月経の回数が増えると危ない?女の子なら知っておくべき8つのこと

子宮の病気で知っておくべき8つのこと



女の子の体の中にある、とっても大切な臓器・子宮。子宮の病気はいろいろあるけど、「まだ20代だから大丈夫」と思っていませんか? 実は近年20代でも「子宮頸がん」のリスクが高まってきていることをご存知でしたか? 子宮頚がんは、正しい知識を身につければ早期発見にもつながります。
今回は、病気について知っておくべきことを産婦人科医・丸田佳奈先生が教えてくれます!

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私たちの「子宮」の病気について知っておくべき8つのこと

子宮 生理
(c)Shutterstock.com

「若い世代の女性は、あまり婦人科を受診していないと聞きます。また、日本は子宮がんの検診率もかなり低いという報告が……。婦人科疾患や性感染症は自覚症状が表れにくいものが多く、定期的に婦人科で検査することが大切です」(丸田先生)
私たち女性にとって大切なカラダのことだから、ちゃんと知って正しい知識を得れば、トラブルの早期発見にも役立ちます。

ここからは、子宮の病気について知っておくべき8つをご紹介。ひとつでも当てはまったら今すぐ婦人科へ!

 

①子宮の病気は、自分ではなかなか気がつきにくい!?

「婦人科系の病気には、かなり進行しないと自分でわかる症状が出てこないものも多いんです。だからこそ、病院で定期的に検査してもらうことがとても重要です」

②生理の不調は、子宮の病気のサインの可能性アリ!

「子宮や卵巣の病気が、月経過多や月経困難症などの生理の不調を引き起こすことがあります。たかが生理と思わず、異常を感じたら早めに婦人科を受診して!」

 

③月経回数が上がるほどリスクが高まる婦人科疾患がある!

「子宮内膜症やチョコレート嚢腫は、月経や排卵の回数が増えるとリスクが高まります。昔の女性に比べ、現代人は人生の月経回数が増えているので気をつけたいですね」

④子宮の病気を放っておくと、不妊の原因に…!

「婦人科の病気だけでなく、性感染症でも放置すると不妊の原因になるものが。病気が進行するほどリスクが高まるので、異常を感じたら早めに病院を受診しましょう」

 

⑤良性の病気もあり、なったからといって即手術にならない場合も

「子宮筋腫や子宮内膜症は良性疾患と呼ばれ、症状や年齢などに応じて薬物療法になることもあります。また、早期発見した場合は経過観察になることも」

 

⑥性感染症以外にもセックスからうつる、子宮の病気がある!

「子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス(HPV)も性交渉で感染します。免疫の力で排除されることがほとんどですが、居着いてしまうこともあるので子宮がん検診は大切」(丸田先生)

 

⑦20代でも数年に1度子宮頸がんの検査が無料に!

「各自治体から子宮頸がんの無料検診クーポンが配布されており、該当年齢なら無料で検査可能に。ただ、住んでいる市区町村により配布内容は異なります」

 

⑧低用量ピルを飲むことが、子宮の病気の予防や治療になる場合が!

「子宮内膜症や子宮筋腫は、ピルにより進行をくい止めたり、症状を軽くすることが可能です。(ただ、ピルの長期服用は乳がん発症リスクをわずかに高くする可能性も)」

 

 

■教えてくれたのは…

産婦人科医 丸田佳奈先生
現役の産婦人科医として、様々なメディアで女性の体や美に関して発信中。著書『キレイの秘訣は女性ホルモン』(小学館)は、女性の体の仕組みや美しく生きる秘訣が満載!
CanCam8月号「Girls Body Book」より
撮影/金野圭介 イラスト/たなかみさき 構成/西村真樹、衛藤理絵 WEB構成/佐藤佑月

 

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