こんなときは「浮気したくなってしまう」ので注意!
恋人がいても、満たされていても浮気をしたくなる瞬間があります。それはほんの少し魔が差しただけなのかもしれませんが、実はそこには確かな原因があることがほとんど。あなたにも、そんなシーンが訪れる可能性はゼロではないのです。そこで今回は、「浮気したくなってしまう」ので注意すべき瞬間・シチュエーションをご紹介いたします。
■相手のことをすべて知ったように感じたとき
社会心理学者クルト・レヴィンは、物事の理解のためのモデルを提唱しました。これは解凍・変化・冷凍のプロセスにより、本質を理解していくというもの。変化への意識、これまでの見解の取捨、新しいものの見方の固定化による3ステップです。ここで気をつけないといけないのは、解凍、すなわち変化への意識が終了したとき、つまり恋人のことを完全に理解したと思い込んでいる状況です。本当は深い部分まで理解しているわけではないのに、あたかもすべてを知ったように感じたとき、飽きを感じてしまい他の異性に意識が向いてしまいがちなのです。付き合い始めてある程度の期間が経つと訪れるシチュエーションなので、要注意です。
■自由を奪われた・束縛されたとき
心理学ではふたりの信頼関係をラポールと言います。これが壊れてしまったり、グラついていると、浮気に走りやすくなるとされます。そして、そのラポールを意図せず壊してしまうアクションが、束縛すること。そのため、彼があなたの友達関係や時間など自由を奪ってくると、関係が壊れてしまいやすくなると言えます。その結果、彼との付き合いから逃げ出したくなり、他の異性に気持ちが浮わついてしまう恐れが。彼が束縛してくるようなら、しっかりと自分の意思表示をしましょう。
■他に魅力的な異性からモーションかけられたとき
恋愛はふたりの心理的関係のバランスが取れていないと不安定になってしまいます。それは心理学の研究によると、どちらかが不公平だと感じることで性的行動が避けられることからも明らかです。そのため、あなたが不公平感を抱いているときに、他の魅力的な異性からモーションをかけられると、思わずフラッと浮気したくなるでしょう。また、今の彼よりも、身体的・経済的・性格的に優れた異性から好意を伝えられると、より優秀な異性を選びたいというパートナー選択がなされるため、同じく浮気をしてしまいがちに。
■恋人が浮気したかもしれないと疑っているとき
心理学者バスの研究によると、精神的な浮気を疑うとどんどん嫉妬心が激しくなり、相手を独占したくなるとされます。そうなると関係はどんどんマイナスの方向へ。もちろんこれは、恋人が浮気をしていなくても、疑うことによって湧きおこってくる感情。そして、嫉妬心の対象がわからないまま、身に見えない恋人の浮気相手に向かうと、当てつけることで攻撃したくなる場合も。つまり、好きでもない相手と浮気をして、恋人に対し精神的にダメージを与えたくなるのです。複雑な心理ですが、生産的でない浮気の一例だと言えます。
浮気は、気持ちが浮わつくと書きますが、確かにその通りかもしれません。どのような状況でも、自分の気持ちが相手から離れてしまう状況下で、浮気をしてしまうものです。ただ、その原因はあなた自身にある場合だけでなく、恋人にある場合も。実際に浮気に走ってしまうかどうかの最終ラインは、信頼関係があるかどうかにかかっていると言えます。あなたと彼の関係はどうでしょうか。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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