新元号「令和」に決定!出典は万葉集らしいけど…「万葉集」ってなんだっけ?

新元号「令和」に決定!出典は万葉集らしいけど…「万葉集」ってなんだっけ?

4月1日、新元号が「令和」となることがとうとう発表されました!

令和

「元号」は「二文字であること」「出典があること」などさまざまなルールの中で決められています。
今回の「令和」の出典となったのは、日本に現存する中で最古の歌集とされている「万葉集」。「時に初春の令月、気淑く風和ぐ」と記述されています。

意外なことですが、日本で記された「国書」を出典とする元号は、確認できる限り初めて! とのこと。

そんな「万葉集」ですが、誰もが学校の授業でチラリと聞いたことがあると思いますが、どのようなものか覚えていますか?
この機会に改めて学んでいきましょう♪

「万葉集」ってなんだっけ?

万葉集は、大伴家持(やかもち)が現存の形に近いものにまとめた、とされている全20巻ある奈良時代の歌集です。

短歌・長歌・旋頭歌・仏足石歌・連歌の五体で、歌数は4500余首。仁徳天皇の皇后磐姫(いわのひめ)の作といわれる歌から、天平宝字3年(759)大伴家持の歌まで、約400年にわたる全国各地・各階層の歌が収められています。東歌(あずまうた)・防人(さきもり)歌などを含み、豊かな人間性を素朴・率直に表現した歌が多い。現存する最古の歌集で、万葉仮名を多く用いています。

万葉集を男性的でおおらかな歌風である「ますらおぶり」、その後の古今和歌集以後を優美・繊細な歌風の「たおやめぶり」として対比させたことなども、学校の授業で出てきましたよね。(懐かしい!)
(出典:大辞泉(小学館))

 

「自然の美しさを愛でることができる平和な日々に心からの感謝を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆様とともに切り開いていくと、新元号の決定とともに思いを新たにしております」と、安倍総理は談話発表にて語りました。

 


【まとめ】

日々の忙しさの中でついつい「美しさを愛でる」ということを忘れてしまいがちですが、まさに今は桜も満開で、自然の美しさを愛でる……ということを最も行う頃。
そんな頃に発表された新元号「令和」とともに、私たちも思いを新たにして、正しく、美しく生きていきたいものです♪(後藤香織)