょっと変わってくるんですが、大きく分けて2つの方法があります。

・とりあえず1日やってみて、ペース配分を考える
問題集に手をつけ始めた最初の日にとりあえずやってみて「このくらい難しいから1問解くのに20分かかる。たぶんやり直したい問題はこのくらい発生してくる。1日あたりこの教科には2時間配分したい。そのうち1時間はこの問題集に使う。じゃあ1日3問くらい進めていける。やり直しの分も考えて、それならとりあえず間に合う」などと計画を立てます。

・できないであろう問題数を想定する
そうやってさまざまな問題集を解いていると、そのうち「このくらいの問題集のレベルなら、100問あるうち30問くらいは絶対できなくて困る問題が出てくるだろう」とだいたいわかるようになってくるので、その場合は最初から130問(100問を全部+解けない30問をやり直す分)の問題集だと思って、じゃあ1日何問ずつやっていこう、と予定を組んでいきます。

谷山響

▼独学の参考に! 自分に合う問題集の選び方


【1】自分にいちばん入ってきやすい文体を選ぶ

どの参考書や問題集にするかは、シンプルに「東大 受験 化学」などで検索して、良さそうなものを見つくろいました(笑)。
いくつか見当をつけてから実際に本屋さんに行って、自分と相性が良さそうか、やる気が出せるかどうかを確かめます。「読むこと」自体ストレスがかかることなので、余計なストレスがかからず、少しでも自分に入ってきやすい、読みやすい文章のものを選ぶのがコツです。

文体やレイアウトは、参考書や問題集によって本当にさまざまです。世界史などがわかりやすい例だと思いますが「昔ながらの参考書で、文体も古典っぽい。全体的にモノクロ」「絵や図が多用されていて、重要なところに色がついていて、文体は少々柔らかめ」「さらに噛み砕いて、ジョークやマンガなどがよく使われている」などさまざまなテイストのものがあります。私は中間のものがいちばん読みやすいのでそれを選んでいました。

【2】問題集は解説をチェックする

解説もかなり重要なポイントです。
たとえば物理などは、問題集によって解説の詳しさがまったく違います。エッセンスだけが書かれているものもあれば、とても噛み砕いて丁寧に解説されているものもあります。問題集のレベル感にもよりますが、解説を読んでみて「これだけじゃわからないな」というものは選ばないようにしていました。

▼英語の勉強法は「音読」


英会話は子どもの頃から習っていたのですが、大学受験に必要な勉強とはまた別でしたね(笑)。

英語については特に苦手も得意もなく普通だったものの、単語を覚えることが苦手でした。ただ、私が中学1~2年の頃からずっと行っていた塾では、一般的な塾と違って、単語を覚えるのに単語帳ではなく「音読」を推奨していました。

「授業で精読した英文を、1週間ずっと復習し続けなさい」という方針で、次の授業までの間に暗唱できるようになるまで音読していました。音読しているうちに脳が勝手に単語を拾って覚えるんです。「覚えている」という感覚はないものの、不思議と確かにどんどんわかる文章が増えていったので、受験の直前まで英文の音読は毎晩やっていました。寝る前に塾の教材の英文を1~2個くらい音読する。その塾の問題文に使われる英文は、実際のニュースや本からとっているような難しい文章も結構あったのも良かったです。
ただ、文法は別で勉強する必要があったので、問題集を買って、他の教科と同じように、ひたすらできるようになるまで繰り返していました。

 

 

世の中に数多くの勉強法が溢れていますが、響さんが行ったのは「しっかりと計画を立て、徹底的に復習。できないことをなくしていく」という王道の勉強の積み重ね。急がば回れの精神で、コツコツとできることを増やしていくのが、結局のところいちばんの近道なのかもしれません。
とはいえ、そんな響さんにも「集中できないとき」はあったようで……。後編では、そんな受験勉強の敵「なかなか集中できない」を解決する方法をご紹介していきます。お楽しみに♪(後藤香織)

★次回はコチラ→ これで東大現役合格!美人過ぎる東大生、谷山響さんの「集中力」を高めるワザ

 

★CanCam it girl 谷山響 プロフィール

谷山響

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★問題集は問題を解くことが目的じゃありません【現役早大生・高折沙羅の自分に克つ勉強法】

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