牛が3つで「犇犇」読める?「ぎゅうぎゅう」じゃなくて、こう読みます!

ずっと日本語を使って暮らしていても、初めて見る漢字ってまだまだあるものです。たとえば、犬が3つで「猋」、門+一で「閂」、石が3つで「磊落」……などなど。
そんな「読めそうで読めない日本語クイズ」から、本日のお題はこちらです♪

「犇犇」
牛が3つの犇という字が、さらに2文字重なったこの日本語。読み方は「ぎゅうぎゅう」ではありません。みんなが知っている日本語なのですが、いったいなんと読むのでしょうか? ヒントをもとに当ててみてくださいね。

■ここでヒント!

読み方をさぐるため、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「犇犇」の意味と使い方は次のとおりです。

1 強く身に迫るさま。切実に感じるさま。例:「責任の重さを犇犇と感じる」
2 すきまのないさま。ぴったり。例:「港に船が犇犇と並んでいる」
3 強く押されて鳴る音を表す語。みしみし。
4 猶予や容赦のないさま。びしびし。
5 ひたすらある動作をするさま。

現代で主に使われているのは、1の意味です。「プレッシャーが犇犇と伝わってきた」「人の優しさを犇犇と感じた」などの言い回しで見聞きすることが多いでしょう。ちなみに「犇犇」をひらがなで書くと、「○し○し」の4文字です。

なんとなく分かりましたか? では、この辺りで正解を見てみましょう。

■正解は……こちら!

「犇犇」の読み方、正解は「ひしひし」でした。「ひしひしと伝わってきた」というときの「犇犇」は、漢字表記だとこのような字になるのですね。ちなみにこの「犇」という字は見た目どおりたくさんの牛が集まって走るさまを表していて、「ひしめく」という日本語も漢字で書くと「犇めく」になるんです。

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(豊島オリカ)

 

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