メイクしていない風を装って、「素顔が可愛い♪」を狙うのが、すっぴんメイク。だけどもちろん“すっぴん”なわけでなく、むしろこのメイクには、かなり緻密に計算された“5つの仕込み”が盛り込まれているのです。
▼「しっとりシフォン肌」
まずは下地。毛穴を消しながら肌になじむベージュの下地がベスト。しっとり感が欲しいので、潤い効果の高いタイプを選びましょう。
続いて、ファンデーションはクリームタイプを。手の甲にファンデーションを出して、やわらかくしてから肌にのせると、のびがよくなり色ムラ防止にも。ファンデーションをスポンジにとり、頬下の三角ゾーンに中央から外側に向かって叩き込むように塗ると毛穴隠しに。
肌の仕上げは、パフを使ってお粉をていねいにのせていきます。パフにお粉をつけたら。パフをしごいて余分なお粉をはらうのがポイント。これをしないとマットな肌になりすぎるのでNG。そして、目の周り、小鼻、頬やおでこ……とお粉をのせていきましょう。最後に、お粉をつけていないブラシで肌全体をくるくると。お粉がなじみ光沢感がアップ!
▼「ナチュラル太眉」
眉は、パウダーをふわっとのせるのがコツ。髪色よりワントーン明るいアイブロウパウダーを太めのブラシにとり、毛と毛の隙間を埋めるように眉全体にさっと塗る。次に、斜めカットのブラシで眉尻を描く。長さは、目尻の延長線ぐらいの長さがベター。
▼「きゅんきゅんバンビEYE」
まず、マスカラは余分な液をティッシュなどで拭き取り、ダマになるのを防ぐのが大事。太く黒くするというより、カールをキープするためにまつげをコーティングする感覚で。下まつげにも軽く塗りましょう。
▼「無邪気な白桃チーク」
肌になじんで色落ちしにくい練りタイプがおすすめ。やや濃いめのホットピンクを頬の高い位置に丸く塗り、頬骨にそって楕円形に広げます。仕上げに、ベースメイクで使用したお粉をブラシで重ねれば、ヨレを防いで、ローズ色から白桃色に!
▼「ちゅるりんピンク唇」
普段は透明のリップ美容液を塗っただけ……なんて人はいませんか? リップこそ“仕込み”で色っぽさが表現できるパーツ。ファンデーションで使用したスポンジで唇の色を抑え、コーラルピンクの口紅を塗ります。そして指でポンポンとなじませたら、リップ美容液を重ねる。中央に多めにのせる立体感あるリップに仕上がります。
<すっぴんメイク、ココがポイント!>
★メインを塗る前に、ベースをきちんと作る
メイクを“仕込む”ということは、ベースで80%完成させるということ。肌作りは、ファンデーションよりも下地をしっかり塗るように意識を。
★アイテムを塗った後、必ず肌になじませる
すっぴんぽく見せるには、ファンデーションが肌になじんでいることが重要です。塗りっぱなしではなく、指の腹や手のひらを使って、しっかりとなじませて。
★各パーツではなく、全体の総合点で勝負する
どこかのパーツだけ主張していると、メーク感が出る恐れが。各パーツのメイクは薄くても、仕上がった顔全体を見るとなんとなくすっぴんと違って盛れている……というのがすっぴんメイク!
「すっぴんメイク」は、もともとの自分の顔立ちを生かしたメイクとも言えますね。この時季、忘年会や女子会では、すっぴんメイク+どこかのパーツに明るめの“色み”を差してみてください。きれいに整えられた肌に、明るい色が映えて、ぐんと洗練されたトレンドメイクに仕上がるはず。ぜひ、お試しあれ。(さとうのりこ)
(『CanCam』2014年2月号)
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